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トップハート物語(6026)立志伝敢闘編
20/10/06
2015年(平成27年)8月末日。
昨日は、NPO法人常勤理事にある程度分かって居ながら、かわいそうなことをしてしまった念を拭えず、自責の念が襲っていた。唇を噛んで我慢していじめの場と化したサロンに留まっていた。
私がすぐに帰って来いと言ったが、逃げるようで自分でも納得できなかったのかも知れない。基本的には、体が1m43㎝程度で外見的から苛めに遭いやすい。しかし、心根は優しく自分の受けた人生の悔しさを人に与えまいとしている。
だから、ものすごく外部には控えめで、例えば今回設置したサロンにもアルバイトと社員がいる。その分け隔てをせずに、ごく普通に接している。その為か、なめるアルバイトがいた。
「一体誰がそんなことを言っているんだ。」
「厨房の人です。」
「厨房の人って誰だ。」
強く何度も聞かないと名前は言わない。
やっと聞くと、何と、私が一番期待して目を掛けている大阪市にあるNPO法人事業所の責任者の母親だ。自分も親も当然だが、同じ韓国人で辛酸を舐めて育った。その壮絶な学校でのいじめは聞いたことがある。
自分の娘も同じように学校でいじめの標的になって、苦しんで何度も学校に怒鳴り込んで戦っていた。その応援もしていた。それが、
「厨房の人が、私が何にも知らないのを知って、冷蔵庫の中に何があるか分からないから整理してとか、足りないものを調べて補充してとか言い出して。今度みんなで話し合ってうまく行くようにしましょうねと返事をしても、今すぐに対応して下さいと言い出して。」
とのあとに、レジを教えていた新人が忙しいと言って逃げて、前の日におつりが足りなかったとか、合わないとか言って今すぐに彼女に社員だからするべきだと言い出すと、この度は同じ前から社員である、上の階に居る居宅介護支援専門員が一緒にシフトを彼女がしたらいいと言い出し、全員でいじめの構図を作り出した。
そんな話を、途切れ途切れに言う。近くにあるティッシュを何枚も取って、涙を拭い、顔を覆う。小さい体を、テーブルを挟んで座り、泣く泣く泣く。居たたまれない気持ちになり、もうその施設は廃止するか。
そんなことを思った。そこがあるから、苛めと化する空間が生まれる。その厨房の人間を辞めさせるか。いなくても、私がしたらいい。そんな思いを真剣に巡らせた。誰が何と言っても、みんなが居なくなっても、たった一人を悲しませることを止めさせることが出来れば本望だ。
彼女とテーブルを挟んでいなければ、抱きしめてあげたい気持ちを抑えた。
 「もう、行かなくていい。折角一生懸命に仕事をしようしているのに。」
そう何度も言った。
彼女を解放してあげないと行けない。私が忙しいばかりに、こんなことになってしまった。
 「食事に行こうか。」
暫くして、気持ちが落ち着いてから声を掛けた。
少しずつ嗚咽が無くなって、普通に話が出来るまでになった。
この年になっても泣くような場面になるのは、私が彼女を傍から離さないから。そう思っている。しかし、これまで15年間彼女を手元から離さない一番の理由は裏表が全くないことだ。
私の嫌いな、人の悪く口を言わないことだ。安心していられる。そのほかの社員は裏表が多過ぎて、私の目の前と違うところでは全く言動が異なるのだ。
安心したら、裏切られたとショックを受けるので信用しないことにしている。多くの人間はそれで良かった結果になって居る。
一緒に近くのイオンモールの中にある中華料理店で食事をした。私は、今日中に仕上げないといけない助成金の申請書を諦めて、夜に会うことになって居た中小企業診断士にキャンセルのメールを送った。
そんな日曜日だった。
今日の朝一番で市役所に向かった。生活福祉課の職員宛に行き、成年後見申し立ての書類を受け取った。申し立ては市長だが受任者は当特定非営利活動法人だ。その受任した時に書類を見ていない。
初めての受任に対して、ひと月以内に事務報告をしないといけないが書類を見ないとわからないものがあった。それは、受任後通帳などを受け取りに入所施設に行こうと思った時に、連絡した。
「通帳は預かっていないようです。」
その話を聞いて、今度は市に確認した。
同じ返事だった。改めて、頂いた書類の写しを見た。言われた通り、通帳の写しが無い。
「別に申し立て後、裁判所に何も言われなかったのです。」
「何で、残高を確認したのですか。」
多くの、多額の金額が示してある。
「こんなに残高があって、生活保護費が出ているのですか。」
「はい、、、、」
バツの悪そうな顔をしていた。
午後から、地域の顔、市では各種会議や組織の長を務めている方に会った。議会の議長が紹介がてら、同行してくれた。
その際、自分の経営している喫茶店での話だが、
「この店に大勢の子供連れのお客様が見える。子供が床に寝転がっても大騒ぎしても親は何も注意しない。このような子供が大きくなったら、日本はどうなるのだろう。」
私は、これを紙芝居にして世を正そうと思った。

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