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トップハート物語(5681)立志伝敢闘編
20/04/01
2014年(平成26年)9月中旬。
 今日で、中学生4人の職業体験学習は終わる。最後のサプライズなど考えて、準備をしていた。しかし、時間が直ぐに過ぎ去って9時になった。一緒に指導している、居宅介護支援事業所管理者が迎えに来た。迎えにと言っても、教室は隣の行政書士事務所だ。
 今日の授業を開始した。座学は2時間あるので、座っているのも大変な生徒気質。現代の病巣の一部を私も体験している。今日の座学は難しいが、少しはこんなことを考えて社会的な問題を解決しようとしているのだ、ということを分かり易く噛み砕いて話をする。
 途中、電話が入って休憩した。再開する。今度は、問い掛けて考える時間にした。社会問題の1例、
 「宅配サービスを持って来たら、お年寄りは受けてしまう。その中身は、全く注文していないもので、代金引換だという。騙されて、お金を取られてしまう。それを防ぐ方法をみんなで考えてまとめて欲しい。」
 そう言って、4人に任せた。
 色々な意見が出るが、直ぐに全く関係の無い話題になって進まない。制御するが、また勝手な話になる。こんな世代が将来の日本をどうしていくのだろうか、そう思ったらやりきれない。
 これは教育の問題だ。教育の荒廃がこのような結果をもたらした。それは、子供たちの責任ではない。大人が考えたシステムと教育実践者の問題だと思う。そして、その教育を受けた親が悪くしてしまった。
 市の生涯学習教育推進委員になっているが、立派な文章だけを作り上げようとするこれまでのやり方をどうやって変えて行くか、問題は根深い。18人居る委員の大半は、昔の名前で委員と言うだけで改革など頭にないし、アイデアも無い。
 また、世間ずれした文章をまとめるだけだろうか。私一人でも、一石を投じる意見を出していこうと思って居る。
 難しいとは思うが、彼らの意見をまとめることを求めた。内容ではなく、考える、意見を出すことが大切で、
「それがまとまらないと次の時間に間に合わない。11時半には知的障碍者施設で食事をすることになっている。食事なしにならいようにまとめて下さい。」
 そう言って、ネジを締める。
 何とか、集約されて近くの施設に行く。本当は、精神障碍者が働いている店に行って食事をする予定だったが、昨日、2か所廻ったら一か所は遣っていない、もう一か所は配食だけでイートインはしていない。仕方がなく、以前講習でお世話になった施設に行くことにした。
 転居していて、立派な店になっていた。真新しい、住宅を改修して、まだ木の匂いがする気持ちの良い店だった。しかし、どうみても先日行ったスワンのように知的障碍者の方が働いている気配はない。そうすると、盛り付けとか調理に居るのかな。
 おにぎり定食はボリューム感があり、思ったよりおにぎりが大きくてふたつは食べきれないので、生徒にあげた。生徒は4個食べた。他の生徒は、定食ではなくおにぎりだけ3個頼んだ。
 しかし、味噌汁が来ないのに、間違って自然に隣に座っている生徒のを飲んで、注意されていた。彼らにしては量が少ないので、追加でバウンドケーキを頼んだ。帰りに、作っているクッキーを買って生徒に持たせた。
 何度も、
 「無駄遣いはするな。お金を使うなら、このような障碍者が働いている施設で使いなさい。私は、行くことが有ったら沢山買って食べる。」
 そんなことを言って居る。
 次の課外学習は、認知症で成年後見人を私たちが務めているご本人のお宅だ。実は、転居した際、大きな金庫が見つかった。その金庫に何か入っているのか聞くと、
 「お金がある。沢山入っている。100万円以上入っていると思う。」
そんなことを言って居たので、期待してカギを開けて貰う業者を頼んだ。
 13時に約束通り来た。その見学だ。生徒にこの時間のメニューとして、金庫明けと寝たきりの利用者への訪問、またはデイサービスの開設前の見学とお食事の試食会に行くか聞いた。
 「カギ開けを体験したい。」
と、言うのでそうした。
しかし、私も騙されてしまった。説明がはっきりわからなかったが、もう今日を設定したので、任せた。ところが、何をしたのかと言うと、以前他の被後見人で同じことを頼んだら、ダイヤルを回しながらちゃんと開けた。
 今日のは、来た時に見た感じで、おかしいと思った。結局、ダイヤルの部分を電動カッターで壊して、ペンチやドリルで完全に破壊してしまった。その部分を取り外してしまったのだ。
 開いたのは開いたが、問題は何と、紙切れ1枚入っていなかった。100万円どころか、全く何もなかった。入っていないのだ。空気だけだった。
