お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(5798)立志伝敢闘編
20/05/31
2015年(平成27年)1月中旬。
 朝は9時半に、後見相談者との面談だった。私の面談室は、隣の部屋。事務所とは異なる部屋なので、準備が必要となる。暖房とか換気とか整理とか。
 その時間まで、事務所にて業務を行って居た。私の部屋はどうしようもなく汚れている。特にテーブルの上は、大体1週間分の書類が乱雑に置いてある。ただ、大事なものは私の机の上にあり、こことテーブルの上を探せば大体の書類が出て来る。この部屋全体が金庫のような役目だと勝手に思って居る。
 そのような部屋を出て、隣の部屋に行こうとしてドアを開けて通路に出ると、小柄な丸い男性が立っていた。面談者だと直ぐに分かった。面倒なので、挨拶をして、
 「汚いですが、この部屋でいいですか。」
 そう言って、招き入れた。
 軽度の精神疾患を持っていると聞いていたが、電話での応対はそのような感じだったが、mailで度々来る内容は普通の人間よりは高度な言い回しが多かったので、本当に精神疾患を持っているのか疑わしい感じを抱いていた。
 話し始めると、やはり何か疾患を持っていることが分かった。気持ちを和らげるために、世間話の中での経歴を聞いた。
 苦労している。そう思わせた人生だった。育ちも成人になってからも。そして、その人生のターニングポイントに霊能者が現れた。その人物をまだ信用しているようだった。
 先年、私が担当した認知症の方もやはり霊媒師が大きくかかわってしまって、ついに家庭破壊と自分の精神的な問題を解決できないままに現在も施設にて過ごしている。精神の安定には時間が掛かると言うか、回復は難しい。
 そんな人生のターニングポイントによって、幸か不幸か一流企業を退職してしまった。
 「〇〇君、君はそこで使われているような人間じゃない。人の上に立って活躍する星を持っている。」
 そう言われたようだった。
 幸か不幸かというのは、その言葉に従って退職した。しかし、その会社は既に数年前に無くなってしまった。人生の前半に厳しい試練を迎えるのか、後半にそれを迎えるのかそれぞれの人生だ。
 その退職した結論は正しかったのか。
 その後、何故か偶然にある中小のスーパーマーケットの方に会って入社した。3か月試用期間で、
 「4か月目に突然『あんた今日から係長だから』と言われて何も知らないうちに係長になって。半年後に『あんた今日から課長だから』と言われて、『どこに行きたいか』と聞かれて、結局、イオンモールがある隣に出来た店に店長になって行きました。」
 入社半年で管理職となって、それも支店長となって
 「何も分からないので断ったのですが、サポートすると言われて店長として行きましたが、隣がイオンではずっと赤字で。転勤を希望して配属された支店には野バトが多くて、ぜんそくになり、退職を希望したのですが結局他の店の店長となって転勤。しかし、毎日レジから金銭を抜き取られて、多い時には10万円も抜かれて負担するので給与は無くなりサラ金に手を出しました。」
 そこに、支店長の上の支配人が配属される。
 「しかし、支配人も自分より新人で何も分からない。金銭の抜き取りを報告してその責任をどうするか話し合って、結果的に半分ずつ負担することを続けていました。ある時に、新製品が入庫されて店頭に並べようとしたところ、無くなっていた。担当者がこれまでも金銭の抜き取りで一番怪しかったので、この際、全員の車のトランクを開けて調べようと提案して、全社員のトランクを開けましたが、そいつだけ壊れていると開けません。」
 責任を会社が持つのかとか色々と経緯があって、ついに開けたらあった。
 それまでも、スピード違反取締場所を察知する機器が帳簿上は在庫があるのに現物が無いと、大量に所在が分からないのでしたが、奴が売り場担当者で奴が遣ったことが判明したことを切っ掛けに退職しました。
 そんな話を聞き、そのあと宅急便の仕事を始めたが直ぐに止めて、デパートの配送も続かずに段々と追いつめられていく。
 そんな過程が分かり、精神疾患の発症理由も分かった。認知症も同じで、必ず理由がある。そこをデータ化したら、多くの人の予防手段が分かるような気がする。
 そのスーパーマーケットは全国展開しているが、そんな内実があるとは知らなかった。何でも勉強だ。
 その方とのそのような話は1時間にも及んだ。その話を聞き、やっと心が打ち解けたようだった。
 本題に入り、データー化するために質問した。ところどころで、自分でも言って居たが気が短い部分がある。それが、市役所や社会福祉協議会などで出るのだろう。
 成年後見制度利用支援事業があるが、その利用を拒まれる。理由は、その方の母親の相談なのだが、親族が居るとの理由だ。
相談の切っ掛けとその内容を見る。

