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トップハート物語(6000)立志伝敢闘編
20/09/22
2015年(平成27年)8月上旬。 
 とんでもないおんぶお化けに引っ掻き回されてとんでもないことになるところだった。あのお年を召した方が、私に近づいてきてピッタリと離れない。私にはオーナーとの懇意さをアピールして、オーナーには私と友達だと言って自宅に押し掛けて来たそうだ。
 この朝、一番で電話があった。そのお年寄りの御仁からだ。
 「選挙では、佐藤さんにお世話になってありがとうございました。お蔭で勝ちました。今後は、協力しながらやって行きたい。」
 そう言って、あの市長に開業時に来て貰うように言ってあるので、と言った言葉は出ない。それまでは、私のサロンの開店には市長を始めとして、府会議員や市会議員を呼んでいると話をして、私の関心を買っていた。
 しかし、その御仁は市長から嫌われていて邪魔者だという一部の話を知っている。また、この御仁はその目的を達成するために嘘も方便という感覚なのを、身を以て知っている。だから、話半分以下として受け取っている。
 「一匹狼では、何もできない。組織やバックを持っていないと幾ら調子のいいことを言っても実行や達成はできない。」
 段々と本心が出てきた。
 私を利用しようとして、できない部分があると悟ったのだろうか。私がしようとしている、サロンの展開は、これまでになかったシステムで収益を見込める相談支援を導入して運営を維持することにしていた。
 その中核となる、資格者が手当しないと実現できない。私のアイデアを横取りしようとしているのだが、カフェはできてもサロンはできない。人材がいないとできないのだ。
 それでも、抵抗をして、彼が考えている協議会に私の運営するサロンがメインのテーマなのだが、彼がそのテーマを推進して利益を得ようとしたのだが、無理だ。
 その中核も、成年後見事業であり、俄かにはできない。つまり、自分が利を得ようとするなら、結果的には利を得られずに私に回ってくるのだ。
 私がいくらでも協力すると言っても、耳に入らない。
そんな感じがした、早朝の電話だった。ぎりぎりまで、選挙結果が出るまで私との交流を前面に出して、市長の協力を得られるように画策をしていたのは、私がオーナーと懇意にしているからなのだ。
 つまり、将を射んとすれば馬を射よ。
 私は馬で、オーナーは将だ。
 夕方、その将にある程度のサロン開店スケジュールが決まったので報告のご挨拶をしに自宅にお伺いした。
 オーナーは本当にこの大阪では珍しく、人物であり信頼に足りる方で、立派なご自宅で驚くほどだった。その経済的な余裕が表に出ていて、人物なのだ。周辺は勿論、市長や議員、各方面の最高実力者まで信頼を得ている。
 ご挨拶をして、色々なお話になった。
 「佐藤さんは●●か。」
 「いや、全く異なります。」
 「I氏といつもベッタリだったから。」
 「いや、この4月くらいからなぜかベッタリくっついて来て。あの人は、オーナーと懇意の方ですか。」
 「いや、あんなの知らない。突然、4月頃からベッタリ来るようになって。」
 「てっきり、オーナーと懇意だというから、付き合わないといけないと思って。」
 「関係ない。佐藤さんとベッタリだから○○かと思っていた。I氏は●●だろう。」
 「私はよく知らないんです。何なんですか、あの方は。」
 そこで、そばに居た奥さんが言った。
 「夜、突然佐藤さんの友だちだと言って来て、家に来たんです。そう言うから、友達かと思っていました。」
 「全く関係ないです。私の地域で運営するプランを自分のもののようにしようとしているんじゃないですか。でも、無理があります。」
 そう言って、少し説明をした。
 その後、多くの疑問をお互い出し合って、あのI君の行為を無視して好きなようにさせようと思った。
 「市長と今度一緒に食事でもしましょう。2時間とか2時間半とか。佐藤さんのやろうとしていることをお話しいただければ、市長も喜ぶでしょうか。」
 そう言って、
 「あんた、カラオケをするか。あんたのサロンの向かいに4、50人収容できるカラオケ店があるから、そこで今度お宅の会社の人たちと行こうか。」
 そう言われたり、近隣のお年寄りの孤独死のことや老人会活性化の件。そして、文化財の保存まで各種話が拡大した。
 長く、気になっていた気持ちの齟齬がなくなって、もしかしたらと懸念していた誤解が氷解したと思う。
 さわやかな気持ちになって、外に出た時にはすでに数時間経過していた。気持ちの良いオーナーがこのサロンの所持者でよかったと思っている。
 同行した、NPO法人常勤理事も経緯を理解して、喜んでいた。
 午前中にさかいクリニックに向かった。主治医だ。血液検査を受けたが、結果は後日。問題は、自宅にあった体重計を妻が来た時に片づけたようで、二か月間経過した今でも狭い部屋で行方不明だ。だから、体重が申告できないのだが、いい加減にこれまでと同じように書いた。
 後見を相談されている精神障碍者と同居しているお宅に向かった。事前に地域包括支援センターに行って、生活情報を入手した。

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