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トップハート物語(5760)立志伝敢闘編
20/05/11
2014年(平成26年)12月上旬。
いつもなら、お世話になるNPO法人常勤理事が商工会議所主催の企業見学などで外出し、私は一人で荷物を担いで駅に向かった。予定では、2時頃に東京から仙台に向けての新幹線に乗車できるように、東京に向かえばよかった。
 比較的ゆったりした予定だったが、朝からキラキラ目の珠緒ちゃんが来てしばし懇談。
 「これから、新幹線で東京に向かって、夕方には仙台に着きます。」
 「鈴木先輩に宜しくお願いします。」
 そんなことを言われたと思う。
 その先輩から、先日メールがあって、東京でお客様との商談があるので一旦仙台から東京に向かって、仕事終わり次第とんぼ返りで、
 「夕方6時くらいには、仙台に戻れると思います。待っていて下さい。」
 「分かりました、私もその頃に仙台に着くように出ます。」
 そう言って、出発した。
 荷物が重い。無呼吸症候群のための装置、C-PAP機器をバックに詰める。私の場合は、加湿器も装着しているので単純に2倍の大きさで2倍の重さだ。10キロ近くはあろうとかと思える荷物を抱えて地下鉄に乗った。
 いつも、NPO法人常勤理事に新幹線の駅まで送って貰うので楽ちんだったが、今日は彼女も仕事だ。その邪魔をする訳に行かないと意を決して出たものの、最初からズッコケ。乗換駅を間違えてしまって、途中で降りてしまった。
 再度、次の地下鉄に乗り込んでターミナル駅に。ここでまたズッコケ。すぐ近くの地下鉄に乗って新幹線の駅まで行けるのに歩いた。何百メートルも歩いて、やっと新幹線の駅に向かうJR駅までたどり着く。
 そこで、気付いた時にはもう遅い。暫くして、新幹線の駅に。始発の新幹線を選んでチケットを購入。時間があるので、先輩と実家に「赤福」を購入。また、重くなった。大きな箱を購入したので、当然重い。
 Mailで、新規事業所責任者より
 「○○区自立支援センターより、障害の方2人と高齢者の方1名の後見相談有。」
 そう言って来た途端、私の電話に隣の区の地域包括支援センターより電話が入った。しかし、新幹線に乗車していたので出られない。
 新幹線の中では、直ぐに眠ってしまった。少し勉強しようと思ったが、出来なかった。起きたのは、1時間以上過ぎてからだった。何かけだるいような感じがして、眠ることは出来ないが、起きてもシャキッとしない。
 やっと、東京駅に到着して、電話を掛けた。
 障害の方の、未成年後見の相談だ。説明して欲しいと言う。勿論、
「日にちを決めて貰えれば、いつでも結構。」
と答えた。
 これで、ここ数週間の間に6ケースの後見相談が舞い込んで来た。地道な努力が実り始めたようだが、なんせ人材不足だ。私一人では補いきれない。
 無性に立そばを食べたくなった。探したが見当たらない。東京駅なら、それも東北新幹線のホームならあるだろうと思って居たのに、残念だ。
 刻々と乗り換えた、東北新幹線が出発する時間が迫って来る。先輩にmailで告げてあった。
 『2時発の新幹線に乗車します。』
 返事が無かったので、無理だと思って居た。
 それが、突然、mailが来た。
 『今、千駄ヶ谷を出ました。間に合うかどうか、ギリギリです。』
 暫くして、新幹線「はやて」はホームを離れた。
 何にもmailが来ないし、ダメだったのだろうと思った。どうせ、仙台にて顔を合わせるので、いいだろうと思って居ると
 『何とか間に合いました。9号車9番Aに居ます。どこですか。』
 私の座った車両の二つ先だった。
 『行きますか。』
 『いや、私から行きます。チケットチェックが終わるまで待っていて下さい。』
 そう告げたが、関係が無かった。
 東海道新幹線と異なって、東北新幹線は座席でのチケットチェックは無いのだ。
 暫くして、気付いて立ち上がって先輩のいる車両に向かった。
 隣の車両の通路で、突然、合図された。先輩だ。
 「あれ、もっと後ろの車両じゃないですか。」
 「いや、この席に変えて貰った。」
 そう言われて、どうしようかと思った。
 そこは普通席だが、私はグリーン車両だ。
 先輩に恥をかかす訳には行かないので、先輩の隣に座っては話し始めた。
 それから、1時間余り仙台までずっと話をしていた。
 仙台駅前メトロポリタンホテルに宿を取っている。先輩を残して、待ち合わせ場所を決めて、一旦チェックインの為にホテルに入った。荷物を持って部屋に置いた。直ぐに、出て駅前パルコにある店に行った。
 そこから歩いて繁華街に入った。いつもの「すし勘」本店に入る。そこの店長なのか、その前のカウンターに席を取った。客がいない。と思ったら、外は暗いがまだ5時だった。しかし、その店長がうるさい。人の話を邪魔してずっと自分の話を続けていた。
 こんな奴もいるんだろ、呆れ果ててしまった。2時間くらいいたが、美味しかったので我慢が出来た。アラ汁が一番おいしい。先輩の知って居る店に変わる。いつもより、先輩のペースが低い。年齢がそうさせていると思う。お互いに歳を取った。

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