昨今、潜在的なブームが続く高額商品を売る商法の、高齢者を一か所に集めてパンや卵などを提供しつつ高額な自然食品などの購入に繋げるセミナーに嵌ってしまった認知症高齢者。 購入したことも覚えていない。領収書はある。
家族が気付き、成年後見制度を知ってその利用をするために、市役所、地域包括支援センター、社会福祉協議会などを巡って相談。
結果的に、当「後見センター」に来た。
成年後見制度利用支援事業実施要綱などの運用は行政の専決事項なので、私の方は申し立ての一般的なサポートになる。
その際、市への 「成年後見制度利用支援事業」について相談した結果を相談者に聞いた。
厚生労働省のそれに関連する通達等を見ると、平成17年度に市町村長による後見等の開始の審判 請求の要件緩和(親族の有無確認:四親等以内→二親等以内)や、平成20年度に対象者 の拡大(市町村長による後見等の開始の審判請求のみに限定していたものを解除)がさ れています(高齢者も同様)。
その助成事業は
『成年後見を申し立て費用、後見人報酬等に対する助成事業。
登録印紙代 鑑定費用 後見人・保佐人等の報酬等」
となっており、社会福祉協議会の制度にも謳ってある。
『 第5期 介護保険事業計画 (概要版) 平成24 年~平成26 年 』によると、
○○広域連合は、介護保険 ②権利擁護の取り組みの推進 関係3市や社会福祉協議会が窓口になっている成年後見制度及び日常生活自立支援事業を周知し、積極的な利用を促進するとともに、必要に応じて、成年後見制度の市町村長申し立てを活用するなど、 あらゆる制度を活用して高齢者の権利擁護に取り組みます。』
と明記されている。
問題は、「利用支援事業は、親族が存在している場合には利用できない。」
との説明が相談者にあったとのことだった。
平成20年改正では、その制度利用対象者が拡大されている。

あくまでも制度の運用は行政の専決事項だが、市民に対する説明内容は間違って居ないのか。

また、社会福祉協議会での説明もそのような説明は無く、結局、利用者の介護保険制度利用に繋げ認定調査を実施すると言うが、そのサービス提供事業所は、よもや社会福祉協議会そのものになるのではないかとうがった見方をしていて、注視することにした。
ただ、あくまでも一方的な話しか聞いてはいないが。

そんな話が終わって、まだ終わらない。世間話に移って1時間。都合9時半から12時までの2時間半に亘って話を聞いた。
 終わってから、直ぐに昼食を摂った。少し休んで、出掛けた。被後見人の預金残高の確認である。都市銀行、地方銀行、JAバンク、ゆうちょ銀行など多額だ。すべて回ってから、百貨店に行った。
 お歳暮品の解体物を見に行ったのだが、ほとんど解体品ではなく一般のものだった。ふざけていると思うが、毎年そんな調子だ。行かなければいいのだが、行ってしまう。
 戻った時には、既に7時を回って8時になっていた。出たのが3時だから5時間も出ていた。
 夜、名古屋から疎遠になっていた事業者から電話があった。協調して行きたいと思う。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報