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トップハート物語(5899)立志伝敢闘編
20/07/29
2015年(平成27年)4月下旬。
 朝一番で出勤して、直ぐに出た。事務所でひと仕事をして、7時半に事務所を出る。事務所を出る前に、NPO法人常勤理事にmailした。
 「起きられたら、一緒に行くけど7時半に出発する際に起きていなかったら置いて行くから。」
 そう言って、いたので、出る前に再度確認のmailを送った。
 『出られますか?』
 しかし、返事が無いので出発した。
 とにかく、幾ら約束しても時間に遅れるので相手が有る時には待っていないようにした。
 急いで地下鉄の駅に向かう。選挙戦が佳境なので駅入り口に候補者が並んでいる。
 地下鉄に乗車して、一息ついてmailに気付いた。
 『車で行くのですか』
何をバカな、と返事をした。
 電車がスタートして一つ目の駅に着いた時にmailがNPO法人常勤理事から来た。
 『地下鉄に乗りました。』
 この地下鉄に乗っているものと思って確認した。
 しかし、今、始発駅に待機している車両に乗ったので、この走行している車両ではなかった。私は乗り換えの時間を確認しながら到着駅の豊橋に10時頃に着くように出ている。みんなは、10時20分に到着する積りで出ている。
 そのことを伝えて、
『多分、移動時間を見ると予定時間に間に合わないので、新幹線に乗って来るように』
 『1万円程度しかないのですが、間に合いますか?』
 『大丈夫。』
 そう言って、突き放した。
 新大阪駅に着いて、乗り換えのために移動した。もし、彼女を待った場合の予定時間を見る。7分後にのぞみ号に乗車できる。
 『今、駅に着きました。これから急いで改札口に向かいますが間に合いますか。』
 返事をしなかった。
 仕方がない、これまでの通り鬼になれなかった。
 次の指定券を購入している間に、来た。
 十数分の待ち合わせで、朝食と
 「酔い止めの薬は持って来た。」
 「持ってこなかった。」
 「何をしているんだ。バスで農園などを巡るのに。」
 そう言って、購入するように言ったがキオスクなどでは売って居なくて、乗換え駅である名古屋で購入するように言った。
 直ぐに酔ってしまって、度々みんなに迷惑が掛かっている。
 名古屋へは約1時間。降りて、待ち時間が30分近くある。本当は、この待ち時間が数分でこの前の新幹線こだま号に乗車する積りだった。そうすれば、他のメンバーより20分早く到着できたのだが、どうやらみんなと同じ時間に到着のようだ。
 本当に厄介な彼女だった。待っていればいいのだが、待つのも嫌だしついて来るにも迷惑が掛かり通しだ。
 薬はどうにか駅で購入できた。待ち時間が来て豊橋駅に着いた。やはり同じ時間に全員到着して引率して、目的のサロンに向かった。農作物を生産して、このサロンで加工して食事として提供している。
 事務所で準備して頂いた席に着いて、説明が始まった。いつもの通り、話が高度過ぎて止まらない。聞きたいことも自分たちで考えて来なかったようで、一方的な話を発信している。1時間ほどして、階下に降りてサロンにて暖かい出来立てのミックスフライと採れたての野菜をふんだんに頂いた。
 問題はここからだ。まず、食事を提供しているのも生産しているのも障がい者だ。その障がい者に如何にして多くの賃金を支払うかの話を十分聞いていた。それが、どうだ。飲み物も野菜も、十分頂き、
 「美味しかったです。ごちそうさまでした。」
 そう言って、若い者たちの集団はサロンを出た。
 余りにも失礼だ。払わないのだ。食べた分を支払わないのだ。まるで、招待を受けたかのように、ふるまうこいつら。こいつらを紹介したのは私だ。私の顔がゆがんだ。勿論、私が全額精算した。
 以前から私は何度か訪問しているのだが、すべて、珈琲であろうと何でもきっちり頂いたものは支払って居る。
 こんなクソガキを連れて行った私が甘かった。幾ら30代だからと言って、とんでもないやつらを連れて行った。後悔していた。
 食事の後、ビニールハウスの農地と加工場を見学した。閑散としていたが、やはり障碍者を使用することは大きな力が必要となって来ると分かった。今回の見学に来た奴らは、安易に補助金などを受けられる事業として考えているのだろう。
 サロンに戻って来て、また代表の話を聞いた。長い話は日本の歴史から経済から民族から文化にと、長いスパンで長い話になった。
 4時頃にみんな先に帰って貰った。私とNPO法人常勤理事が残って、今後の協働事業の話をした。特に私は
 「障碍者の作る音楽は著作権協会があり守ってくれるが、絵画などのアートは守れないし売れない。」
 その言葉に、民事信託を結び付けて考えていた。
 遅く戻って、百貨店のフードコートでバイキングを頂いた。

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