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トップハート物語(5808)立志伝敢闘編
20/06/08
2015年(平成27年)1月下旬。
 当然の如く、朝一で支援責任者兼介護・支援管理者が来た。平気な顔をしているのは何故なのだろう。それほど、気が強いのか。それとも、思い通りに行って居るということか。半年前には、5人の社員がこの地区の障碍者支援を担って居た。
 昨年後半には、妊娠した若手でこの支援のナンバーツーが出産休暇に入った。続いて、ナンバーツーだった者が育児休暇から戻って来たが、サービス提供責任者のポストに戻ることを拒否した。介護福祉士が二人いなくなったと同じだ。
 続いて、若手の職員も2年目でリタイヤ。ついに、2名だけになった支援。勿論、事務所的には介護と一緒で兼任の態勢があるので問題は無い。しかし、兼任と言っても、内実は分かれているのだ。
 それぞれの、分野において責任を持ってやってもらうのが筋で、兼任だからいい加減ではないのだ。そうなると、やはり2名では不足する。兼任で12名在籍していた。しかし、休暇の者と退職者を考えると、どうしても支援の問題がクローズアップしてくる。
果たして管理者はどう判断するか。対策はどうとるのか。そんな思いが昨日あった。考えても結論が出ないので、近くのスーパー銭湯に行って休んだ。そして、NPO法人常勤理事に話をした。相談ではない。話をしただけだ。
入室して来た管理者の顔を見て意外に思った。もっと落胆しているのかと思ったがそうではなかった。
「一体どうするんだ。案があるのか。」
打開案を聞いた。
 それまでは、彼女の性格の問題もあるだろう。いや、介護の責任者の性格もある。果たして、この者たちが付いて行くのだろうか、そんな心配をずっと持っていた。それが、現実となって、下の者が、年齢的にも若い者が居なくなり、年上の者が残る羽目になった。
 玉砕に突き進んだ日本の戦争末期の様相だった。ところが、何だその意外と明るい顔は。何か他の事を考えているのかとうがった見方もある。
「昨日、残っているサービス提供責任者が集まって話し合って、頑張って行こうと。」
 そう言って、どのよう仕事の区分をするのかを説明し始めた。
何のことは無い。いつも思って居るのだが、売り上げが低下しているのに、人数だけが多い。相談に来る内容が、例えば
「訪問介護計画書の作成が多くて大変なんです。どうやって解決したらいいのか。」
 そんなことがあるかと思えば
「加算を取っているので、その連絡体制と報告書類が大変で、どうやって行くか。残業させてもいいですか。」
 そんな内容だった。
 しかし、私が常に言って居るのは
「最低限の売り上げを確保しなさい。」
とか、
「人材の確保を考えて行かないと。そして、育成だ。」
 そんなことを言い続けているのだが、返事だけで何もしない。
事務処理をどうやったらいいのか、阿保か。
 「いいか、売り上げが上がって人材がいて、初めて事務処理が生まれる。収入も無くて、事務処理が生まれる訳がない。」
 そう言っても、何も感じない。
 そんな中にあって、昨年から
「若い人たちが、こんな状態では辞めてしまうぞ。」
 そう言って居たのに、そのようになってしまった。
 「どんな世の中でも、誰でも、将来を考えているし収入のことを考える。それなのに、自分たちだけが残って残業をして若い人たちには定時もならないのに帰れと帰す。そんなことをしたら誰も居なくなる。」
 そういつも言うが、意に介さない。
 この管理者二人で90万円の人件費を喰ってしまう。残業が凄いのだ。そのうえ、休まない。遅くまでやる。仕事を抱え込んで、離さない。傍は、何しているのか分からない。他の者には
 「この会社は残業代が付かない。」
などと嘘をついてまで、自分たちだけが残業代を稼ぐ。馬鹿な奴だと思って居るのだが、そのように教育したのは私だ。その私の放任主義を逆手にとって、遣りたい放題で、節操がない。そのような教育をした自分が悪い。
 その自分に跳ね返って来ているので、自分で何かをして直すか、再度やり直すか。やり直すのは、新たな事業所を作って再度手本を示すという行為だ。
 年も年だしと思うが、案外私も真剣なのだ。
 朝来て、そんな話を聞いて
 「みんなで今後のことを話し合うか。全部署の管理者クラスの応援を得て知恵を借りて今後の事も含めて検討するか?」
 全く返事をしない。
 つまり、自分の部署に手を入れられるのが嫌なのだろう。それは分かった。変えないということは、今後も続くという事だ。人がいなくなる。事務所が成り立たない。それが、もしかしたら目的かも知れない。
 何しろ、彼女は自分で立ち上げたいので、辞めた人間の一緒にやろうと声を掛けた人間だ。何を考えているのか分からない。内部崩壊を狙って居る可能性もあるのだ。そんな変な考えも浮かんできて困ったことになった。
 それが終わった後、後見の業務で京田辺市に向かった。被後見人の住宅の評価のために専門の業者と訪問したのだ。

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