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トップハート物語(5801)立志伝敢闘編
20/06/02
2015年(平成27年)1月中旬。
 いつものように、布団からは起きたが落ち着かない。いつもの私とは明らかに違う。それだけ、今日の大手資格サポート会社との懇談には力を入れている。
 出勤して、直ぐに出動態勢を整えていた。その出発時間は9時だ。それまで、誰も来ないように祈っていたが、来た。介護・支援管理者だ。用件は、先月から続いている医療関係のサポートの件だ。
 顧問弁護士宛に相談した件がある。医療行為を含む自費の契約書の関係だ。その件を相談したが、顧問弁護士から何の話もない。ひと月全く無視状態だ。以前も、被後見人の医療機関での骨折に関して相談したが、最初は威勢のいい話をして前面に出て戦ってくれるような話があったので、情報を収集してお任せしようとしたが、返事は全く一転していた。
 私が戦う意思があるのかどうかだった。折れてしまった。今度は、大事な、医療と介護の連携の話だ。危険な状態の判断を介護従事者にさせる話だ。家族が老々で、意思を示すことが出来る夫が不治の病で入院して、戻って来られなくなる。
 その際、残している妻はこれまた寝たきりで自分の意思も示されない、たんの吸引が必要になるかも知れないという年末の状態だった。そして、夫が入院した際に、妻も完全看護の入院をすればいいのだが、受け入れ先が無い。
 在宅で、チームケアをするのだが
 「危ないと判断した際に、救急車を呼ぶ。その際、たんの吸引をするために喉の切開手術を言われた時には、本人の意思で断って欲しい。」
 救急車を呼ぶ判断と、のどの切開手術の拒否を伝えると言う行為をするのにどこまで何を揃えれば責任を逃れる表現になるのかを、原案を示してその検討をお願いした。
 ところが、全くなしのつぶてで、わたしの顔が潰れたのと弁護士に不信感を持ってしまった。
 これでは、どうしようもない。その話の続きで、ついにその日が来たとの報告だった。それぞれの、出来る範囲で医師、看護師、介護士などのチームプレイでそれなりの指示書やメモなどの証拠書類を残してのスタートだった。
 顧問料を毎月5万円支払って居るのだが、相談事は最近無くなった。
 NPO法人でもその金額を支払って居る。
 その話が終わると、今度は言いにくいことが最後に来るのは当たり前だ。
 実はと、言って長々と説明を始めたが、市のとか利用者のとか理由はどうでもいいのだが
 「ということで、大変申し訳ないのですが60万円ほど12月売上から引かれて来月回しになります。」
 そう言って、ショックを受ける私の顔を見ない。
 先月は忘年会などで100万円近くの支出があった。収益が高額ならいいのだが、まったくそんなことはなく、研修センターとか介護部門とかの落ち込みでダメージを受けて資金繰りが厳しくなっている。
その挙句に、そんな多額な収益が落ちてしまうなんて、どうするのかと思いながら、早く準備をしないことには、そう思って送った。
 元に戻って、暫くするとNPO法人常勤理事が迎えに来た。車に乗って郵便局に行って、2か月溜まった利用料収入を下ろして、取引先の三菱東京UFJ銀行に向かった。入金をして今日の打ち合わせ会場に向かった。
 午後なのだが、間を取り持ってくれているコンサルタントが同席するのでその待ち合わせをしたいと連絡を取っていた。
 「近くまで行って待っていますので、事前に打ち合わせしたいのでご連絡下さい。」
と、mailしていた。
 しかし、連絡が無く段々と約束の時間が近付いてくる。
 商店街で美味しいコーヒーを出す喫茶店で待機していた。
 ここの珈琲は絶品で、ブラックで飲める。みんなまずい安い珈琲を
 「私はブラックで」
と、言って無理して飲んでいるのだが、私はここのだけ唯一ブラックで飲める。
 そのコーヒーもそうだが、ケーキもまた美味しい。
 朝ごはんを食べたのに、ケーキも食べてしまった。
 珈琲とケーキで1200円だ。
