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トップハート物語(5660)立志伝敢闘編
20/03/22
2014年(平成26年)8月下旬。
必要に迫られて、急いで作成した新規事業シュミレーションを一部の社員へ公表した。
 今日の朝一で、新規事業所責任者が来た。彼女は私の指示を受けて、新規事業の重要な役回りを演じている。私の代理として方々に駆け付けている。そして、そつなく相手方と交渉をなど話し合った。その中で、色々な事業所の問題も含めて報告があった。一つは、
「社員が乳がんに罹患している恐れがあると診断されて、パニックになって電話がきました。最初健康診断から始まって、恐れがあると言うので専門医に診断されたところ、恐れが強いとの説明理由を言われたようです。泣いて、泣きじゃくって大変でした。一応、佐藤さんが以前同じ診断を下された社員に対応して、権威の赤十字病院にて問題ないとの診断結果を頂いたことを思い出して対応しようと思ったのですが、私も時間が無くて彼女一人で予約して大丈夫ですとのことでした。」
 「支援・介護管理者とかNPO法人常勤理事も同じ診断で、多すぎるよ。無責任な診断と不安を煽るような医者の話が。それだけレントゲンとかエコーとかの画像を診断する能力が欠けているのだろう。その恐れを言われたら、必ず早く再検査をして貰うように言って居る。」
 そう言った。
 その他、今回の新規事業を実施するにあたって、検討するメンバーに選出されたものを廻って由紀ちゃんが、方々に電話を掛けて文句を言い捲っているという。その彼女が責任を持っている当社で言えばメインの部署の収益が大幅に悪化しているのを、何も感じていないし何も手を打たない前の管理者と二人三脚で来た彼女の運営に問題がある。
 大幅に下がりに下がっても、情報や話や報告は如何も多くの利用者を確保して急に売り上げが上がったようなことを言う。しかし、見事に毎月落ち始めて一時は私が管理している時の、当時は処遇改善など加算が無く介護部門だけで月額700万円の売り上げが現在はその半分になってしまった。
 社員数もその当時から倍に増えてしまった。今でも、人が不足しているので増やしてくれと言う。また、加算に対する事務処理が多忙なので加算返上してくれとかいうが、その穴埋めとなる人件費や経費の負担をどこから持ってくるのか言わない。
 言わないどころか、事務処理は当然売り上げの減少と共に無くなって居る筈なのだ、帰らない。
 将来が不安なのだ。一人は一生懸命に営業をして仕事を確保する。ケアマネジャーが依頼をして来ると、断ったり返事を保留したりする。部内で受けるべきと言ってもああだこうだと、例えば金にならない仕事だとか美味しい仕事ではないと言い出す始末。
 「朝通院介助が来ているが、どうして断るのか。」
 「遠いですから。」
 「遠くても、それが身体介護とかに繋がるならいいではないか。」
 「朝の時間は介護タクシーが重複して空きがありません。」
 「バカなことを言うな。俺は毎日介護タクシーの駐車場を見て来るが毎朝ほとんどのタクシーが残っている。」
 「私は介護タクシーの担当をしていないのでわかりません。」
 こんな調子だ。
  その彼女が、私の命を受けて動いているのが気に喰わないのか、自分の部下で重要な3人をメンバーに入れたので居なくなると勝手に思って邪魔に入った。
 「何度も抜けるのではなくて、検討するメンバーに入って貰って居るだけだし、結果は決まっていないし本人たちが決めることだといっても、抜けると解釈しますからとか訳の分からない話に終始して。」
 「責任をもってその部下の人生を左右するような運営をしているのかどうかだ。その立場にある者は、自分の判断で一応の差配をして結果をみている。しかし、それ以外の者はただ言われるままに仕事して結果自分の判断でもないのに職場を失う恐れがある。そんなの可笑しいはずだ。これが、多くの経験や判断をしてきたのなら分かる。この会社に入ってやっとこの地位に就いて、こんな無責任な結果を出しても何とも思わない人の下の者は浮かばれない。多くの経験や実績を残してこの会社に来た者もいる。その人たちに一度させてみたいと思って居る。」
 そう言って、結論付けた。
 しかし、いつまでも放って置いては噂ばかりが先行するので、
 「今日の午後、事例検討時間には来週事例検討の時間を設けているので、丁度いい機会だから新規事業の説明を資料をそろえて行います。」
 そう言って、安心させた。
 彼女はそのまま、成年後見人養成講座に出発した。私は、まず28日に医療法人・社会福祉法人を運営している事業所とのコラボレーション企画をまとめるために資料を読みだした。
 12時にマンションに戻って、昼食を摂った。暫く休んで、2時前に部屋を出て会場に向かった。午前中に講師だった、大東市の地域包括支援センター管理者に残って頂いてアドバイスを頂くことにした。 
 一通り終わって、アドバイスをまず頂いた。実は、前回の同じ成年後見人養成講座が終わった後、これは政令指定都市にある地域包括支援センター管理者の方が講師で、社員が介護保険制度改正について、介護事業者への影響を質問した。
 「何も変わりません。いまと同じ状態が続きます。」
 そう言って居たので、唖然となった。
 同じ地域包括支援センターの管理者でも、母体が幼稚園という学校法人の方の話と、今日、医療法人・社会福祉法人で運営を手広く運営している沢山保有している地域包括支援センターの管理者では全く異なった話をしてくれた。
 「これから始まる介護保険制度改正では、介護だけ行って居る事業者は持たないのではないか。余りに激しい変化に私自身も驚いています。認定にしても、これまでと異なった考えでかなり厳しい縛りが行われます。」
 などとともに、実例や実際に自分たちが運営する側として受けた研修などの話をしてくれた。やっと、私が以前から言って居た内容になって社員の危機意識が少しは醸成した。
 そして、新たな事業シュミレーションではこれまで自分が関わった業務とは全く異なった内容になり、戸惑いはある。あるので、意見を求めても差ほどの意見は出ない。それでも、社員の3分の1が参加しているので10人全員に話を聞いた。
 切実な問題や身近な問題。例えば、社会福祉協議会やシルバー人材センターが無料で講習を始めているとか、生活保護者が我儘し放題で、介護保険料を支払って居る者がこれから制限を受けるのはおかしいとかの話が出て来た。
 私の求めている新規事業への意見やアイデアに関するものは提案があったが、新しい意見などではなかったので、少しがっかりした。
 講師としておいで頂いた地域包括支援センターの管理者のまとめは
 「地域の問題解決に大きく寄与するプランだと思います。これが実現したら、本当にビジネスモデルとして世に出ると思います。」
 との言葉がありました。
終わってから、同じ講師に
 「佐藤さんの会社は、佐藤さんのトップダウン方式でワンマン経営者だと思って居ました。だから、このように皆さんから意見を求めてそれを実現させていく方式を行っているのを聞いて、改めて素晴らしいと思いました。一人一人に責任感を持たせて、それをサポートしていくので、こんな素晴らしい社員さんが育つのだと思います。本当に素晴らしい会社だから、こんなに大きくなるんだと感じました。」
 と、嬉しいお言葉を頂きました。
 終わってから、新規事業所管理者と打ち合わせをした。7時前に終わって、事務所に戻った。また、由紀ちゃんから暗い相談を、利用者の家族の我儘に対する相談を受けた。 


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