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トップハート物語(6056)立志伝敢闘編
20/10/24
2015年(平成27年)9月末日。
門真市民から、後見の相談があった。聞くと、
 「訪問介護事業所Nから紹介です。」
 「近畿大阪銀行に相談しませんでしたか。」
 「夫が近畿大阪銀行に相談したと思います。」
そう言っていた。
 内容は、非常に複雑で現代の世の中を反映しているような事情があった。
 両親とも認知症になってしまった。両親と別居していたが、長男が同居していた。同居していた長男は知的障害で、将来のことを考えるように行政に言われて入所施設に入った。
 それから、両親の認知症が進行してしまった。両親が多額の預金を二人の名義にしてある。その両親のうち、特に妻の認知症状が一番困難な徘徊と電話攻撃。銀行や警察などに頻繁に電話を掛けるので、子供たちが迷惑を受けだした。
 二男は東京に居て、関わって居ない。三男の妻が相談に来たのだが、その三男が身近にいて、厳しい生活困難に見舞われているので、安い遠方の有料老人ホームに契約をして入所することになった。
 ところが、夫婦が一緒に入所するのだが、預金のうち妻の預金が封鎖されてしまった。それは、妻が銀行に電話して封鎖するように要請したのだ。
 「その解除を近畿大阪銀行に行って相談したのですが、その手続きは子供でも出来ない、成年後見人を立てるのが一番手っ取り早いと言われたので相談しに来た。」
 近畿大阪銀行からも相談があったのだが、この件か。
そのうえ、元気で親族はみなさん100歳近くまで生存しているそうで、現在70代前半の妻と同じく後半の夫の長生きでは、
 「月30万円としても10年で3600万円。不足する恐れがある。それは、どうするの。保証人になったの。」
 「はい、保証人がいないと入所できないものですから。」
 「大丈夫なの。もし、支払いが出来なかったらその負担を負う形になる。支払えなければ、引き取ることになる。」
 「それが、心配だったんですが、身近にいると生活が出来なくなってしまうほど振り回されているんです。」
 そう言われて、成年後見人の申し立ての説明をした。
 「その程度の額でどうなるのか分かりませんが、もしかしたら他の第三者が後見人になるかも知れない。審判を下すのは裁判所ですから。昨今、親族が後見人となって金銭を使い込むのが顕著になって来た。だから、弁護士とか司法書士とか後見人に選任されるかもしれない。」
 「私たちは、通帳も預かりたくないんです。誰かに遣って欲しいんです。」
と、言っていたが、
 「どうしたらいいんですか。申し立てしたら、誰か他の人が後見人になって財産を管理するかも知れないんですよね。」
 今、さっき、自分たちは財産を管理したくない、通帳を誰かに預けて管理して欲しいと言っていたが、第三者がなるかも知れないと言うと、急に変わった。
 「金額が多過ぎるんですか。」
 「多すぎると言うことはないですが、その可能性があると思います。奥さんの金額はどの程度ですか。」
 「丁度半々だと思います。」
「なんとも言えない。いつ、移られるんですか。」
「来週です。」
「それは、時間が無い。申立するのに戸籍とか住民票とかが必要になってくる。あんな遠方では、手間が掛かる。そのうえ、申し立てる裁判所も遠方になる。大変だ。」
 そう言っていたが、色々と自分なりの案を出して、
「あとは、旦那さんと相談して下さい。」
と、言って2時間近くの相談は終わった。
 そう言えば、この前に東大阪市の有料老人ホームから電話相談があった。
簡単に言うと、有料老人ホームに入所している利用者の支払いが滞るようになった。聞けば、月の利用料は14万円くらい。ご本人の年金額は17万円程度だから3万円は余る計算なのだが、自費で何か相当かかるようで、マイナスが重なって50万円程度の負債が生まれていると言う。
その負債が増えて来たので、親族の方と相談してUR団地に入所できることになった。この際の家賃が5万円だと言う。だから、相当の余裕が生まれるのだが、入居するのに身元引受人が必要で、それを依頼したいと言う。
 「認知症はあるんですか。」
 「いや、そのようなことはありませんので、後見までは必要ないと思います。」
そう言っていたが、負債が気になるので聞いたが、その有料老人ホームにあるだけでないと言う。
親族も、保証人にはならないと言っているので、その相談だった。
一応、身元引受人も謳ってあるので、引き受けることにしたいが色々と調査をして、弁護士に相談してからにした。
 忙しい、新たな相談が増えて、嬉しい悲鳴だ。あとは、人材の育成が必要になってくる。サロンで昼食の後、近畿大阪銀行に行って先日受任した市長申し立ての被後見人の通帳が出来たので引き出して、5か月分のケアハウス家賃を施設に支払いに行った。
 夕方から、連れて行きたかった本格珈琲の店に、サロンの実質責任者と社員二人を同行させて「西洋館」に行って、本物の珈琲を経験させた。

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