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トップハート物語(5814)立志伝敢闘編
20/06/11
2015年(平成27年)1月下旬。
 社員との関係を考える年になっている。月曜日、若い同じ部署の二人が相次いで退職を申し出て来た。私は、その後の対応、特に人員の配置に悩ませていた。不足する人員をどうカバーしたらいいのか。
 その方向をある程度考えて、結論付けてその対象となる部署の管理者と臨んだ。
 「どうする、大丈夫か。」
 「ケアは何とか登録さんに移すので大丈夫です。事務処理関係ですが、このままで何とか出来るので大丈夫だと思います。」
 あれほど、今の人員では不足していると、介護・支援管理者と介護責任者が何度も来て事務処理をする人員の問題を投げかけていた。
 それが、私が他の者を採用するとか育児休業中の者を早く戻って来るように依頼するとか、色々と案を構築していたが、何と必要ないという。一体これまで私が不要だと言って居た人員過剰の問題に異議を唱えていたのはなんだろう。
 本社は数年しか経験のない新人ばかり4人で700万円の売り上げに対処している。しかし、この私のいる地区の介護・支援部門は900万程度の売り上げで12人のベテランに近い社員が多く在籍していて、不足だと言い続けていた。
 どう見てもおかしいと何度も言ったが、その言って来る特に介護責任者は悲壮な感じなので、それ以上追及できない。やはり、そうだったのだ。
 そして、今回新たな事業への責任者含みで考えているサービス提供責任者が来た。色々な相談と話に来たのだが、その途中で退職する若い女性社員のことになった。
 「Yちやんは残念です。あれだけやる気のある人なのに、新たな資格を目指すと言って居たけれど。」
 「あれは嘘だ。それが理由ではない。」
 「私もそう思います。色々と上に提言したようですが、抑えつけられたようです。」
 「まず、一旦退職することで納めよう。ただ、俺はこれまで沢山の改革や営業や管理について話をして来た。しかし、管理者は何もしないし、聞いているふりをして自分の事しか考えない。これでは、何を言っても無理だ。言っても仕方がないから、もう一度、自分で言ったことを実行しようと思う。今ある、介護・支援事業所と同じマンション内に事業所をもう一つ作る。そこで、やった分の評価をきっちりしてその分の給与を支払う。そんな考えで事業所を作る。」
 あれほど、私が何度も自主自立をみんなで考えて打開する方向を示すように、その結果についてはサポートすると提言したのに、何もしないで終わった。
 自分がその結果を示すほかない。その際には、誰も邪魔させない。
 その彼女が来ている時間に、別の場所にて新たな組織を作るという名目の会議が開催されていた。
 会議と言っても遊びのような意味の無い会議だった。最初は、この介護保険制度の改正において、居宅介護支援事業所のグループ企業へのプラン提供が問題視されるのに及んで、別法人を作って、介護支援専門員を移籍させようと決まった。その同意をした介護支援専門員が中心となって、始めさせた。
 別法人立ち上げが決まった段階で、私は手を引いた。あとは自分たちで作ることを目指すように指示したのだ。しかし、私と言うタガが外れたと同時に一番の中心となる本社の地域にある居宅介護支援事業所管理者が嫌だと言い出した。
 それからは、何を話しても意味が無い。特に、他の介護支援専門員は二人だけだし、私は入っていないし、他の参加者は何度受験しても落ちている人間だし、意味が無い打ち合わせを仕事中に半日も掛けて行って、会社の経費で食事をして終わっているのだ。
 意味が無いので止めるように遠まわしに言って居るのだが、みんなそれぞれ他の目的がある。食事がタダで食べられる。半日時間を話しているだけで潰されるなどとうがった見方が出て来る。
 こんな人間たちに合わせても何もならない。自分で動くほかないと、考えて、今、目の前にいた彼女を取り敢えず働く中心に据えることにしたのだ。
 やる気のある人間を辞めさせては自分の本位ではない。そう思って、考えたのだ。その際の法人をどうするか。何度も言うが、グループ内でのやり取りは出来ない。そうなると、私が居たのでは意味が無いのだ。
 誰を中心とするのか。そればかり考えていた。一番いいのがNPO法人常勤理事なのだが、気が弱い。朝も弱い。一番信用がおける人物には違いないのだが、実行力に欠ける。それが心配なのだ。それだったら、私がまた後ろで動くことになる。それでは、同じではないか。
 この目の前にいる彼女と辞めると言って居る若い彼女。そして、NPO法人常勤理事に任せてしまうか。そうすると、法人を設立するのに時間が掛かる。
 午後、雨が降っていたが出掛けないと行けないと思う気持ちを強く持って、出た。保佐監督人の司法書士事務所に行った。車で20分程度の隣の隣の市にある事務所だ。財産が無い被保佐人の金庫にしまわれていた権利書。その権利書を基に財産を確定した。
 それを、現金に変える作業をするのだ。しかし、その居宅のライフラインはそのままにしてある。本人が売却する意思があるのかを確認しないと行けないのだが、それを後回しにしている。
 その懸念はあるのだが、最後には確認してその意思を尊重しようと思って居る。何しろ、保佐人を受任した段階では全く財産は無く、財産の処分についての代理行為は委任されていなかった。それが、そのようになった段階では、つまり、財産が発見された段階ではどのような形にしたらいいのだろうか。
 それも心配だ。また、家庭裁判所に被後見人の転居を問い合わせていたのだが、連絡が取れて、許可を貰った。毎日、後見の業務が1日の半分以上を占めている。
 帰りに銀行に立ち寄ったが、余りに変貌した町の風景にどこが銀行か迷ってしまった。途中の道にスーパー銭湯があるので立ち寄って雨の中、露天風呂を楽しんだ

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