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トップハート物語(5772)立志伝敢闘編
20/05/17
2014年(平成26年)12月中旬
 朝はキラキラ目の珠緒ちゃんが来たので、楽しく話をしてから銀行員が来る準備に取り掛かった。 
 10時に、政府系金融機関の方が来ることになっている。
 バカバカしい話だが、NPO法人常勤理事が間違って、アンケートに融資の希望を書いた。それも、商工会議所のクラウドファンディングの説明会で、そのファンドだけでよかったのだが、何の気なしに書いてしまったのか〇を付けてしまったのか。
 直ぐに、商工会議所から連絡が来た。その時には、NPO法人常勤理事が不在で、私が受けた電話で、話はおかしいと思ったのが彼女宛で私が代わりに電話に出て話をして、彼女の顔を潰しては申し訳ないので、相手の話に合わせた。
 「融資の申し込みがあるのですが、いつくらいにお幾らくらいお考えですか。」
 いい加減だった。
 「新規事業を考えているので。来年度でも結構です。そんなに考えていないので、お付き合い程度で最初は100万円くらい。」
 そんな言葉を商工会議所担当者に話をした。
 直ぐに、政府系金融機関の担当者から電話があり、会いたいと言う。それも直ぐに。そして、決算書を持参で来て欲しいと言うので、外出していたが戻って来て決算書を2年分持って出た。
 余り気乗りはしなかったが、勉強と思って融資話を聞いていた。別に必要は無かったが、新規事業の展開の時に必要成ると思っていたのだ。
 しかし、貸したいと言う希望が度々表明される。そのうえ、融資担当の彼は生まれが埼玉県熊谷市だと言う。気が緩くなって、借りることには同意したが、
 「運転資金だと7200万円までお貸しできます。」
 あくまでも、特定非営利活動法人としての融資だ。
「普通は特定非営利活動法人には融資しないのが原則なのですが、お宅様は事業を営んでいるので大丈夫です。」
 そんなことを言って居たが、別に借りなくてもいいのだから。
 NPO法人常勤理事が
 「私が間違ったばかりに、迷惑を掛けてしまって。済みません。」
 と、何度も謝っていたが、仕方がないのではないか。
 何でも勉強だと思って。
 しかし、借りたものは返さないと行けない。
 それだけが面倒くさいのだ。書類を沢山作るのと、自分の個人保証が必ず必要になるので、自宅との往復が必要になる。実印も印鑑証明書も大宮なのだ。
 隣の行政書士事務所にて融資話を実施することになったが、暖房などの準備をしないと行けない。普段は、私はこの部屋にいて行政書士としての部屋の利用はしていないのだ。
 定刻に連絡が来て、少し遅れると言う。
 寒い、今日は本当に寒い。その中をやっと着いた。
 「バイクは、本当に今日はやばいですよね。」
やっぱり若いやつの会話だ。
 これまで、「やばい」などと言う言葉をお客様の前で吐く言葉ではなかった。
 暫く話し込んで、調査が始まった。あちらの様式に従って、資料を出した。通帳、特定非営利活動法人ではなく本体の株式会社の決算書。その決算書だって、私の目に触れたのは今年初めてだった。
6月決算で8月末に税理士から送られて来たが、小包になったままで開けていなかった。通帳も、今日の朝に打ち込みに行った。現時点のままでは数十万円の表示だったのが、打ち込んでかなりの金額になった。
 それは、今日介護保険関係費が入金されたからだ。
 決算書を見れば、流動資産の金額が多額に有ってそのうえ借り入れが無く、短期借入金は私の個人資産の中から貸し付けてあって、そのことも分かっているだろう。無借金の上に、未収金が多額に有る。
 「だから、本当は借り入れしなくてもいいから。」
 それでも、借入してくれと言う願いに近づく。
 同じ、この国策金融機関に借り入れを申し込んだ時が有った。平成14年か15年の時だ。借入したくないし、そんなことも考えていなかった時に悪徳税理士が、何度も言うので申し込んだ時があった。
 結果的に審査で却下されたのだが、
 「はっきり言うことはできませんが、借り入れがありますね。それも、焦げ付きのが。」
 何の事か分からなかったが、この法人を買った時に、前の持ち主が隠していた借金があって、それが付いているとは知らずに抱えてしまった。
つまり、借金していた会社を買ってしまったのだ。
 あれから、メインバンクが5000万まで借りられるので借りてくれと言って来たこともあった。今では、営利企業でなくても、特定非営利活動法人でも億単位の借り入れが出来ると言われている。
 借りるのを不承不承受け入れて、
 「幾らくらい借入しますか。」
 「そんなこと言われても、必要のない金銭を借りても仕方がない。ただ、展開するのに必要になると思うので、その時のためにお付き合いで。」
 そう言って、300万円にした。
 何年返済でもいいと思ったが、7年にした。毎月4万円弱の返済金だと言う。そんな不要な金に無駄な利子を付けてどうするんだ。


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