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トップハート物語(5982)立志伝敢闘編
20/09/11
2015年(平成27年)7月中旬。
 朝一番で来たのは、新たなサロン展開に欠かせない彼女だった。最初から、彼女に何かを任せてあげたいと念願していた時期が来たので、その中心メンバーに据えた。話し合いが始まって、実行寸前まで来た。
 それなりの資格を取得させた。そんな時に、見計らったように介護・支援管理者が辞めると言い出した。子供の問題が多くの悩みを生み出していたようだ。登校拒否や自宅での暴力もあるようだ。
 決定的なのは家出だったようで、既に自宅に戻ってはいるが、シングルマザーの彼女は自分の自宅での不在を原因として挙げている。そして、退職を申し出ていた。そのうえ、もう一人の責任者でが医師から精神科受診を求められている。
 どうしようもない状態に追い込まれている。本社責任者だった男性も既に退職している。大きな変動の中で、彼女の異動は厳しくなった。
退職したいというのを押し戻して、在宅勤務を話し合って同意を得たはずなのだが、いざスタートとなった時に、簡単に拒否した。
 移動してサロンの責任者になる筈だった彼女の立場が無くなった。
 まだ何がどうなるのか、はっきりしない中でどう言って良いのか分からず、そのままになっていた。つまり、口頭での異動辞令が無くなり、現在の部署での責任が益々ますことになるのを、言わないと行けないのだ。
 それが、言われていない。そんな時、代表者の印鑑を貰いに来た。
 「申し訳ないが、色々と部署の事情が生まれて来て、分かっているだろうけど管理者が来られなくなる。そうなると、支援の部署の仕事が回らなくなる。それで、申し訳ないが異動できなくなった。」
 「大丈夫です。社長にどこに行け、どれをしろと言われたらその通りにしますので。」
 そう言われると、益々申し訳なさが生まれて来る。
 元、ヤンキーの怖い存在。
 人それぞれ、沢山の問題を抱えているのだ。
  直ぐに出て、司法書士事務所に急いだ。
 先日、不動産処分で売却する方針が決まって、私が被後見人の入所施設に行って説明をして、納得して貰う事になった。説明して多分無理だろう、いわゆる断られるだろう、拒否されるだろうと思って居た。
 当然の結果となった。その旨、売却に奔走している司法書士に報告に行った。その司法書士は保佐監督人となって私の保佐活動を支えていてくれていたのだが、処分し易いようにと後見申し立てを一緒に行って、結果的に後見受任となった。
 目的の財産処分をするために保佐から後見人となったのだが、この際、監督人は付かなかった、
 それで、これまで動いていてくれていた司法書士は、監督人業務から司法書士としての本業の仕事になった。
 その本業にまい進する姿に怖い思いも感じたが、私の姿勢を示すことで理解を得ようと思った、私の説明を聞き、全く無視して処分の手続きの話をするが、私が
 「ご本人の意向が、そのまま置いて下さい、と、懇願するのではなく、しっかりした自分の考えで言って居るので、その考えに沿って、対応したい。」
 そう説明をしたのだが、一向にその点については無視。
 自分が後見人として携わったことで大きな決断をした話をしてくれた。
 「後見人は大変な仕事です。判断は自分がしないと行けない。被後見人の話ばかり聞いていては、生活して行けなくなる。生活資金が無いのに、不動産が売却できない。財産があれば生活保護も受けられない。身寄りもなければ、相続人も居ないので国庫に入ることになる財産を現金化してその方のために使う気持ちが無いと、やれない。」
 そんなことを言って居た。
 「私も5人ほど、無報酬の方の後見人をしています。断ったら、リーガルから後見人の仕事は回って来なくなる。」
 そんな悩みも言って居た。
 また、最後に
 「何かいい話が有ったら回して下さい。私もそちらに回しますから。」
 そう言いながら、ニコッとした。
 帰りながら、地域包括支援センターに立ち寄った。先日、保佐相当の審判が下りたのでその後の打ち合わせに向かった。担当者が、
 「廃業した薬局の品物がそのまま残っています。その品物を近所の人にお礼としてあげようと思って居ます。」
 「それはダメです。それは、被保佐人個人の財産ですので、現金化してご本人のために使います。」
 「結構近所の人が大変で、ここまで面倒見たのに、親族の挨拶もない。菓子折り一つでも持って挨拶に来るのが筋じゃないのか。未だに、何もどうなったのか説明もないと、言って結構険悪なムードになっています。」
 「そうですか。そうは言っても、私が選任された時から、その財産に手を付けることはダメです。」
 「どうにかなりませんか。」
 「私が見ない時に処理してくれますか。」
 「分かりました。ティッシュペーパーやトイレットペーパーなど消耗品だけですので。」
 そう言って、続いて
 「私も何がどのくらいの財産があるのか、まるっきりわかりません。審判請求の際に、ご本人から通帳を見せて貰っただけですから。ですので、近いうちに家に行って財産が無いか調査をさせて下さい。」
 そう言って、来週に訪問することを決めた。
 銀行に立ち寄ってから、大阪市の産業創造館に行った。
 12の大企業が、中小企業のアイデアを求めてコラボレーション企画の実効をしたいと考えているのだ。
 そのセミナーに参加した。行ってよかった。多くのコラボレーション企画がある可能性を見出した。これまで、幾つかのコラボを求めて沢山の行動を起こしたが実現しなかった。また、折角仕組みが出来たのに、機能しないままに終わってものもある。
 近くでは、医療法人や公益社団法人などを持っている企業とのコラボレーション企画がある程度進展したが、結果的には具体化出来なかった。
 私は金銭的なものは求めていない。しかし、相手からすると、金銭が餌だと思って居る節があった。それなりの提供をして情報も。
 それで終わった。私はそれでスッキリしたのだ。良かったよかった。それで、相手を求めてまた活動を始めた。私には金銭は不要なのだ。必要なのは、人材と相手の持っているスキルやスケールだ。
 その点、今日のセミナーは良かった。多くの企業がそのセミナーに参加していたが、当社は実績があり、その実績に合う企業を見つけることが出来た。
 幾つか考えられるものを、セミナー会場で聞きながら想定した。一番ぴったりなのは大日本印刷と千葉大学の映像を使った認知症予防だ。私のアイデアは、画像を使った認知症予防なので、丁度ぴったりで重複しない。
 また、光る砂のようなものを駆使したものや、JTBの旅を入れたテーマ。色々聞いていて面白かった。私どもは製造するものは何も無いのでサービスとアイデアだ。
 幾つか、私が所持している商標を使ってのコラボレーション企画をネットで呼び掛けたが無反応だった。そんなこともあるのだが、確かに得体のしれない地方の小さな会社とのコラボなど考えられないのだろうが、仕方がない。
 これからも、自信を失わずにやって行くのだが、私自身も沢山の事を並行してやっているので、整理が付かなくなった。

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