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トップハート物語(5950)立志伝敢闘編
20/08/26
2015年(平成27年)6月中旬。
 日曜日。いつもの通り朝早く出勤して事務処理をしようと思ったが、体がだらけてうまく動かない。精神的にも、何か分からないがシャキッとしない。自分には、もう先週の3日間の東京、埼玉、千葉を駆け巡ったようなスケジュールは合わないようになってしまったのかも知れない。
 体力の衰えは、如何ともし難い。
 土曜日の夜に、何度か後見の恩師から電話があり、夜長時間話をした。一方的に、考えてまとめて早いのは分かるが、相手のあることで
 「あれでいいかな。」
 と、言われても困惑してしまった。
 私が、この地域の公益財団とのコラボの企画を長い時間かけて行って居るが、私が恩師を紹介して、その能力の高さに魅入られてしまった。紹介してくれと言われて、紹介した。東京で会って、話を聞き魅了が倍加した。
 同行の者は財団の監査なのだが
 「先代のオーナーからの理事が長期間居座って、全員が大学の教授なので分野が分からず、新たなオーナーも言葉を挟めないので、別世界のような組織になっています。」
 名称は後見を進めるにはいいのだが、定款を変更するなど簡単に出来ないし、それどころか言葉も発せないと言うのだ。
 そんな組織だと確かにその役員は恩師に説明していたのだが、
 「そんなの説得する時間など不要だ。10分もあれば大丈夫。」
と、豪語するのだが、それでもまだその役員は意欲をもって恩師に何とかして欲しいと思って居る。
 ついに、その場で
 「大丈夫、財団の説得に行くから。」
 「お願いします。それでも、ここまで一緒にやって来た佐藤さんに悪いし。」
 「大丈夫です。私の事は気にせずに。」
 そう言っていたが、心の中では私は次の一手を考えていた。
 次の一手とは、その重要な展開に私が取得している商標があるのだ。その商標がある限り、私の思うように進めていいのだ。
 ただ、問題なのは、私は組織を持たない。
私が上京前に、恩師と話をした時には、全面的に私どもに手を貸すとの言質を取っていた。現に、この木曜日の東京駅前「KITTE」にて打ち合わせを開始した時にも、そのような話しで進んでいた。
 ところが、突然、
 「そんなのやる意味がない。」
 と、言い出し、矢継ぎ早に私を詰問する。
 いつもの、言い方だ。
 何も具体的に決まっていないので、返答に困ってしまった。
 行方は分からないが、混とんとした話になり、結論が無いままに終わってしまった。つまり、今後の行方が分からずに、上京する前とは全く状況が変わってしまったのだ。
 それぞれの思惑が異なっていた。役員は、大丈夫だとの感触を持っていた。私が外れて、その財団と恩師のコラボレーションになったような感触があった。
 私はそれでもかまわないと思って居る。
 先日、認知症予防事業の成果を挙げている、鳥取県琴浦町に行くことになった。ホームページには、行政の職員か地域包括支援センターの職員の受け入れとはあるが、私はそうではない。しかし、思い切って空いている日に申し込んだのだ。
 全国から殺到するような町だから、大変だ。職員もその対応に苦心している。専従者が居る訳でもないし、仕事をしながらの対応だ。
 ホテルを取った。行くのに3時間半の特急を含めて4時間半は掛かる。よく考えてみると、私は鳥取県に足を踏み入れた時があっただろうかと、考えた。
 島根県は何度か行ったことがあるが、鳥取県の記憶がない。私は北海道と四国以外は全部の都道府県に行ったと公言していたが、そうではないのに気付いた。
 ホテルは、海沿いのビジネスホテルだが、食事を期待している。海に面した町だし、楽しみだ。
 友好関係にあるNPO法人理事長から電話があった。日曜日だが、
 「地区のお祭りがあってそのお手伝いに出て、事務所に来たらあなたからのmailが来ていて、日曜日ですが連絡しました。」
 つまり、そのNPO法人を交えた3組織の合同で後見養成講座を開催することになっていた。そのための補助金申請をするので、プランの話し合いをしたいとのことだった。
 その予定が、私が琴浦町に行く日と重なってしまったのだ。先約はそのNPO法人理事長の方だったが、どうしても認知症予防の最先端の町に行きたいので、
 『すべてお任せしますので、宜しくお願いします。』
 と、mailしてあったのだ。
 しかし、
 「お宅が出ないと話にならないので、予定を変更します。いつだったらいいのですか。」
 そう言われて、予定のない金曜日にして貰った。
 その組織は、この地域だけでも2万社の会員を要する大きな中小企業の組織なのだが、何故か苦労して、人が集まらない。その組織に魅力を感じて私も付き合って居るのだが、その理事長の力が弱いのか。
 「今度成年後見人の試験を始めたいと思いますが。」
 「私は反対です。誰でもが出来る後見にしないと。」
 それは、分かっているのだが、会った時に話をすることにした。

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