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- トップハート物語(5995)立志伝敢闘編
- 20/09/17
- 2015年(平成27年)7月下旬。
今日が最終の必須研修会だ。指定行政書士は行政が行った処分に異議を申し立てることができる、資格だ。どれだけの人が、その業務に関わっているのか疑問だが、私の場合は厚生労働省と法務関係だからあまり需要が見込めないが、できるだけ幅を広くしたいと思っている。
先日の日曜日に市長選挙が始まったが、その出陣式に誘われた。その誘った人物こそ、私のアイデアを自分のものとして公表して、市長などの幹部に接近した人だ。何度となく、私に声を掛けて呼び出して、話を聞く。
いや、その前から私が行政書士だということを知り、電話で呼び出し仕事を依頼してきた。その仕事をその度に受けるのだが、
「私は市から障碍者のグループホームを何か所も作ってくれと依頼されている。その仕事をみんな佐藤さんに依頼したい。」
そう言っていたが、全くない。
そのうちに、協議会を作りたいと何度か説明があった。
「佐藤さんが中心なので、宜しくお願いします。」
と、言ってくる。
その打ち合わせ場所だが、マクドナルドになる。しかし、マクドナルドは、1階がカウンターで注文の品を出すが2階は誰でも入って座って勝手に何かをしている。特に若い学生は、騒いだり話をする場所だったり、溜り場だったり。中には勉強する者がいる。
つまり、何も注文せずに2階に上がって打ち合わせ場所として使用するのだ。私は最初驚いていたが、最近は慣れている。
それ以前は、事務所だという話で向かった場所は確かに事務所だった。しかし、話はだんだんと進むと、使用人のように使っていた者の事務所だったのだ。
訳が分からない、関係が続いていつの間にかべったり着くようになって、おんぶお化けのようになってしまった。
そんな表面的な関係から、世間では何か関係があるのかと勘繰る向きも出てきた。サロンを作る場所のオーナーの人柄に惚れて、お付き合いをいているのだが、そのオーナーは実力者だったのだ。誰でもがお世話になったと、頭を下げるオーナーで私は知らずにオーナーと親しくなった。
そのオーナーと私が懇意にしているので、その男性は近づいてくる。目的は市長に世話になりたいから。直接市長では相手にされない。オーナーは市長の後ろ盾。そのオーナーは全く相手にしない。
そうすると、私がそのターゲットになる。オーナーとの間を私の事業に協力していると言えば、オーナーもある程度相手すると思っている。その為に私に近づいているのだ。
それを分かりながら、私が付き合いをするのはやはり地域貢献の一環としてのサロン運営に協力が欲しいからだ。
こんな分厚い本を利用して、4日間の必須セミナーは終わった。
昨日は、市長が出馬する決起集会を市民会館で行ったので、これも呼ばれて行った。
これからのことを考えると、仕方がないので出席した。
いまは、そんなことよりも本当は新たなサロン運営事業をどうやってうまくやるかに掛かっている、それを、考える時間が欲しいのだ。そんな市長選挙など関係がないと思っていたが、そうも言っていられなくなった。
私は自力で展開しようと思ったが、自力での限界があるのでどこかの組織や支援者を見つけることを考えている。その動きの一つが、その何かわけがわからないがくっついてくる老人の示唆に従って動こうと思っている。
特定行政書士だが、仕事は見込めないだろう。それでも、受験するのは何か見過ごせないと思っているのからだ。
しかし、行政書士自体が何も新たな仕事を確保する手段を持たない。何か金になると思えば、飛びつく習性がある。その習性の最たるのが最近出てきた。それは、医療の世界は大半が個人事業主で後継者に恵まれない。
その後継者を何とかしたいとの思いと、行政書士本来の仕事がこの医療の世界にあるというメールが、私が所属している法人部会の会員からなされた。その為に、集合して本来の仕事を生み出そうと、呼びかけに多くの人が期待を持って参加表明をした。
しかし、何も打開策とか医師会との窓口がある訳でもないし、それなりの医学的な知識が奴らにある訳じゃない。何かにあり付けないかと、動き出しただけで実力もない能力もないでは、話にならない。
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