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トップハート物語(6058)立志伝敢闘編
20/10/25
2015年(平成27年)10月上旬。
 事務所にほとんどいない日が続く。朝、久々にキラキラ目の珠緒ちゃんが現れて話をして行った。色々と、動いているようだ。
 銀行に行って、被後見人の口座の打ち込みをした。二つの口座を持っている。実は、家庭裁判所から報酬付与の審判通知が来た。その方の、付与額はひとつの通帳では不足だ。それぞれが、ほぼ同じ額が入っている。
 と、言うことは財産の半分以上を報酬として引き出すことになる。そんな、決定額を見てそう思ったが、まだ、実行していない。それぞれから、引き出すか同じ銀行で支店が異なるだけなので、一緒にしてもいい。
 それを、まだ、実行していない。まず、最初に頭にあったのが、こんなに貰っていいのか、という思い。次に有ったのが、後見報酬は別会計にして手を付けたくない。その実行を待っている。
 その銀行手続きが終わってから、隣の市の市役所に入った。先月末で退職した社員の手続きだ。住民税の特別徴収から普通徴収に替える届け出だ。それが終わり、サロンに立ち寄って昼食を頂いた。
 私が行く時は、概ねランチが暇で誰も来ないのが多いのだ。今日も来ないかなと思ったら、結構押し寄せて来た。
 近くの病院の院長が職員を5人連れて来た。その前に、食事を社員などがしていたので、メインのメニューが無くなった。
 「冷凍はダメだ。」
と、言う声が聞こえた。
 誰かが、アドバイスをした。実は、そこで受付で働いている方が、このフロアで働いている。週に数回ずつ分けているのだ。スタッフも入れ替わったり、夜の時間をやめたので折角来てくれた方が入れなくなったり。
 責任を持つと言うことは、運営全般で従業者のシフトや生活も含めた収入なども考えてあげないと行けないと思っているのだが、まだ、このサロンで働いている、又は関わっている社員はそこまで行っていない。
 裏付けが無いのに、人員を確保したり、客が来ないのを知っていて夜まで営業したり。それを、制御するのが大仕事だ。
 そのサロンでの昼食が終わってから、成年後見の新たな依頼先であるご自宅に向かった。先日、夜にお邪魔したのは姪御さんだった。後見の申立人となる親族はその姪御さんしかいない。
 ご本人の事情を聴いたが、内容がイマイチわからない。金銭管理は出来ているのに、徘徊や日常生活に支障があると思っているようだ。ところが、
 「介護サービスとか受けているのですか。」
 「いや、介護は入って居ません。」
 「買い物とか食事とかはどうされているのですか。」
 「自分でやって居ます。」
分からん。
 行ける時間が出来たので、ケアマネジャー同席を依頼した。その日が今日である。その自宅にお伺いしたが、一体どうなっているんだ。住宅が半分黒焦げで崩れている。どこに住んでいるのか。
 誰も居ない家の前で待っていると、ケアマネジャーの前にデイサービスの車が来て、どうやらご本人が下りて来た。会話を交わしたが、普通の精神状態で大丈夫だと思ったが、
 「ご本人は何も分からないと思います。」
と、デイサービスの職員が言った。
 遅れて、ケアマネジャーが来た。
 人のよさそうな、男性ケアマネジャーだった。小声で説明を始めたが、突然、戸が開いてご本人が顔を出したので、部屋に入った。
 火事のあとの半分の部分に住まいになるように応急処置をした形だった。煙草を吸っていたから、自分で出した火事かと思った。しかし、説明では、人に貸して自分は引っ越しをした日に、
「貸した業者が火事を出して、連絡が取れなくなっている。」
そうだ。
 色々と問題を含んでいたが、説明をするのに切っ掛けが無く困った。何故なら、私どもがご本人から依頼を受けた訳ではなく、市役所から依頼を受けた。ところが、ご本人は何も聞いていなくて、納得もしていない。
 またかと言う気持ちになって居る。説得するのは私どもの仕事ではないのだ。当然の如く、ご本人は困ったことなど何もない、と。


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