お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(5684)立志伝敢闘編
20/04/03
2014年(平成26年)9月中旬。
 どうしようもない失態を繰り返すようになった。午後、銀行を廻りながら法務局に行った。被後見人の住所変更を東京法務局に届けて、登記事項証明書を受け取らないと何も始まらない。
 その登記事項証明書を受け取りに行ったはいいが、書類が不備だったのだ。私の立場を証明する、登記簿謄本が当然3か月以内と認識して、確認してから持って行ったのだ。その時に確認したのは、後から思い出したが月だけで6月のものだったので3か月以内だと思ってその登記簿謄本を持って出たのだ。
 法務局の窓口にて、それを提出して初めて13日だと見て当然17日なのだから4日間不足していて、再度来なければならない羽目になった。それまで、沢山の銀行を廻って最後には全く逆の山側に移動して施設に行かないと行けないのだ。
 何も意味のない大きな動きを何時間も行って棒に振ったのだ。一体何を考えているのか。確実性が完全に失われていた。
 朝一に、新規事業所管理者が来た。私が、彼女の言い訳めいた話を無視したので、それをどう受け取るか、自分の行動をそれで決めようと思って居た。新規事業は、社員が主体となって動くことを求めて、私は側面から協力するスタンスだ。それが、嫌なら終わりだと思って居た。何も私が彼女らの将来を決める新規事業を当事者が動かないのでは、遣る必要がないと思ったのだ。
 しかし、さすがに私が期待するだけあって食いついできた。全く一月間棒に振って何もしていなかったのに、急に動いて結果を出した。どうして、最初から動かない。
「松本大学の学長と連絡が取れて、14日に訪問することになりました。」
 そう報告があった。
 早速、松本までの経路を確認した。名古屋まで行って、乗り換えて松本まで行くのだ。前の日に行って、15日まで最低でも2泊3日の旅程で行って欲しい。つぶさに目的となるものを見学し吸収して欲しい。
 加えて、強力な地元大学の4回生をアタックするように指示してあった。実践している内容を当社にも持って来て貰って、アドバイスやリードして欲しいと思って居る。
 「四回生で、就活しているので中々厳しいと思います。」
 「就活だったら、イッソうちに就職して貰って実践して貰ったら。唐突に話をするのではなく、そのような雰囲気に持って行って冗談めかしてして言えばいい。大学時代から実践している人に、そのまま実践して貰えばいい。」
 そんな話をした。
 その他、
 「済みません、先月の実績は50万くらいマイナスです。」
 「お盆があったからか。」
 「いや、シフトの問題もあるのですが。断られたり、色々と。ヘルパーさんの給与を落とす訳に行かないので、収益が50万円マイナスに対して人件費が20万程度しか減らなくて。」
 「分かった。取り敢えず、社員の時間も減っただろうから。つまり、約30万円が原価で50万円に対して20万円が利益になると分かっただろう。それと、これまで順調に伸びて来た。慢心がある。いいか、絶対継続や持続など実績にはあり得ない。必ず壁がある。それは、慢心だ。途中で努力を止めてしまう。それが何故だ。考えるように。」
 そう言って、諫言した。
「また、乳がんになった彼女の件ですが、来週私と一緒に来ていいですか。」
「いいよ、何かある。」
「本人がネットでいろいろ調べたようで、健康保険の書類を持って来ますので代表者印が欲しいと。」
「どういうことだ。意味が分からない。」
「何かお金のことが気になるようで。」
「いいか、社会保険労務士が付いていていつも準備をしてくれる。今回もちゃんとアドバイスをしているし、書類だってちゃんと準備して暮れる筈だし。それが、何で勝手にネットで取り出した書類に俺が印鑑を押さなければならないんだ。」
「何か、卵子保存は保険がきかないようで。」
「それは大変だとは思う。しかし、これとそれは違う。企業人としての態度があるだろう。勤務時間を使って管理者と二人で意味のない印鑑を貰いに来るなど、バカじゃないか。以後、俺は健康保険の手続きなどしない、自分で全部するならいいですよ。大体、普通の会社だったら馬鹿げたことを言う奴の相手はしないだろう。」
「分かりました、本人に言い聞かせます。」
 彼女のために、NPO法人常勤理事が専門でサポートにつき、その対応を社会保険労務士からの指示を受けながら動いている。本人もそのことを伝えてあるのだ。その気持ちに、水を差す行動に何もしてやりたくないという気持ちが生まれる。
 たまたま新聞に、乳がんを患って会社を長期休暇して治療を受けながら出勤していた人の投稿が掲載されていた。やはり、手術後の勤務は厳しい。社会保険労務士も
「会社の方針や多忙ということもあるでしょうが、完全に治るまでは休暇を取った方がいいと思います。中途半端に勤務したりすると、あとが大変です。」
 そう言って居た。
 そのまま、彼女とNPO法人常勤理事が出かけた。明日の会議に提出する不動産物件の調査に行ったのだ。
 私は残って、昼食の時間も部屋に戻らなかった。その昼食は、減量食。食パン1枚。その食パンも繊維質がたくさん入っている食パンだ。
 午後からは、いつものヘルパーさんの報酬入金とか法務局に行き、最後に施設に入所している被保佐人のカンファレンスに出た。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報