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トップハート物語(5747)立志伝敢闘編
20/05/05
2014年(平成26年)11月下旬。
私は認知症状が入る時があり、自分でも心配している。その症状は、簡単な言葉を忘れたり漢字も思い出せなかったり。銀行やクレジットカードの暗証番号を思い出せなかったり、予定を書き忘れたり。
先日も、定期検診があった日を忘れて、電力病院から連絡があって始めて気付いたり。この日は、てっきり話を二人にしていると思って余裕を持って居た。政令指定都市の商工会議所に経営全般、特に助成金の指導を受けに行くことになって居た。
 そのような遠方への移動時には、特にNPO法人の常勤理事に連れて行って貰う。しかし、そのような予定で居たところ、
 「10時から新規で設立するNPO法人の打ち合わせが有ります。」
と、言うのだ。
 「えっ、言っていなかったっけ。」
と、いうわけで電車移動になった。
 予定では1時間を移動時間に見込んで出掛けたが、まず、始発駅だったので、それも通勤時間帯が終わって居るので、ホームに着いた時には出発したばかり。10分待つ。乗り換え時にも、電車が見えたのみ出発してしまって待つ羽目に。
 やっと降りる駅に着いてから、早足で商工会議所ビルに向かった。大きいビルに驚いた、さすが政令指定都市だ。その指定された経営相談室に入った。受付が二人も居る。勿論、ビルの入り口にも2人の受付と外には車の案内するガードマンだ。
 少し前に着いて安心した。それでも、久しぶりに汗をかいた。たまには、動かないとダメなのを自覚した。この程度の距離、歩いて10分程度でも、息切れして居るのだ。
少し待機して居て、自分の順番が来た。簡単な概要を話した。経営相談の相談員は中小企業診断士だった。私は、この商工会議所が主催する「創業スクール」を先日終わって居た生徒で、スムーズにここまで漕ぎ着けられた。
 しかし、私の相談に乗っていただいて居たのは、その創業スクールの講師だったので、その方に継続してご指導を仰ぎたいのだ。しかし、そんなことは言えない。それでも、全く進展しない話に途中で諦めた。
 「私は、このような福祉関係は素人で指導できる人も少ないと思います。」
 そう言いながら、鼻水を流してくしゃみを何度もしてマスクもしていない。
挙句には、人前で鼻の穴を何度もほじって居た。息苦しいのは分かるが、エチケットの無い指導員だった。勿論、かなり年齢の行った方だった。
 その代わり、資料を沢山貰って良かった。いわゆる、助成金のまとめた書籍と言っていいようなものだった。
 簡単に終わって、商工会議所役席の方との話をした。派遣の経営相談をお願いしたのだ。地元の商工会議所では無く、遠くの政令指定都市の商工会議所の方が優れた方の派遣をしてくれると勝手に思っていたのだ。
 また、来た道を、地下鉄を乗り継いで戻った。
駅まで戻ると、商工会議所まで車で迎えに来ると言って居たNPO法人常勤理事からメールが有り
 『これから迎えに行きます。』
 『こちらは終わって、戻って居る最中です。』
本当は、新設NPO法人の話し合いを中座して来る予定だった。
 しかし、抜けられない立場になったのだろう、昼過ぎ1時半近くになってしまった。私は戻って、自室マンションで食事を簡単にした。
 戻ってきた彼女の運転で銀行に向かった。何人かの入金をして、事務所に入った。彼女と新規事業所責任者は、新たな事業の関連のあるリハビリデイの設立した教会の集会に出るために直ぐに出た。
 実は、先日、政令指定都市の斡旋で健康年齢増進のアイデア募集があった。社会福祉法人、財団法人、医療法人などを所持して居て、そのうえ、健康維持のための会員3000人を要するゴルフ場を2箇所経営している法人とのコラボレーションだった。
 その応募企業50社を押しのけて、何度かの面接やプレゼンテーションで勝ち抜いて当特定非営利活動法人のアイデアが選に選ばれたのだ。その、重要な事業にはリハビリデイが入って居た。しかし、検討を実現していく過程で、法律に捉えられて居る事業は発展性がないと感じ始めたのだ。
 そこで、本当に知的集約化に取り組み始めて居た。その方向性の変更が気に入らない。しかし、当方は金銭が欲しいわけでもない。ただ、大きく展開していく中でどうしても将来金銭的な不足が生じる。その時の、信用を得るとかファンドなどの書類を何とかしたいとか思った時に助けが必要なのだ。
 付き合いをやめようかとも思った時期もあった。しかし我慢してフリーハンドが継続されるまで我慢しようと思っていたのだ。その事業者が、そのリハビリデイの集会を見つけて一緒に出席を促して来た。私は、気が進まない。内容は分かっているし、出ても何の意味もない。
