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トップハート物語(5829)立志伝敢闘編
20/06/18
2015年(平成27年)2月中旬。
朝一番にて、キラキラ目の珠緒ちゃんが来た。転居する被後見人の引っ越しなどの打ち合わせをしていると、介護支援事業所管理者が来た。
 昨日、この地区の介護事業所の1月データが送信されて来たが驚くほどひど過ぎる。一昨日、介護責任者由紀に会っても何も言わないし、いつものことだが
 「営業をどうやっていいのか分からなくて。それでも、どうやってうちを知ったのか新たらしい居宅介護支援事業所から新規依頼が来た。懇意にしているケアマネジャーさんが、次々辞めて行って。」
 予防線を張っているのだ。
 それでも、私は顔を見るとその話を真剣に聞いてしまう。相手は、当然、考えがあって言って居るのだが、その裏を読み解く能が私には無い。
 営業をどうやって、と聞くのはもう何年も続いている。私はいつも同じことしか言わない。
 「何も考えずに、パンフレットと名刺だけおいてきたらいい。用事があったら相手から来るから。ただ、もれなくすべての居宅介護支援事業所、次は病院、そして、障碍者施設やポストイン。」
など、自分の経験からそう言って居る。
 それを、実行した形跡はない。数年たって、聞くとこの市に幾つ居宅介護支援事業所があるのかも知らないし、ある居宅介護支援事業所に行ったか聞いても行って居ない。
 「遠いから関係が無いかと思って。」
 そして、行ったのはこれまで取引のある居宅介護支援事業所程度。そして、
 「どんな内容でパンフレットを作ったらいいですか。」
とか、
 「できたので見て貰えますか。」
までは、何カ月もかかる。
 「そんな内容はどうでもいいから、行きなさい。」
 と、言っても行かない。
 「二人で行った方が聞かれた時に返事が出来るので、今度は二人で行きます。」
 そう言って、行かない。
 その時その時、都合が悪くなると如何もやっているというアピールをするのが常で、既にもう何年も続けている。
私は、その裏付けを取るようなことはしない。それは、信頼していないと自分でも後ろめたさを感じるからだ。
 しかし、もう限界だ。と言いながらも、我慢に我慢を続けて来た。
その我慢は、具体的には経費の自己負担だったり、削減だったり、貸付だったり。そのたびに、金額的なものを言って発奮材料にしようと思うが、全く意に介さない。
 長年続けて来た、沢山のイベントも中止になって、厳しい状態が分かる筈なのだが意に介さない。
新たなケアマネジャーから新規依頼が来ていると、如何にも次の月は期待が持てるようなことを言う。
しかし、前例がある。そう言って、表にまとめて来た内容は10ケースの新規が並んでいた。その次の月の実績を期待して居たら、何とマイナス実績だった。意味が分からない。人が不足していると、何度も言うが、実績が下がっているのに嘘言うな、と言ったら言わなくなった。
 最近は、事務処理する人が欲しいとの一点張りだったが、私はどうやって売り上げを上げるかが心配なのだ。それが、現実になるのはこの4月からだ。それを、どうやって克服していくのか、もう時間が無いどころか終わりだ。
 そして、極めつけは懇意にしているケアマネジャーさんが次々辞めて行って居るという言葉だ。説明など要らない。自分たちの責任ではなく環境の責任だというのだ。
 そんな話ばかりで、前向きややっている話などないので、介護支援事業所管理者が来たので
「彼女が、准看護師学校の入試が終わったら、これまで言って居た営業実績の過去3か月間のデータを持って来て、今後どうするのか返事が欲しい。俺は、我慢していたがもうこんなに下がったのでは話にならない。本当に営業をしているのか、確認をさせて貰う。」
 「私も管理者として支援ばかりに関わっていたので、介護の方を見られていなくて。彼女も、介護はもうだめだからみんなで支援の方に力を入れてなんて話をしているので、そんなことはダメだと、今度二人一緒に営業に行くことにしました。」
 「いいか、他の人たちが何も知らないところで、介護は止めた支援でなどとそんなことあるか。遣らないなら、もう俺が前面に出てやるから。隣の部屋を借りて指定を取ってやる気のある者たちで、動くことにする。次々若い人が辞めて行って人件費を削減して、自分たちだけが残るなどという考えはおかしいぞ。これから、本社の管理者をこちらに持って来ておくけれど、本人だっていやだろう。それを、自分たちは責任回避が出来ると喜んでいるのかも知れないが。そんなの許さない。NPO法人常勤理事も新規の会社に異動するし、介護サービス提供責任者も異動する、NPO法人責任者責任者も新たな事務所で独立させる。自分たちだけ動かないで、何も影響がないというのはおかしいと思え。」
 介護支援事業所管理者も少し泣き顔になって反論したが、実績が出ているのでどうしようもない。
 それが終わって、一旦マンションに戻って昼食だ。終わってから、出発した。大阪市の介護支援専門員対象の「これからの介護保険はどうなる」という標題だった。
 寒い会場に200人以上の介護支援専門員が集合して、どんな情報が得られるのか期待していたと思う。
 ところが、役人が最初登壇したが分かっている地域包括ケアシステムの話だ。持ち時間50分だったが、40分はそれに費やした。
古い情報でうんざりだし、寒いし。隣の男も、渡された資料を一瞥して、途中からバックに仕舞って帰る態勢だ。
 しかし、やっと終わり10分前になって
 「今日のテーマである、我が市の施策についてお話をさせて頂きます。」
 と、行って全国のデータと比較したこの大阪市の特徴を示した。
 何しろ、講師の言う
 「何ページをご覧ください。」
と、言うページが渡された資料と全く異なるページで頭に来ていた者も多かったと思う。
 つまり、資料作成者が作成した資料全部をコピーしていなくて介護支援専門会が間引いたのだろう。この組織のやることだ。
 みんな我慢して、パワーポイントの出て来る資料と同じ図があるページを探すのが精いっぱい。
 ただ、私どもが考えて推進している社会問題を解決するための相談支援を中心とした、交流サロン設置が生きて来たと実感できたのは
 「各地に地域の住民主体のサロン設置を考えている。」
とのことで、先を行って居る我々の動きに間違いがないことを実証している。
 詰まらない地域包括ケアシステムの話をしている最中に、新たな介護報酬の点数を確認した。医療系とリハビリを除くほぼ全部のサービスで報酬は減額となっている。その中でも、小規模デイサービスと短時間リハビリは大打撃だ。
 立ちいかない部分を、地域支援事業で補うのだろう。図に乗って次々と作って行く、法の趣旨を顧みない事業はこれから継続不可能となるだろう。
 地域の問題を丁寧に探って事業化して行くサービスがこれから息の長い事業となるのは目に見えている。ただ、単独の事業や能力では今までのような待遇を得るのは難しくなるのを自覚しないと行けない。
 「あれもこれも出来ませんよ。」
と、言うのが大方の人間の言葉だ。
 しかし、世の中はそれだけの能力を求めていない。秀でている能力であっても社会が求めていなければ、それが活かされないし得るモノも少ない。多くの能力があり、必要とされているものを出せば、得るモノも多くなる。
 自分で考えて自分で必要と思うような生き方は、それは自己責任で行って頑張ってほしいと思う。
 1時間で会場を出た。本当はあと1時間半、訳の分からない人たちが勝手に討論する時間なので、意味が無い。それがその通りになるのなら、聞きたいが個人的な意見を聞いても仕方がない。
 帰りに初めてのスーパー銭湯に立ち寄った。お客様は、多くが中国人だった。日本も国際的になったという事だろうか。地域住民はそうはなっていないが。

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