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トップハート物語(5771)立志伝敢闘編
20/05/17
2014年(平成26年)12月中旬。
 申し込みをしていた近所の大手葬儀社「終活セミナー」に参加した。初めての参加で、色々な経験と知識を得た。
 10時から2時間ほどの講義と映像だった。目的は、どのように葬儀が行われるのかと金銭的なモノとかシステムなどの知識を得たかったのだ。
 全国的な展開をしている大きな葬儀社で立派な佇まいだ。出来たばかりの真新しい建物だが、亡くなった人には何の関係もない。
 敷地内に入り、エレベータに乗るのだが、それぞれの名称がやはり死にまつわる。何とか名前を変えることが出来ないのだろうか。例えば、病気の名称も同じだが「ガン」だったら完全にアウトだと知ってしまう。
 「大丈夫、ただの胃潰瘍だ。」
と、言われてがんセンターに入院となるとやはりショックは大きい。
 30分前に入ると、数人居るだけで30人定員には程遠かったが、定刻になるにつれて席が埋まって行った。私が若い方だが、NPO法人常勤理事が一番若い。申し込み時点では
 「娘と一緒に行きます。」
と、言って居たが、バレはしないだろう。
 始まった講座では、なよなよした中年、還暦を超えていると言っていたが、その男性が自分のテレビ出演などを交えて自慢話が多い。詰まらない、笑えない冗談を言って顔が引きつる。
 問題などを出しながら、それは今各地で起こっている自然食品購入への誘導の、安く卵やパンを与えるのと同じセールストークか。
 内容的なものは、飽きて来て早く終わらないかなと思えるような内容だった。途中1時間の休憩を挟んで再び具体的な葬儀の話だった。また、ドーナツを頂き珈琲を頂きそれはそれでよかった。
 2時間を超える話だったが、中身が少し迫力に欠けた。私なりに、説明の途中途中で思ったのだが、
 「お亡くなりになり葬儀が終わった後もフォローはしっかりしています。」
と、言って居たが重要なのは、アフターサービスではなく、事前のサービスなのだ。
 事前からその方との接し方によって、誘導できるのではないかと簡単に思った。自分ところに申し込んでくれと、言って居たが死んでから引っ張り合いでは。
 日ごろの付き合いが大事なのでは。そこで、アンケートに
 『後見をしています。葬儀をどうするかとの問題に直面するかも知れませんので、相談に乗ってくれますか。』
 と、書いた。
 その他、多くの社員が2級ヘルパーを持っていると言って居たが、それがどうした。その資格はいつ活かすのだ。
衆議院選挙を伝える翌日の各新聞社の一面見出しが分かれた。なぜなのか、フリーライター神田憲行氏が「一読者」として、各社に質問した。

 * * *
 14日に行われた衆議院総選挙は、自民党が議席数290(改選前-3)、公明党が同35(同+4)、民主党が同73(同+11)、共産党が同21(同+13)などの結果に終わった(のちに自民党は無所属の当選者を追加公認)。与党である自民・公明の両党を足して議席数は325(改選前+1)で、前回に引き続き総議席数(475)の3分の2以上を確保した。

 これについて、翌15日の全国紙一面の見出しが興味深かった。以下、羅列する。丸括弧内は私が入手した新聞の版である。

朝日新聞(15版)「自公大勝 3分の2維持」

毎日新聞(14B版)「自民微減 291議席」(注・後に「自民横ばい」と変更)

産経新聞(14版)「自公3分の2超 圧勝」

読売新聞(15版)「自公圧勝 320超」

日経新聞(15版)「自公勝利 3分の2維持」

 同じ選挙結果を前にしても、新聞社によって見方や伝えたいことによって微妙に見出しのニュアンスが違うのがわかる。「けしからん」というつもりはない。多様な言論があることはこの社会にとって有意義なことだ。

