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トップハート物語(5881)立志伝敢闘編
20/07/16
2015年(平成27年)4月初旬。
 朝一で、異動になった本社管理者だった若い男性が来た。スーパーバイザーに育てたいと思って居た。そのために、課題を与えてその目標を示させて送り出した。
 問題は、研修センターの立て直しとこの地区の介護部門の正常化だ。
 開口一番と言うか、私が言わないと口を開かないのが難点だ。
 「教え方が下手くそなのか、何を言って居るのか分からない。」
 そう、定年を今月末に控えた研修センター責任者に接して言う。
 「何と言ったら分かるんだ。もうあいつは定年で、まともに仕事を教えて引き継ごうという気が無い。自分から積極的にやろうとしないとだめだ。」
 「そうですか。何しろはじめてなもので。」
 何度も、初めてだという。
 「俺だって何でも初めてだ。誰に教えて貰った訳じゃない。自分でやらないと。例えば、研修だって新たに企画してそれをやろうとしないと、教えて貰おうと思っても教えないぞ、奴は。」 
 老獪な責任者で、何もしない。
 そのお蔭で、1年で3000万円も収益を落とした。
 「もし、他の会社だったらどうなる。」
 「やっていけないですよね。」
 「新たな研修を構築しないとだめだ。集客方法も考えないと。」
 そう言ったが、最初の意気込みは無い。
 初日に来た時には
 「ひと月くらいで結果を出したいと思います。」
 そう言って居たが、難しいと思って居た。
 介護の方はどうなった。
 「何の連絡もないです。相談もないです。」
 「。。。。。」
 完全に引けている。
 「いいか、最低でも今事務所に居るのをダブルキャストは止めて欲しい。何のために入れ替えを図る積りで人事異動したのか。」
 ある考えが私の頭の中で浮かんだ。
 周りの評価は、私も含めて数年前の立てなおしだ。それが、昨年は全くの実績に現れて来ない。どうするのか。
 評価が高すぎたと思って居る。実力は無かったのだ。経験があって、それを活かしただけで、実力は無かったのだ。難しい仕事だが、固定給でスーパーバイザーにしたいのだが、これでは無駄な金銭が消えてしまう。
 もし、期待外れだった時のことを考えている。研修センターの責任者はそのまま異動させる訳に行かない。このままでは、実績が上がらないどころかもっと悪化する。想定したシステムの構築も厳しいと思う。
 その時には、そのまま、動かさずに研修センター責任者の位置は定年になってもある。
彼は、新たなMPO法人の居宅サービスの管理者となることで収まるのではないかと、考えるようになった。
 人は、実力を経験によって実証しながら付けて行く。経験をするためには、自分から動かないと行けない。
 介護部署に入らず、どうやって実績を上げて行くのか。その方策が無いと信用置けない。
 彼が帰ると、仕事に没頭した。最初に手掛けたのは後見申し立て書類の作成だ。
 保佐から後見に変更することになったのだ。その際、最初共同受任をしていた京都の後見センターが全く何もせずに、意味がないので今度の共同申し立てを下りるのかと思って居た。
 後見監督人の司法書士から連絡が有って、
 「15日の申立による家庭裁判所の面談には来ると言って居た。」
 「何もしていないので、必要が無いでしょう。」
 「何もしていないと、その場で言って下さい。」
 そんな、辞退したらいいのだが、京都人だから思惑がある。
 何故、後見申し立てになったかというと、私が財産を発見してその報告を裁判所にしたので、司法書士が監督人となった。
 「私はもう歳だし、もしかしたら選任されないこともある。もし、それで都合が悪いなら取り下げも出来ます。」
 折角コンビネーションが良くなったのに、そんなことは出来ないので、その恐れが無いと思って準備することにした。
 簡単に出来ると判断したが、間違いだった。結構時間が掛かって、自分の法人の件だけ残して終わったのが午後入ってからだ。
 続いて、フード関係のコンサルタントとコラボレーション企画の企画案を作成して送付した。直ぐに返事が来て、
 「16日に会うことを楽しみにしています。」
 とのことだった。
 いつも、寸前になって無くなったり、アイデアだけ持って行き、自分たちで始めるという暴挙が多く心配していたが、取り敢えず、安心だ。
 そんな言葉に喜んで、一応の計画通り進んだ。問題は、介護職員処遇改善加算の書類だ。結果的には、持ち越した。まだ時間があるのと、作業に時間が掛かる。もう少し落ち着いてからと、自分で納得した。
 後見がらみが多く現出する可能性が多くなり、これからどうやって進めて行くか検討する必要がある。

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