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トップハート物語(6063)立志伝敢闘編
20/10/27
2015年(平成27年)10月上旬。
 高齢者の歴史を残すのに、よくエンディングノートが用いられる。しかし、多くの高齢者は自分でそんなものを書くなどという面倒なことはしない。その打開策を考えていたが、見つかった。
 あの「ララ♪こあら」での親と子の紙芝居の読み聞かせイベントで、お孫さんと一緒に参加して楽しんでいたおばあさんを見て、高齢者向けの紙芝居、それも自分が主役の物語を作って、施設など入所しているところで演じたらいいだろうと思っていた。
 その為には、色々と準備して仕事を分担する必要がある。その一つが原稿を書くこと、インタビューをした後に、まとめて物語を作成するのだ。次に、そのインタビューをした内容をまとめて、絵にする。そして、出来上がった紙芝居を使って演じる。その継続的なものを、システム化してやっと出来上がるのだ。
 そのいずれもが、「ララ♪こあら」を設置したことで完成をした。その第一号が今日の通院だ。その通院は、私が保佐をしているご本人が使用している薬が無くなるので、その検診をして薬を頂くことになって居る。その指示を私の方でする訳で、実行はNPО法人で実施して貰う。
そのような手配が簡単にできるのは、介護職の経験がありケアマネジャーとしても動いていたので、制度などと依頼する相手は簡単に探すことなく出来るのだ。そのような、形を整えて出発した。
 同行は、その依頼をした新たにNPО法人に加入した者だ。その二人のうち、一人は美大を出て、絵心がありそのプランを出したところ大いに喜んだ。同じく、同行したもう一人の女性は声優の経験と司会業を今でもやっているのだ。
 ただ、二人とも話好きで、言葉が途切れない。だから、コミュニケーションは行けると思っていた。NPО法人常勤理事に道案内をさせて、運転が好きだと言う声優にさせながら、私は黙って居ようと思っていた。
 しかし、運転してるのと指示するのと風景が異なるのか、NPО法人常勤理事の指示が的確でなく自信が無い。仕方が無く私がipadでナビをして誘導した。施設はショートスティ専門の施設で、一時的な入所だ。
 その施設にNPО法人常勤理事の指示で対応するように、今度こそ私は車の中で待っていた。迎えに3人で行かせた。将来は、同行の二人で対応をさせようと思う。まだ、NPО法人の会員ではなく、今日の朝入会届を出したのだ。
 理事会、総会承認を経て入会するのだが、それが終われば一緒に二人だけで行くことができるのだ。その為の布石だが、どうなるのか気になって居た。それは、スキルが二人ともあるので、大丈夫だと思っているコミュニケーションだ。
 ご本人がサポートを受けて、車に乗り込んだ。以前、この施設に私どもが迎えに行って、次の入所予定の老人保健施設に行った。その時には、結構お話ししたのだが、この日は折角連れて行った者たちが全く機能しない。
市長選挙のウグイス嬢をしたり、商店街のアナウンスをしたりしていたのだが、この日その女性は全く何も話ししない。折角、利用者が喜ぶだろうと連れて行ったにも関わらずに、ただ、黙って利用者の隣に座っているだけ。
 「コミュニケーションは。」
と、後ろに座っている彼女に声を掛けた。
 それでも、余り話が出来ない。あんなに仕事中はうるさいくらいに話をして、一方的に喋り捲るのだが、この日は借りて来た人形のように話をしなかった。
 運転は、運転が大好きと言っていた、声優の女性。二人とも社員としてサロンで採用したのだが、見込み違いだった。運転が上手な女性が、声掛けをし始めた。やっと、後ろで乗っている彼女も少しは話を始めた。
 結局、その声優の女性が本領発揮してうまく繋いでいった。病院に着いて、私は外に出なかった。その女性二人を連れて、NPO法人常勤理事が院内に指導に連れて行った。暫く待つことになって、私は手持無沙汰だったので近くの公園にトイレを借りに行った。
 驚いた。トイレのドアが無い。入り口の前に壁が出来ていて、その前に通路があるのだが、通路からトイレの中は〇見えた。ということは、犯罪防止になるのだろうか。男性の私でも通路を気にしながら、トイレを終えた。
 1時間程度待って、終わって出て来た。
「病院内で、以前、薬局していた時にお客さまが来ていて、先生と声を掛けられていました。」
そんな話を聞いた。
 薬剤師の先生で、近隣では薬局が無かったので大勢の人が来ていたのだろう。懐かしいと思って、施設に帰る前に自宅前を通過した。しかし、全く覚えていなかった。やっと、車の中では、お話しすることが多くなって何とか形になった。
 その車の中で、
「先生の人生を紙芝居にしたいので、今度お話を聞かせて下さい。」
 そう、言ってお願いした。
 喜んで、以前のお話をしてくれた。その人生は、波瀾万丈でどうしても戦争が影を落とす。独身で、若い時に薬剤師の資格を取得して人生を歩んだ。ずっと、一人で歩んだ。
 その人生は終盤に差し掛かって、認知症を患った。ついに、自分がどうやって生きているのか分からなくなってしまったのだ。自分の薬剤師としての歴史も自分の頭の中から消し去ろうとしている。悲しいことだ。
 夜は、ケアマネジャー受験対策講座を開始した。これまで、土曜日日曜日に行っていたのだが、今週は生徒の要望で火、木、土。そして、土曜日でも朝から夕方まで計画した。この程度やれば、何とか合格に漕ぎ着けるのではないかと思っている。
 必ず合格する自信を持って掛かるように言っている。残念ながら、当社の生徒は休んだりしていて、まず、無理だと言う感じだ。それに引き替え、他社の生徒はどうやら合格圏内に入っている。

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