 しかし自民党だけを見れば3つ議席を減らし、公明党と併せてもプラスマイナスで1しか増えていないのを「圧」勝とか「大」勝というのは、日本語の使い方としてしっくりこない。獲得議席数という数字に対して「圧勝」「大勝」と付けるのは、その新聞社なりの評価を含んだ表現である。その含ませたロジックが聞きたい。

 そこで各新聞社に「一読者」として見出しの理由を訊ねてみることにした。ルールは代表番号に掛けて、「あの、読者なんですが、今日の見出しに質問があります」という問い掛けから始めること。そのままオペレーターが答えるか、しかるべき部署に回すか、回すとしてもその部署の選択も、全て相手に任せる。結果的に全ての新聞社が「お客様相談センター」(社によって名称は異なる)のようなところでの対応となった。

 朝日新聞はなぜか最初に「紙面検索担当」みたいなところに回された。

「うーん、これは編集の判断だと思うのですが……相談センターに回しますか?」

 ということで交代したお客様相談センターの方は

「うーうん……結果として3分の2を維持したので、大勝した、ということだと思います。(「編集判断ということですか」)そうですね」

 電話を切るときに唯一、「よろしければ」と住まいと年齢層を訊ねられた。たぶんデータ化して読者層の調査として使用するのだろう。

 どこか自信なさげな朝日新聞に比べて、自信満々だったのが読売新聞だ。

「前回が(3分の2越えで)『圧勝』だったので(今回も同様に)圧勝ですね。これが自公併せて300議席でも絶対安定多数なので圧勝。これはどう考えても圧勝だと思うんですけれどね」

 お客様相談センターは普段は「読者」と名乗る人からの無茶な質問や難癖まがいの電話がくるのだろうか。素朴な疑問の私に対しても最初から早口で「圧」が感じられる口調だった。ただ理屈としてはなるほどとは思った。

 産経新聞も自信満々だった。

「前回の議席数と比較してというわけではなく、今回の結果だけ見ても、自公だけで3分の2を超えているので圧勝でしょう。自民だけでも475のうち290ですから、圧勝だと思います」

 では「圧勝」「大勝」としなかった2紙はどうなのか。

 日経新聞に「なぜ他の新聞のような圧勝とか大勝とか使わないんですか」と訊ねたところ、

「見方の違いとしかいいようがないと思います。なんなんですか?(「各紙で見出しが違うから気になったもので」)なにか気に入らないのですか?(「いえ、素朴な疑問です」)うーん、事実を述べた、ということですね。社説では『圧倒的な勢力を確保』と『圧』という言葉を使ってますけれどね」

 途中でこちらから「ありがとうございました」といっても、なかなか電話を切らせてくれず、社説の文章を探し出して読み上げた。あんまり電話が掛かってこないのだろうか、こちらに興味津々な感じだった。

 毎日新聞は、

「(「朝日、読売、産経は『大勝』とか『圧勝』とか使っているが」と質問すると、他紙を確認して)あーそうですね。圧勝は圧勝なんでしょうが、(毎日)新聞としては、微減というのを強調したかったのかなあと、思います」

 朝日、読売、産経は選挙後の勢力図に力点を置いた見出しで、毎日は前回選挙からの推移について力点を置き、日経は勢力図に力点を起きながらも自民が減らしたことも配慮して「圧勝」と見出しに打たなかったのかもしれない。

 私自身はどうせ今回の選挙で政権交代は起きないだろうから、どこの政党がどれだけ増やすか減らすかだけ楽しみにテレビの選挙特番を見ていた。勢力図より推移に注目していたわけで、今回の選挙ではそういう人も多かったのではないか。もっと勝つだろうと予想していた自民党が逆に議席数を減らしたので、翌日の朝日新聞を広げて「あれ?」と思った次第である。

 ちなみに各社の「読者相談センター」とも電話を取るときは「○○新聞です」としか名乗らないのだが、最初に「お電話ありがとうございます」と付け加えたのは、毎日新聞愛読者センターだけだった。


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