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トップハート物語(6035)立志伝敢闘編
20/10/12
2015年(平成27年)9月初旬。
 家庭裁判所から、後見監督人を通じて追加資料の提出を求めて来た。すべての資料を整理せずに紙袋に入れているので、無くすることは無くてもどこにあるのか一つ一つ探さないといけない。
 一人の被後見人の資料なのだが、膨大な作業の証だ。そのピンポイントの依頼は、

・ K銀行の投資信託の解約金額が分かる控え資料(計算書)
・ Sの配偶者死亡による生命保険金41万7723円の控え資料
・ K生命の保険給付金224万7478円の控え資料
・ K銀行・古川橋支店の外貨預金の最新の通帳の写し
・Y銀行の平成27年7月以降の通帳の写し

というものだった。過去に通知や控えがあって、それを簡単に見つかると思って探していたがだが、すべて見つからない。
そんなバカな、そう思って探すのだが見つからない。隣の部屋が行政書士の事務所になって居るのだが、そこにも後見関係の事務処理中のものが保管されていて、そこに入ってみたが見つからない。
段々と、冷や汗を掻いて来た。何しろ、大事な個人情報でそれも被後見人のもので、無いとなれば、その後見監督人の弁護士の立場が無い。
かなり焦ったが、電話が入った。
「Mですが、今日、行きますよね。」
「行くよ。」
これまた、被保佐人の不動産売却に関する見積を取って頂くのに関連して、中の整理が必要になってくる。その整理だが、医薬品の類があるのだ。被保佐人は入所直前まで薬剤師をしていた。
そのままの状態で入所してしまったのだ。その後片付けを必要としたので、知己の中国人、帰化したMさんにお願いしたのだ。その彼は、遺品整理や産業廃棄物処理、リサイクル品の買い取りなどを始めたが、その話を聞いて当社も参入することを止めた。
死体のそばでの作業は、又は死体があったあとの処理作業も嘔吐の繰り返しで、また、雇った従業員が逃げ出すなどの過酷な作業だ。
そういった作業の中で、彼はスキルアップして行った。続けることが大切で、それがしいては力になるのだ。
雨が強く降っていて、探し物が全く見つからない。そんな中でも、約束は守らないと。そう思って、すぐに行くよと返事をした。
NPO法人常勤理事の車で向かって、カギを開けた。中はすでに数か月過ごしていないので、ものの劣化に拍車が掛かっていた。彼は写真を撮って、すぐに見積を出すと言った。
「ここを売却しないといけない。」
「それだったら不動産を紹介しようか。」
「お願いします。幾らくいだろう。」
「先日、となりの市の辺鄙な駅も遠い場所の10坪くらいで200万円だった。ここだったら、もっと高いと思う。」
そう何度も言っていた。
以前、司法書士の連れて来たいわくつきの不動産会社の見積は80万円だった。全く違う、やはり曰くつきだった。
「これから、佐藤さんと組んで取引して行きたい。どんなことでも受けるから。」
そう何度も言ったが、彼が商売をやって居るのかと思ったら、彼は事務所を借りる代わりに事業を手伝わされている。
それを、感じたので何とか彼の力になりたいと思っていたが、止めた。
夕方、新聞記者と会った。Y新聞大阪本社の編集局社会教育部のU記者だ。当後見活動を記事にしたいというのかと思ったら、条件有って、つまり想定していることに当てはめるような情報を得たいと思っているのだ。
結構穏やかな人だったので、返事を留保していた。しかし、再度、昨日連絡があって、個人情報を特定できない、私どもの理念を正確に伝えると言う条件で会うことになった。
勿論、記事は勝手に作られる恐れも十二分に熟知したうえでの話だ。それは、どうしても当NPO法人をメジャーにしたいという思いもあった。そのような形になった約束した時には、当然、少しは後ろめたいものを一部感じた。
私の主義ではないからだ。でも、どうしてもいまいる職員を将来に於いての生活の基盤をきっちりと築いてあげたかったのだ。
その為には、どうしてもメジャーになる必要がある。後見業務が毎日自分ほかの業務を圧迫している。だから、誰かに少しでもやらせようと思っているのだが、中々納得して受ける者はいない。
喫茶店で会った。その際の聞きたい内容は
「被後見人が相続人となって居る事例で、出来ればその相続人となって居る被後見人の兄弟を取材させて頂きたい。」
そう言っていたが、そのどんぴしゃの事例は無い。ただ、千葉の成年後見センターではあるかもしれないと、メールで問い合わせをした。ただ、先日、後見検定の依頼であまりに高額な金額を吹っかけて来たので、お断りした。
その行為をなじって来た。よくそんなことができるな、と思った。私は一番落ち込んでいる時に手を差し伸べてこの地に呼んで50万円も使って励ましたのに、金の切れ目が縁の切れ目というものが出てしまった。
その指導を受けているのが、その事業所だった。問い合わせをしたが、一番肝心なことの返事はなかった。

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