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トップハート物語(5871)立志伝敢闘編
20/07/11
2015年(平成27年)3月下旬。
 長い期間、今年になって勉強を続けて来た。新たな事業に向けて学習をして来た最終日が今日だ。
 朝一番で、この地域の介護支援事業所管理者が来た。一番の問題は、新たに本社管理者がこの地域に異動して来ることだ。彼は唯一の20代男性で、一昨年、実績を上げた。上げたが、昨年は全くの冬眠状態だった。
 回転ずしチェーン店のスーパーバイザーを数年していた。色々とトラブルがあって退職して、当社に縁があって来た。来た当初は、意地の悪い上司がいていじめられたと思う。女性独特の意地悪さに堪えて、その者たちが居なくなったので全く経験の少ない彼が管理者になった。
 彼の希望を入れた訳だ。その結果は目覚ましかった。その1年だけは。それを、周辺の管理者連中は高評価して神様扱いだった。しかし、昨年は全くの冬眠状態でかなり昇給したのだが、結果は無し、だった。
 それでも、本人も鼻が高くなったのか、性格も自信過剰となったような気がした。研修センターが散々たる結果だったので、そのテコ入れに彼を異動させることを考えた。だって、全く実績が停滞して年間を通して前年に比べて1万円も上がらないのに、置いて置く訳に行かないのだ。
 それを昨年から示唆していた。つまり、新たに異動によって定年を迎える研修センターの責任者の代わりに異動して据えることを伝えた。その際に、研修センターの他に落ち込みが激しいこの地区の介護部門も面倒見るように伝えた。
 問題は、彼のポストだ。スーパーバイザーにしたいが、最低限の保証が欲しいのだ。だから、サービス提供責任者に選任して少しの仕事をして貰おうと思って居た。
 ところが、彼は抵抗をして、自分は彼女らの上のポストだと理解しているので、つまり遣らないと言うのだ。それは、私の前では言わない。彼女らとの話の中で言って居るのだ。何を図に乗っているのかと思ったのだが、言葉に出せない。
 たかが、1年だけ最低のレベルから売り上げを伸ばしたのだが、それ以後は無いのだ、実績が。一体何が彼をそうさせたのか。
 もう、彼女と彼の間には入れない。
 好きにしたらいい。
 10時から始まるセミナーに、8時40分に出た。30分前に近くの駐車場に入れた。NPO法人常勤理事が、お腹が空いたと言うのでコンビニに立ち寄りパンなどを購入してから会場に入った。
 何か、飛躍した企業の経営者の共通項をまとめてそれの話だった。最初の司会者から話し方がうまかったので、信頼を得られそうだと感じて真剣に聞いた。会場は40人程度の席数に半数程度の参加者だった。
 東北は岩手県出身者だと言う副社長兼コンサルタントが話し始める。
 「2時間程度で3時間分の話をするので、早口になり聞き取れないこともあるかも知れない。」
 そう言いながら、最初の30分は自己紹介とそのコンサルタント会社のPRだった。
 話の内容は、ある程度周知されていることでもあり、具体性に欠ける言葉が多い。言葉では納得しない。
 具体的にどこの会社のだれだれが、このようにしてこうなったと言う話ならまだましだ。それが、理論的な話や法則の話では意味がない。ほとんど知って居る話だった。
 ただ、知って居ても覚えたい言葉もあった。それらをメモした。
 最後に締めた言葉が、ある経営者の言葉だった。その方が経営した会社は、数年前に業績悪化で消滅した。その方の言葉を言われても困る。
 また、自分たちがコンサルティングした会社を具体的に披歴していたが、経営悪化で他の資本の傘下に入ったのもあった。また、創成期はいいが、成熟期になって苦戦している業種が多い。
 それは、次の一手が打てていないという事だ。その次の一手のヒントを探すために私は動いているのだ。
 2時間の話のだったが、最初の30分は仕方がない。終わる1時間前には飽きてきてしまったのでいつものように聞いていなかった。時計も気になっていた。最後にそのコンサルティング会社が行って居る研修や教育の話だったが、意味がないのだ。
 既に、会社が外部の機関に支払いをして、社員の研修、又は幹部の研修を受けるのは無くなっている。社員は残らないし、資質が無い。教育する価値がないのだ。方向は、如何に社員を使わずに経営を継続させるかだ。
 アンケートにそのような言葉を書いて退出した。トイレに入っている間に、考えが浮かんだ。何か関係が生まれるかも知れないので、名刺交換だけして置こうと思ったのだ。引き返して、副社長と名刺交換をした。
 「研修の仮予約をしてくれましたか。」
 「いや、検討すると書きました。」
 「それでは、仮予約にしるしを付けてくれますか。確定するかどうかは問いません。最終的に断ってくれればいいです。今だった、安くなります。」
 「金銭的なことに興味はない。支払う必要のある金銭だったらちゃんと支払います。」
 「それでも、今だったらお得ですから。しるしをつけるだけですので。」
 真っ赤な顔をして言い出したので、こいつは短気だなと思った。
 当社の社会貢献に関わるセミナーや研修の話をして協力関係を求めた。
 「具体的な話は出来ませんが、そのような社会が求める解決を図る研修を・・・」
 「何が出来るか、一緒にお手伝いできるものを探って行きたいと思います。今度お伺いしてお話をさせて頂きます。」
 そんな終わりの言葉で、私の長期間の研修やセミナーなどの学習は終わった。

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