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トップハート物語(5648)立志伝敢闘編
20/03/15
2014年(平成26年)8月中旬。
 朝、家庭教師の件で新規事業所責任者からmailが来た。
 『他の者と話し合った結果、今回は見送ります。』
 ホッとした。
 私の性格と思いにマッチしたからだ。しかし、彼女たちにとっては、特に居宅介護支援事業所管理者にとっては、娘さんの成績が気掛かりで低レベルにあえいでいるので何とか誰かに見て欲しいと、恥を忍んで成績の悪さを披歴して一生懸命にアピールしていた。
 その言葉に、まるで悪魔のように手を伸ばした東京大学大学院と京都大学大学院の卒業生。
 「あなたの方のお子さんの方に魅力を感じます。あなたのお子さんの学力を上げたい。」
 傍で聞いていて、なるほどと思った。
 奴にとっては、成績が最高レベルの生徒よりも低レベル生徒の方が効果を示しやすい。そのうえ、卒業してから20年も経過しているので幾ら中学生レベルと言っても最高レベルの進学塾で最高レベルの成績を上げている生徒では、結果に自信が無いのだ。
 調子のいいことを言いあがってと思って聞いていた。
 そのお断りをするのは、私がしなければいけないと思って居るので、ある程度は予想していたとはいえ、傷つかない言い回しで、なおかつ自覚して貰わないといけないのでそれを考える時間を貰った。
 数時間後、彼にお断りのメールを送った。
『いつも、お世話になります。
さて、過日お願いした件ですが、今日の朝、同席した者から今回は見送りたいとの連絡がありました。
やはり、示された条件では経済的負担が大きく継続が厳しいとの判断です。
○○のお子さんは大手進学塾でも最上位にあり塾プラス補完的な考えでいたのですが、貴方の示された負担と家庭収入とのバランスで断念しました。
〇●のお子さんも大手学習教室プラスで3人のお子さんをお願いをしたかったようですが、やはり貴方の示された条件に負担感が大きく家計的に継続的に難しいとの思いがありました。
他の者も検討をお願いしましたが、人数が多くなると対応が厳しいだろうとの思いから断念しました。
地域支援事業として考えているプランも、やはり、経済的な余裕のある家庭は塾・家庭教師などに頼る傾向があり、どうしても貧困家庭の方が中心となります。
私は無学なので、高学歴のレベルが分からないのですが、貴方の学歴は凄いというのは理解できます。
貴方なら家庭教師一本でどうにでもなると思います。
それなのに、貧困レベルの考えで機会を頂いたことを恥じています。
斯かる点にご理解いただき、今回は白紙とさせて頂きたく存じます。
1回当たりの負担が大きく、私の方も講師派遣事業の再検討します。
私の基本的な考えは、地域のニーズに合わせた地域の見過ごされている問題に誠意をもって解決して行きたいということです。
そこには、必ず金銭的にも精神的にも満足される結果が得られています。
今日も、貧困家庭の学習に関して15日までの締め切りの助成金申請書を作成して何とか実現できるように頑張ります。
今後、何かとお願いする場面も生じて来るとは思いますが、お付き合いの程お願いします。
取り急ぎ、ご連絡まで。』
と。
彼から、1時間後mailが来た。
『大変申し訳ございませんでした。
ご丁重なメールを頂き、ありがとうございました。
私が非常識な金額を提示したせいで、関係者の皆様の心を深く傷つけ、申し訳ございませんでした。私が空回りしてしまったようです。
責任の大きさと長続きとを考え、将来的には大人数になるとして、その際の状況なども考えながら、高すぎるとは思いながら記載した数字ですが、
少人数で、塾の補完と考えると、まったく大きすぎる負担であること良く理解いたしま
す。
当初、人数の少ないうちは、佐藤さまが福利厚生的に負担額を考えてくださるのではといった甘えが私にありました。
お恥ずかしい限りです。大変な失礼を重ね、申し訳ございませんでした。
少しでもご父兄の安心材料になればと、つまらぬお話をしましたが、この歳で学歴など何の役にも立たずなんとも思っておりません。
いずれにせよ、私に思い上がりがあったのだろうと思います。
ご馳走までしていただいて、敬愛する佐藤さまの博愛的な公益事業に関われず、大変申し訳なく思っております。
佐藤さまの、地域の問題を誠意をもって解決して行かれるというご姿勢、共感を覚え、尊敬しております。
私も実際、今は貧困層なのですが、愛情と配慮が足らなかったと言わざるを得ません。
私も本業の方で頑張りますので、今回のことに懲りず、変わらぬご支援とご高配を宜しくお願い申し上げます。
