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トップハート物語(5685)立志伝敢闘編
20/04/03
2014年(平成26年)9月中旬。
朝一番にキラキラ目の珠緒ちゃんが来た。この地区の介護部門のナンバーツーだ。いつも、期待を持たせることを言いに来る。
 「新規が沢山来て、だれかいいヘルパーさんいませんか。」
概ね、こんな調子だ。
 だから、毎月期待する。しかし、急落は止まらず全く信用する言葉は無くなった。
 その言葉をあまり言うと、ショックを隠し切れない人なので、気遣いが大変だ。何かの切っ掛けに営業実績の話になった。初めて言った。
 「大分実績も下がって、どうしようもない状態だ。知って居るでしょう。」
 「はい、わかっています。」
 「このままでいいの。もう何年も下がり続けている。歯止めが利かない。」
 「どうしたらいいですか。何をしても効果がない。」
 「やっていないからでしょう。どんな営業しているの。」
 「みんなでケアマネさんを訪ねたりして居んです。」
 「でも、人件費は全く下がらない。自分たちの給与は上がり続けている。どうして。」
 「分からないです。どうやったらいいですか。」
 「そんなこと聞かれても困る。自分たちがしているんだから。」
 「どうしたらいいのか分からないです。」
私の営業経験を話するが、それもしているこれもしている。
 しかし、彼女らにしてみればひと月に数件訪問でも営業をしたとなる。私はひと月に数百件とかを回る。
 5市にまたがって回った。同じ言葉でも内容が全く異なる。最後には、
 「佐藤さんの時代と違います。」
と、言い逃れる。
 「ケアマネで独立したSさんは沢山いい仕事をくれます。」
 「沢山くれるのに、どうして実績は下がっているの。」
 「・・・・・。」
いつもの話だ。
 その場逃れで、沢山契約や新規が来るというが、その割にどうして下がっているのか。
 「入所したり、入院したり。自費も多いですから。」 
 「自費だろうと何だろうと、収入には変わりない。入院だって入所だってたくさんある。それを理由にしたら、最後には無くなる。」
 「・・・・・。」
 「いいですか、昨年は介護だけで1000万円以上落ちた。それを、他の部署がカバーした。介護だって支援だって増えている。この地区の介護だけがダメだ。研修センターも凄い落ち込みだ。それを自覚しない。」
「経費削減で、昨年は1500万円程度を行った。俺だけで300万円以上削減した。今年は600万円削減しようと思う。しかし、来年の経費削減策は限界だ。来年も同じだったら、俺の給与を大幅に下げるほかない。自分たちはどうやって収益を確保するのか。それが出来ないなら、人件費などの経費を削減しようと思わないか。」
 腹が立つのは、責任者からして、経費を削減しようなどと思わない。夜遅くまで残っているし、ひどいのは泊まり掛けで仕事をしているように見える。
 必要な業務だったら仕方がないが、何の意味も無く誰も何をしているのか分からないし、仕事も分担しない。管理職でも当社は残業代が付く。その時間計算も、160時間以上は全て超過勤務だ。だから、膨大な金額が支払われる。訪問介護で月額40万円クラスが大勢いる会社があるだろうか。
 勿論、私の報酬も訪問介護事業所として見た場合は法外な金額だろうが。
 10時から、第二回目の新規事業検討会が行政書士事務所で行った。今日は7人の出席だった。不動産の件が中心だったが、やはり中々合うものがない。どうしても、広いスペースで、考えている事業が出来るとなると金額も張る。
 昨日、担当するNPO法人常勤理事と新規事業所責任者が調べて来たものを披歴する。形が合わない。
 「やはり、家賃だけで年額500万円程度保証金を入れたら800万円。内装などで200万円、合計1000万円の投資に、設備などを加えて1500万円だ。それに人件費などランニングコストが2000万円から3000万円だ。それを数年で回収するだけのものを考えるとなると、私が期限を付けた来年の3月までと拘らないで考えた方がいいと思う。」
 そう言って、慌てずに、との話をした。
経過報告で、来月14日には先駆的活動をしている松本大学に行って担当者と会う事。明日は、地元大学の地域協働センター所長と会う事。近日中に指導をお願いしている大学教授のゼミ生徒と会うことなどを話した。
 そして、集客をどうつなげるかというアイデアを出し合った。まず、何でもいいので何がいいかと大雑把に聞く。私が調査した町おこしの実例にあった内容などを話をし、その中核となった事業と同じものをまず考えた。その内容の話をした。
 人それぞれ、話をした。2時間はあっという間に無くなった。今日はこれでお開きにした。終わった時に、介護タクシー担当者で、介護部門で一人気を吐いて営業努力を怠らない彼女から、話があると言われた。
 「メンバーがこの会議に出易いように責任者にシフトに配慮をしてくれるように、一人ではダメなので、サブを付けていつでも代わりが居るようにお願いしても責任者が全く受け入れてくれなくて。私は我慢できないので、行動に移します。ごたごたするかも知れませんが、今日から遣ります。自分がやります。」
 少し、行き過ぎかと思ったが、我慢した。

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