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トップハート物語(5836)立志伝敢闘編
20/06/23
2015年(平成27年)2月中旬。
 朝は忙しい。今日は、11時に遠方の施設に入所している被保佐人を保佐監督人が面談する。切望していたのだが、やっと実現する。
 その目的は不動産の売却の同意だ。
 朝一番で、研修センター責任者が来た。
「修了証書に押印する代表者印が欲しい。」
 と、言う。
 私が直ぐに出るので、戻るのも定かではないので
 「貸してくれませんか。」
 つまり、代表者印を預けて貰って、ゆっくり処理しようとしているのだ。
 以前、それも相当前の事だが、貸してというよりけん制の意味もあり管理者に預けていたのを、悪用されたことがあったので、躊躇したが貸してしまった。
 そのあと、介護タクシー担当責任者のサービス提供責任者が来た。
今度の障碍者相談支援の施設設置の相談支援員になる彼女の申請書を持って来たのだ。
 「先日お話の合った、3月末で退職したいと言って居るKに、新しい組織の方に入ってと言ったんですが、行きたいと言って居ました。ただ、3月で辞めてリハビリの方に進みたいと言って居るので、それを取り消していくことには抵抗が少しあると言って居ました。」
 「何を格好つけている。そんなの気にしない性格じゃないのか。自分の思う道を進まないとだめだ。一旦辞めて、また、新しい会社に入社したらいい。」
 そう言ってから
 「慌てず、時間があるからゆっくりと話をするように。」
 そう言って、軽はずみな言動を慎むように言った。
 11時に施設への前に、銀行に立ち寄ってから向かった。到着はかなり早く、30分ほど前に着いた。施設利用料を支払って、相談員の方に
「今日、ご本人の財産の処分について意思の確認をしたいと保佐監督人が来ます。」
 「それなら、相談室を準備しましょうか。」
 と、言って部屋を準備して暮れた。
 11時丁度に保佐監督人が事務員と一緒に到着と同時に、被保佐人も3階の施設から下りて来て、丁度一緒に部屋に入った。
 保佐監督人が切り出した、不動産の売買の意思確認。突然なので、その意味すら理解するのに、時間を要した。特に、高年齢の方に自宅を売る話は厳しい。返事のしようがない。司法書士でもある保佐監督人が、焦っているのが良く分かった。
 隣にいる、事務員が
 「ご本人の意思をちゃんと確認しないと。」
 それが、正道だがなかなかはっきりと言わない被保佐人に業を煮やしたのか、
 「後見の申立を再度しましょうか。そうしたら、ご本人の意思の確認なしに手続きが出来る。そうしないと、生活が成り立たなくなる。」
 確かにそうだが、やはりご本人の意思が尊重されるべきだ。
 ご本人は認知症状が私は見受けられないし、果たして医師の診断書で後見が得られるか、それが問題だが、一応保佐監督人の指導を受け入れる形をとった。
 また、先日、不動産の草刈りを4人で2時間行って2万円の仕事をした。その保佐監督人の司法書士が不動産の価値を高めるために、草刈りをシルバー人材センターに依頼したようだが、8万円の見積もりだった。
 私に相談があったので、2万円で請け負うような斡旋をした。個人に依頼して終わったのだ。一人5千円を支払った。
 それに対して、
 「不動産会社からからもう少し綺麗にして欲しかったとクレームが来た。」
 「どういうことですか。」
 「刈った草をごみ処理センターに持って行くとか。」
 「何を言って居るんですか、それだったらちゃんとした金銭を支払ってちゃんとして貰ったらいい。必要な金銭を支払わずに、そんなことまで要求するのはおかしい。」
と、一蹴した。
 本来はもっと怒っていいのだが、我慢した。
 1時間の面談を終えて、私が相談員に話をして再度医師の診断書を取って貰う事にした。
 移動しながら銀行に立ち寄って、一旦部屋に戻った。
 食事を軽くしてから、再び出発。3時半に近隣の病院に入った。後見の相談があり、地域包括支援センター主任ケアマネジャーと待ち合わせした。
 それほど、評判のいい病院ではないが、中に入ると壁が塗り替えられて綺麗になっていた。2階のナースステーションに行く。ナースの年齢は関係ないが、既に年金世代や後期高齢者世代のナースが看護師長やフロア責任者だ。
 3階に上がって、6人でケア会議。そこで初めて、名前や症状が報告される。夫婦が認知症気味で、特に奥さんの認知症が激しいようだ。旦那さんが比較的しっかりしていて入院中。
 「毎日定時にタクシーで奥さんが荷物を両手と背中にしょってきます。2時過ぎまでいて、帰りますが、トラブルが最近多くなって。荷物を自宅の忘れて来ていながら、待合室の患者さんを疑ってあの人が盗ったと言ったり。財布にお金が無いと騒いだり。」
 症状がある程度把握できたが、問題は、家族が居なくて身寄りも居ない。お子さんも居ないうえに、旦那さんが依怙地と来ている。人の話に耳を傾けない。そんな中で、一応手続きの進行を了解貰わないと行けないし、奥さんの後見であれば旦那さんが申し立てる必要性が出て来る。
 看護師長と地域包括支援センター主任ケアマネジャーが説明したが、ハナから拒否。当たり前だ。どうして、早くから理解を得るような行動をとらないのか。

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