新規事業所責任者さま、居宅介護支援事業所管理者さま、とお会いできたことも光栄でした。
お二人とも明るく、お話ししていてお二人のお子様に対する愛情は、とても眩しく感ぜられました。
陰ながら、お子さま達の健やかなご成長をお祈りしたいと思っております。
どうかお詫びの心をよろしくお伝えください。
佐藤さまには重ねてご迷惑をおかけしたことを心苦しく申し訳なく思っております。
誠に申し訳ございませんでした。』
と、記していた。
何れの機会に、また共同作業で仕事が出来ることを感じている。
 そんな午前中に、忙しい時間を過ごした。午後から被後見人の転居届作業を市役所などに行いに行くので、その準備と溜まっていた被後見人の資料の整理だった。
 その佳境に、妊婦となった社員が来て主となる業務ではなく色々な話をして時間が経過して行った。早めに出発して、入金と郵便の処理をして部屋に戻った。これまた、早めの昼食をして事務所に戻って業務再開した。
 その直前に、1年前まで当新規事業所のサービス提供責任者として一時、間借りをしていた彼から1年ぶりに電話があった。間借りと言うのは、もともと金融ではったり営業をして足を洗いたいと弟子入りをしに来た男がいた。
 私がまだ事業を始めた十数年前に営業で、本社事務所に株の営業に来た男だ。その時に私が心に残る話をしたようで、その時を忘れずに東京に出て一旗揚げて戻って来て私に弟子入りをしたのだ。
 半年頑張ったが、引き止めるのも聞かずに兵庫県に行って水商売をしていると聞いていた。
 「元気ですか。」
 「元気だ。どうした突然。」
 「いや、いよいよ始めようかと思って連絡させて頂きました。」
 「何を。」
 「訪問介護事業所です。」
 「そうか、どこで?」
 「愛知県です。」
 「どうして愛知県。」
 「いや、たまたま知り合った方が愛知県の方で。その方が、譲ってくれると。」
 「何をバカなことを。大丈夫なのか。」
 「佐藤さんのように、人柄がいい人で。」
 「いい人はいいが、訪問介護だけでは数年後は成り立たなくなるぞ。大丈夫なのか。その事業所を譲って貰うという事か。」
 「はい、もう70歳くらいの方で、止めると言うのです。」
 「医療をしないともう訪問介護は持たないぞ。それに、突然、お前が行っても従業員はついて行かない。大丈夫か。」
 「はい、大丈夫です。まだ先のことで、数年後です。忘れられたら困るので電話させて頂きました。」
 そんな突然の電話だった。
 そして、続けて被保佐人が入居している施設から電話があり、入れ歯が壊れたというのだ。
「そのために、歯科医院に通院するのをご了解いただけますか。」
 もちろん了解だが、厳しい金銭管理にまいった。
 施設への支払いでカツカツの金銭状態。先日まで40日間入院して居た。その前は、老人保健施設なので、出されて有料老人ホームに一時入居。転倒で入院したり、年に何度かは大きな金銭が無くなる。溜息だ。
 やっと、一段落した被後見人の転居。午後から、郵便局と市役所に転居の届け出に行った。
家庭裁判所から「不動産処分許可申立」許可審判が4日付だった。
6日に転居したので、その届出だ。
郵便局本局から転居届の用紙を貰った時に、どこに出すのか聞いた時には
「早く処理した方がいいので、どこの郵便局の窓口でも結構ですのでポストに投函しないで窓口に出して下さい。」
と、言われたので事務所で書き込んで近くの〒支局に持参して窓口に出すと
「身分証明書など確認しないといけないので、ポストに入れて下さい。」
と、言われポストに投函。
次に、事前にメールで準備するものを確認して市役所に転居届を出しに行った。
住民票の手続きが終わってから、
「後期高齢者健康保険と介護保険の手続きが必要ですので。」
と、写しを渡されて窓口を案内された。
親切な応対に、私も両方の届け出の手続きを失念していたのでホッとした。
ただ、後見人なのでどうしても控えか写しが欲しいので届け出のコピーを要請して貰ったが、一般の方にも控えが必要ではないかと思った。
今度は、2年前に亡くなった夫の遺族年金の手続きを行うことにする
何か、それだけで一つ終わった気がして、久しぶりに私がこの土地で唯一ブラックで飲める珈琲を出す店に行った。
 日本一長いというキャッチフレーズの商店街の一角にある。ケーキもおいしい。しかし、ダイエット中なので、珈琲だけ。相変わらず美味しい。いつもはブルーマウンテンを飲むが、今日は初めてマンダリンを飲んだ。1杯594円だが美味しい。
 一休みして、帰りに市場に立ち寄ったが既に何もなく、百貨店に立ち寄って美味しいものを沢山買った。食べたのは勿論少しだけ。

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