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トップハート物語(5659)立志伝敢闘編
20/03/21
2014年(平成26年)8月下旬。
 今日は早朝から出発して、銀行支店を廻ってから神戸に行かないといけない。その前にもすることが多くあり、頭の中で時間計算をしながら朝早くから仕事をしていた。6時過ぎに事務所に来ている。
 突然、静寂を破る様にキラキラ目の珠緒ちゃんが来た。久々に来てくれた。すこし、太ってきたかな。もう9年目に突入して20代後半だった彼女も40歳目前になって来た。あと数年で、私が言って居る
 「女性も40歳まで。」
と、いうことが自覚し始めたような感じだ。
 利用料金の集金担当をしている。それでも、
 「誰かいい人はいませんか?」
 「誰か、いい人って再婚する相手か?」
何て、ふざけていたが、実際はヘルパーさんだと知って居る。
 この言葉だけ聞けば、売り上げが向上しているように思えるが現実はそうではない。
 この言葉と
 「新規が入って来て、忙しくて時間が作れない。」
 この二つの言葉で、どれだけ期待したことか。
 もう、真剣に考えるのは止めにして、ふざけた応答しかしないようになってしまった。
 言葉に責任感の無い人が多くなった。
 そんな話をしていると、今度は介護・支援管理者が来た。
 月に数回しか来ないのでそれだけしか話をしない。だから、会う時には多くの話を聞く。
 幾つかの問題があった。
 「一つは、あの二十歳の先日入社したばかり社員の事ですが、色々と連絡を取りあっているのですが、返事が余りなく今度家庭を訪問しようと思って居ます。訴えが嘘か真か、その時によく分かる筈です。若いと言ってももう大人ですので、連絡が取れないとか返事をくれないとかでは、利用者への対応が厳しいとmailしました。」
 「色々あるかも知れない。大事なことは、勤労と個人との問題を一緒にしないことだ。会社は勤労して貰って初めてその報酬として給与を支払うのだ。
 そう返事した、次の問題だ。
 「実は、同じく数か月前に入社した若い彼女ですが、正式に後から佐藤さんに相談に来ると思いますが、今月末には離婚するそうです。」
 「何で。」
 「お話があったかと思いますが、最初この仕事をする時に、旦那は好きなようにやっていいと言って居たので、土日も大丈夫と佐藤さんに言って居たと思います。しかし、本当に始めようとしたら、子供が可哀想だと言って制限したり仕事をさせないようにしたりして、暴力を振るうようになったようです。そこで、家を出て実家に戻ったそうです。この会社で、休みがちの彼女にみんな暖かく接してくれて、仕事が楽しいと感じてもっと一生懸命に働いて会社のためになりたい。自分の力で生きて行きたいと思うようになったんだそうです。」
 「そんなことを思って居るんだ。責任重大だな。しっかりと受け止めてあげないと。」
 次の話に移った。
 これが、本題だ。
 「新たな事業の構築をしているようですが、由紀ちゃんから3人が抜けると話がありました。しかし、私は抜けるのではなくて案を話し合うメンバーだと言って居るのですが、受け入れずに、メンバーの責任者に電話入れたり文句を言ったり精神的な問題生じているようです。」
 「その通りで、意見を聞くのになんで抜けるとか言って作り話をして大騒ぎしている。そんなの相手にしない。いいか、事業が順調に行って居るなら誰も何も言わずに付いて行く。しかし、大きく事業を伸ばしている部門がありながら、最低限の事もしないで、マイナスを何年も続けている部門がある。その部門に所属しているメンバーは、その管理者の下で影響をもろに受けることになる。そんな不公平なことがあるか。自分では選べない上司を押し付けられて、自分の人生を左右する。誰だってチャンスを生かしたい、今までの経験がある。そんなことを考えて、今回は管理者になっていないメンバーを選んだ。そして、コンセプト通り、自分の子供が働きたい職場つくりを念頭に施設をつくる。」
 そう言って、彼女の顔を見た。
 「そこでお願いと言うのは、君にスーパーバイザーをして欲しい。指導して欲しい。それなりの実績と経験があるから、本社管理者と二人でその任に当たって欲しい。アドバイザーは各方面で勉強して貰って居る、新規事業管理者とNPO法人常勤理事にお願いして沢山の情報を貰う。スタッフは、経験豊富な6人の子沢山の元ヤンキー。同じく、子沢山でバイタリティーあふれる彼女。同じく、子供がいるシングルで、子供の不登校やリストカットで悩んでいる彼女。そして、同じシングルで当社唯一のフルマラソン完走者。その4人だ。そのスタッフの基本業務は具体的な検討委員として、色々な方面から検討し意見を出して貰う。その法的な裏付けや交渉などは他の者がするし、書類作成は俺がする。」
 そう言って、少し長いが具体的な話をした。
 納得して戻って行った。
 10時前に出発して銀行を数か所回って神戸に向かった。予定通り2時間で着いて会場近くで休んで、3時間半の講義を受けた。実にならなかった。

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