 だから、私なりに考えた。いつもの、NPO法人常勤理事に新規事業所責任者をプラスして参加させて、形だけ終わる頃に会場に行ってお話をしようと思っていたのだ。簡単な挨拶程度で済ませようと考えていた。
 いつも、顔を合わせるとこちらが挨拶して居るのに、出身の銀行で偉かったのか、無視状態。そのうえ、当NPO法人は全くの比較にならないほどの弱小なので、こんな組織をコラボレーション相手に選定した自分を責めて居るのをぶつけて居るようだった。
 「勝手に進めて行ってください。私どもは、途中でダメと思ったら手を引きますので。」
 そんな、馬鹿にした暴言を吐く。
 顔も見るのも、嫌な役員なのだが、我慢して、なるべく顔を合わせないように図って居た。
予定通りに、会場に懇親会が始まって、残り30分程度の時に会場入り口まで行った。どさくさに紛れて入場しようと思ったが、入り口に女性が2人立っている。その横に、男性が座って様子を見て居るのを見て、申し込みしていない私の入場は無理だろうと判断して会場の5階から階下のフロアに戻った。暫くして、あと10分程度のところで、会場内に居るNPO法人常勤理事にmailする。
 『既に来て居ましたが、入れないので1階で待っています。』
 数分後エレベーターが降りて来て、常務と部長が現れた。
少し挨拶をして、社員だけと労を労うと思ったのだが、私が感じて居るのを感じていないのか
 「ちょっと行きましょうか。」
 そう言って、飲む仕草をした。
 時刻はまだ4時半を過ぎたばかりだった。
 「美味しいところがあるんですよ。」
 と、言って誘ったのは国際ビル32階にあるしゃぶしゃぶの「月亭」
こんな高級な店に誘うとは本気度が感じられた私も、ことさら融和的な態度を出して居た。
 しかし、当NPO法人社員が、何度も
 「どれか決めて下さい。」
 常務に言われるので、私と一緒に食事する癖で選んだのだろうが、
 「そんな高いものを。これにしましょう。」
 と、言って諌めた言葉が聞こえた。
 自分たちが、好きなものをと言って起きながら、とんでもないと思っていると、
 「こちらは自分たちが二人、そちらはそちらで別会計にしましょう。」
 大会社の常務が、そんなことを言ってので、
 「いや、ここは私がお支払い致します。」
 「いや、そんなことは。」
 「いや大丈夫です。私がお支払い致します。」
 そう言って、納得させた。
 わたしは、自由にしたいのだ。人にご馳走になって、頭を押さえ付けられるのが嫌なのだ。
 多分、ここで関係が解消になるかも知れないと感じた。対した関係でも無いのでそれはそれでいいと思った。
段々と興が乗って来て、
「今後は我々の関係はどのようにして行ったらいいですかね。」
 そう常務が切り出して来た
 「それはそちらが思うようで構いません。」
 そう切り返した。
 「最初は、リハビリデイが入って居て、それに向かって居るものと思って居ましたが、それがいつの間にかなくなって一体どうしたのかと思っていました。」
 つまり、先行時点のプランと異なるのはおかしいと、先日も軌道修正を求めて来た。 でも、それらを収容するスペースのある場所が無いのだだからそれを除いたプランを先行させようとして居るのだ。
 いつまでもネックにこだわって居たら前に進まない。
 そんな、余り良く無い雰囲気で会談は始まった。
 しかし個人的な話が中心となると、一変して少しは良くなって来た。酒は、そんな時に生きるのだ。私も、飲み始めて調子がいいのに気づいて水割りを何倍も飲み干した。
ソフトの話になった。私が、認知症の分野の話をした。
 個人的な話を、常務は卑下しながら
 「段々と縮小傾向に有り・・・」
 と、企業規模や事務所の従業員規模の変遷を言い出した。
 どうやら、アイデア募集は自分の企業の打開策であって、名目の社会貢献では無いようだ。
 ファンドや助成金の話になり、
 「当面お手伝いできるのはそのような申請書を作成したりすることで、そのような関係で最初は行きましょうか。」
 「うちに無いもので、支援していただければありがたいです。それで、結構です。」
 と、言って下げたことの無い頭を下げた。
 多いに盛り上がったわけではないが、
 「最近の世の動きを見ていると、やっと代表の言っていることが理解できるようになりました。最初は、何を言っているのか、分かりませんでした。」
 そう言われて、大団円に終わった。
 危惧して居た、分解が理解に変わって、融和が生まれて、私どもの不得意とする分野が何とか上手く行くことになりそうで良かった。

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