 待っていたが、連絡が来ないので痺れを切らして同じ商店街で食事をすることになった。
まだ、11時過ぎだが、これから時間を掛けて懇談の会場に行って打ち合わせを事前にするには、今しかないのだ。
 気になっていた天麩羅専門の店に入った。店の前に行くと、満席だった。20席以上はあるだろうか、すべてカウンターだ。
 待たせられたが、その間沢山の人が並ぶ。中には10人弱の待ち席があるが外にも並んでいるのが、窓越しに見える。
 上げたては美味しい。海老天定食を頼んだ。野菜を4点とぷりぷりのエビが3本。
 大人数が並んでいるのが気になりながら頂いた。その間、やはり待ち合わせする予定だったコンサルタントから電話が何度か入った。
 仕方がない。少し待って貰って、終わってから掛ける。出ない。電車の中だったと後から分かる。急いで資格取得サポート学校の本部に向かう。本部と言う名前は各地にあり、本社は東京だ。
 その1階の喫茶店で簡単に打ち合わせをした。
 本部に入って、暫く待って責任者の女性が来た。私の説明が始まったが、全く興味が無い顔をして下を向いていた。止めようかと思ったが、我慢して話をした。大手の専門学校とはいえ、現実の実態が分かっていないと言うのが率直な感想だ。
 しかし、我慢の功を奏したが、ある程度分かって貰えたと思う。今の社会は、この社会問題を解決するスキルが必要だと。
 最初は、やっと口を開いたかと思ったら、自分の組織が公的事業として受注している中間的就業支援の相手先を探していて、その受け入れを条件だと言うような感じで話をする。何度も、立派な話をする。
 「段階的な就職をさせる制度を受け入て欲しい。最初は大変だが、慣れて貰って仕事をする楽しさを覚え、次の段階では報酬を得る楽しさを覚えて貰って、自分が社会の役に立つという思いも感じて、次は本当に勤労者として・・・・」
 などと、如何にも説得力のあるような話をするが
 「無理ですね。管理が大変です。大体、労働する意欲も社会人としての常識もない。それは、関わっているから分かっています。」
 そんな話をした。
 自分たちは押し付けて多額の金銭を自治体から得る。もし、私どもが受け入れたとしても一銭も入って来ないばかりか、幾らかの金銭負担がありリスクもある。
 「時間通りに出勤しない。規則は守らない。嘘を言って来ない。そんな労働者を抱えたら管理が大変だ。無理ですね。出来るところが遣ればいい。」
 そう言って、一蹴した。
 それなのに、何度も言い続ける。自分の営業のために会ったようなものだ。
  最初の1時間程度はそんな話に終始した。
 しかし、何度か話を私がしている間に、やっと本心が分かって来たようで、私の提案内容に質問が続いた。理解を少ししたようだ。
 同席したコンサルタントも
 「興味を示したようだ。」
 そう言って居たので、満足して次の話に入った。
同じ会社の部門は別だが、いい加減な奴と話をしたが、コンサルタントの顔を立てて我慢した。
 厄介な話になると思って、戻った。午前中にmailで介護責任者が会いたいと言って来た。用件をMailでくれと言ったが、個人的なお話がといつもの暗い話になると思いながら電話すると、同じようなことを言う。
 4時に約束して、30分程度で終わらせようと考えて来るように言った。来たが、やはり暗い話だけ。
 やる気をそぐような話ばかりをどうしてするのか。
 希望に沿って准看護師学校への入試勉強に家庭教師を付けたが、無理なので教師代を負担したい。から始まって、売り上げが伸びない責任があるので、これ以上無理だ。
 私は時々、特に最初の時には何度も助言した。しかし、全く受け入れをせずに自分の判断でずっとやって来た。言い訳は反発や助言無視だけだ。結果が得られないので、投げ出したいと言うのが分かっていた。どうして、私の言いうことが聞けないだ。
この会社を壊すと言う私の発言に、驚いた様子で思いをとどまった。

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