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トップハート物語(5839)立志伝敢闘編
20/06/24
2015年(平成25年)2月中旬。
今日はふたつの会議があり、ひとつは余り気が進まなかった。午前中は、行政が絡んだ新たな事業の中核をなすサロン設置に関するものだった。今日の会議は、主宰となる中小企業診断士。行政とその外郭指導団体からそれぞれ職員。
 行政書士、特定非営利活動法人地域責任者、同じく常勤理事、株式会社研修担当者、顧問弁護士など9名が揃った。メンバーである社会保険労務士は欠席、同じく厨房機器業者は欠席。
 中心議題をマーケティングにして欲しいのだが、事業プランを理解できないと出来ない。何度も遣り取りしたが、理解できない。既存のイメージでは理解できないのか。サロン設置の大きな目的は地域貢献なのだ。
 それが、そこに併設するパン工房が運営できるかどうか、そればかり焦点になる。例えば、研修関係、就労支援関係、相談事業などの本来の目的の保管事業がサロン設置なのだ。それを、やはり経験上、サロンに併設しているパン工房がうまく展開するのかが議論の焦点となっている。
 確かに、パン工房が赤字では困る。でも、そのパン工房が黒字にならない試算を提示されて、如何に運営が厳しいか、
 「パン工房の運営を舐めているんじゃないか。」
 的な考えが、それぞれ参加者の中にある。
 それは、通常のパン屋さんの経営がうまく行かないという事実があるのでそれはそれで仕方がない。でも、通常の販売形態などは考えていない。その内容の話をするのだが、聞かないし理解できない。
 概ねの時間をその遣り取りに終始した。
 仕方がないので、それ以上発展しない話に鸚鵡返しの無駄な時間を消費した。
 始まる前から、私に話があると中小企業診断士が言って居た。終わった段階で、多くの参会者が退出した後に行政担当者と私に主宰者の中小企業診断士が
 「お時間はいいですか。」
 と、聞いたが行政担当者は用件があると、帰ってしまった。
 私と主宰者の中小企業診断士が差しで話し合うことになったが、何を話があるのか聞いていなかった。
 「私が何か役に立っているのかなと。必要ないんじゃないかと。」
 突然、気弱なことを言い出すので、驚いた。
 あれほど、人のことなど気にせずにいい加減に運営して来た彼が、一体どうしたのか。
 この会議自体、私は大阪市の商工会議所の紹介でその中小企業診断士を通じて
 「助成を受けるために、4社を集めて下さい。」
 と、言われて内容も分からず4社集めた。
 その主導はその中小企業診断士が務めたが、俄かに集めた他のメンバーどころか私すら趣旨が分からない。
そんな調子で始まったが、途中で
「どんな助成が受けられるのですか。」
 「私が指導料を貰うだけで、参加企業は何もありません。」
 調べると、主導する中小企業診断士が33万円の金額を手にする。
 私が困ったのは、申し込んだのは特定非営利活動法人なのだが、
「その制度を利用できるのは、特定非営利活動法人ではダメ。」
 と、言われて株式会社にした。
 しかし、新規事業は特定非営利活動法人ですることにしていた。それがダメになった。そのうえ、新規事業の助成金を受ける準備をしていたのだが、受けられなくなった。彼らは、 制度的に出所が異なるので大丈夫だと言ったが、私が現実に受けられるかどうか社会保険労務士に調査をさせたが、やはりスタートした後の助成金申請は認められないと拒否された。
 そして、極め付きは前回この会議で、借入する不動産の耐震性の補強などの工事費を敷金に上乗せして、敷金50万円だったのが250万円になったのだ。その主導も中小企業診断士が行った。
 私はその決定が不満だとして、オーナーと差しで話し合いオーナーの責任で工事を行い、それが終了した時点で引き渡し、敷金は当初の50万円だという事で収まった。
 自分が主導で200万円も吊り上げたのに私がそれを元に戻した交渉を成功させたので、相当のショックだったようだ。
 今日の会議でも、私は指導を受けるのが本来の趣旨だが、議論をすると私の方が上回り、プラン自体が理解できない。
 そのような経緯から、自分の存在が不要になったと理解したのだろう。それでも、私はもう仕方がないと
 「始まったので、最後まで行くしかないでしょう。」
 そう言って、不用と言う彼の言葉は否定せずに、このまま継続してあとの2回を終了させることの意思表示をした。
 終わってから、昼食を摂って一旦事務所に戻った。
 午後の会議は遠方で相手方の事務所で行われる。4時からだったので、3時に出れば間に合う。行きたくないのは、寒いからではない。前に進まない会議なので、意味を見いだせないからなのだ。
 政令指定都市の健康寿命延伸アイデアコンテストで当社が選定された。医療法人、社会福祉法人、財団法人、認知症研究所など多くの機関を持つ相手方とのコラボの具体的な話し合いは、長期間継続はしている。
 しかし、慎重の上に慎重で、何をコラボするのか決まらない。私も要求しない。しかし、今日はいやいやながら行った処、思い掛けない進展があった。
 これまで、二ケタの回数懇談した。相手は、大きな組織の役員だ。その経歴は、銀行マンの方が二人。本社役員と系列の株式会社の社長。もう一人は、本部役席と財団法人の専務理事。
 その二人がいつも応対をする。最初の面談の段階で
 「お宅はお好きなように事業を進めて行って下さい。うちは、それを見ながら必要があれば支援するようにしたいし、コラボレーションは難しいと思えば打ち切りのサインを出します。」
 そう言われたので、一気に気持ちが覚めた。
 私は、私が提出したプランの推進を一緒にして貰えると思って居た。しかし、独力でするとなると、大きなエネルギーが必要となる。そのエネルギーが自分にどこまで残っているのか、不安になった。
 何度か支援のサインを出して、ある程度は相手もプランを出して来た。それでも、それは自分たちのリスクが無いようなプランだ。魅力が無い。段々と、意気込みが無くなり細い糸を何とか繋げている状態だ。
 願わくば、相手から断って来て欲しいと思って居た。何故なら、この多忙な時間を割いて単なる状況報告に終始するにはあまりにも無駄な時間だ。
 そのような思いで居たのだが、表には出さずに単なる事務処理的に応じて来た。以前の意欲のある時には、それなりの資料を揃えてきたのだが、今回も持って行かない。意味が無いし、作っている時間が無い。
 行きたくないと言葉に出しながら、出発した。悪いことに、NPO法人常勤理事が風邪でダウンしてしまった。寒い中、本当に寒い中、新たに開発された高級住宅と綺麗な街並みの駅に430円も掛けて向かった。
 少し時候の挨拶らしい言葉を出し合って、少し事業の進展具合を報告した。
 「私どもはどんな援助をしたらいいのでしょうか。こちらから聞くなど申し訳ないのですが。お宅の計画は順調に進んでいるように感じます。このままいくと、私どもが必要ないと言われるようで。」
 などと言い出した。
 「新たな法人への法人での出資も可能であれば、したいと思います。LM法人への移行を考えているのであれば、配当も見込めますし。」
 そんなことやら、計画している地域情報誌への積極的な関与など私どもの進めるプランに理解を示して来た。
 介入する、出資するという事は根幹がしっかしとしてくるが主導権を握られることにもなりかねない。そこは、私はベターだと思うが社員には恐怖だろう。力になることは沢山あるので、当初の期待通りの結果に近づきつつあるような気がする。
 遅すぎる申し出で、他にも既にコラボレーションを期待しているアクションを起こす予約をしている。

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