 私のショックは大きい。金銭的な問題もあり、生活が楽になるのかと思った。
 ショックだったのと、被後見人の言葉を信用してしまった私の性格に、また落ち込んで一旦部屋に戻った。
 生徒たちは、次の研修センター見学に行った。
 1時間ほど休んで、事務所に戻った。サプライズの準備だ。まず、当社の研修センター仕様の修了証書を作成した。立派な、職業体験学習修了証書だ。そして、写真を沢山ため撮りしたので、その中から、30枚ほどコピーで印刷した。
 3時過ぎに戻って来たが、まだ出来ない。4時までの予定なので記録を書く時間にして貰って、待って貰った。やっと、時間通りに完成した。
 最後に記憶に残ったことか将来の夢を話して貰った。誰かが言うと、同じことを言うので、仕方がなく終わりを告げたかったのだが、一人の男の生徒が泣き出した。声が出ない。詰まっているのだ。嗚咽までは行かないが、涙を拭っている。
 よほど楽しかったのか、ここから離れたくないのだと、周りも感激してしまった。野球だけしか出来ない、一般常識も欠けている。が、人の心は失って居ない。野球バカと不登校と、家庭が破壊されているシングルマザーで苦労している生徒、学力に悩みがあり将来に不安のある生徒。
 4人がこの世の中学生の縮図だと思った。先生が訪問してきたが、生徒は無視。折角、記念に写真を撮ろうと先生がカメラを出しても、そっぽを向いて顔が写らない様にする。
 そして、去りがたく、終わっても中々帰らない。
 やっと、30分経過して声を掛けて帰り始めた。自転車置き場まで、送って行った指導を依頼した居宅介護支援事業所管理者が戻って来て
 「みんな楽しかったと言って居ました。」
 「まず、この世界の楽しさを知って貰って、それから色々考えて貰って始まる。興味を持って貰わないことには、始まらない。」
 そう言って、腰を下ろしてホッとした。
 朝、一番電話があったが私は講義中だったので、出なかった。後から見ると、以前、社会福祉法人や医療法人と共に民間企業を運営している事業所が、社会貢献事業で健康に関する事業のアイデアを募集していた。共同事業とか資本提携とか色々なメニューを持って大阪市が仲介役になっている。
 その書類審査があって、パスした。先月には、二次審査で具体的な計画書類と面談があった。その返事だった。
 「お宅様とのお話を具体的にさせて頂きたいので、、、、」
と、いう留守番電話だった。
直ぐに時間が出来た時に連絡した。
 最初、留守番電話ではよく社名がわからず、似たような名前で、最後が「そうけん」と言って居たので、今度事業関係で受講する船井総研かなと思った。しかし、違って居た。その健康寿命延伸の応募した事業者だった。
 「mailでも送りましたが、具体的なお話をさせていただきます。2時間程度。お伺いしてもいいですが、日程的には18日、22日、26日で時間は何時でも。」
 そう言われた。
 結果的に、私の時間が取れるのは22日なので、何度か遣り取りして私どもが10時に訪問して、お話をすることになった。 
 夕方、4時に抗議しているバンクから電話があった。被後見人から後見人に名義変更と印鑑変更、転居などの手続きをすることになったのだが、キャッシュカードの発行が出来ないというので、その理由を本部に問い合わせしていた。
 「内規で成年後見人にはキャッシュカードの発行が出来ないとなっています。」
 「その内規を見せて下さい。」
 「内規はお見せできない。」
 そこで、必要な理由を話した。
 そして、そのバンクに全ての預金を集合させようとしていることも話をした。
 しかし、ダメだと言う。
 「遠方とか、手続きに来られないとかの理由があれば発行しますが、出来ないです。」
 「その出来る理由が書いてあるものを見せて下さい。」
 「内規には書いてありません。」
 「とにかく、休み明けに伺います。」
 「来られるのかと待っていたのですが。」
 「お宅から電話があってから行くことになっていた筈だ。」
埒が明かないが
 「できれば、大変申し訳ございませんが店長が出張で戻っていないのです。来られるのを木曜日にして頂ければ。」
何と、その時には返事が変わっているかも知れません、というのだ。
 今日の朝、体重を量って驚いた。日曜日からずっと増え続けていた。
4日間で500g増えていたのだ。あれほど、極端ではないが我慢して体重の増加を抑えることを図っていた。
 食事も、前より半減と言っていいくらいだったのに、どうして増えるのか訳が分からないでいた。ところが、驚いた。急に700g減っていたのだ。なんじゃこれは。


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