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トップハート物語(5630)立志伝敢闘編
20/03/04
2014年(平成26年)7月下旬。
何とかNPO法人常勤理事に起きて貰って8時には事務所を出られた。途中まで混んで、心配になったが何とか間に合って新大阪駅に到着。ただ、予定していた社員への給与振り込みは彼女に依頼した。
 昨日と一昨日の振り込みをしたのだが、残高、詰まり現金が枯渇して途中で無くなってしまったので、振り込みが出来ない社員が多くいた。この3億円を売り上げる事業所として現金が昨日通帳3冊を合わせても1万円にも満たなかったのだ。
 その全く無かった通帳に今日入金予定だったのだが、不安だった。その入金を、通帳を東京に持って行って予定されている面談の前に入金してしまおうと思っていた。しかし、新大阪駅に向かっている間の頭の中の計算では、12時前に東京に到着しても池袋に行って事業所に移動していると、間に合わない可能性があると考え始めた。
 1時から6時まで厳しい時間を過ごす。詰まり、拘束されるのだ。だから、今日振り込み出来ないと、社員が不安を持つことになる。移動する車の中で、NPO法人常勤理事が
「私が振り込みしましぃうか」
「いや、ひとの金額を知ったら嫌だろう。」
 そう言ったが、私が入院中に彼女が私に代わって社員の給与を振り込んだ経緯があったので、熟慮した結果依頼することにした。
 時間通りに新幹線の駅に到着。私は、混んでいる環境を嫌うので始発を確認してその新幹線のグリーン車に席を取った。すぐに眠ろうと思ったが、入金がされているのか心配だった。ただ、彼女が入金しているはずの時間を過ぎても返事が無かったので安心した。
 もし、入金が無ければ直ぐにメールが来るだろうから。
10時半頃に、メールが来た。
「振り込み完了しました」
そして、900万円余りの国保連からの入金があったことをメールして来た。15日に自立支援の700万円余りの入金があり登録ヘルパーさんの支払いで全く無くなった。社員の支払いも総額900万円なので、人件費イコールこれまでの入金だ。
しかし、その他に移動介護の地域支援事業があるので300万円程度。息子の入金が100万円程度。ここに就労支援や研修関係の金額が上乗せされてプラスに転じる。諸経費などを考慮して考えてみると500万円程度プラスになる計算になる。月額そのような利益が上がるとなるとすごい金額が利益となって生まれてくるが、そうはいかないのが世の常だ。
 ホッとして眠った。
 東京駅にて降車しようと思ったが、池袋に行くので品川で降車した。久しぶりに山手線に乗車して、向かったが昼間だというのにこの混み様は何なんだ。やはり東京だ。もう、東京での通勤から15年も離れてしまっているので慣れない。
 池袋も凄い混みようだった。西口に出てiPadでナビをして貰っても迷う。やっとそのビルを探し当ててまだ30分もあるので、近隣を巡った。場末という感じだった。暑い日差しに汗だくだく。
 5分前にその事業所に入った。先日、私の地元で会った役員が応対してくれた。その前の事務所前での電話による来社を告げる時に応対した女性は、口の聞き方がなっていないので、少しがっかり。というのは、先日、説明を受けた社長は元プロ野球選手で体育会系。もう少しきっちり社員教育をしているのかと思っていたので。
 役員と二人三脚の5時間に及ぶ現場を巡ったり講義を受けたり、説明を受けたりの時間が始まった。最初は、タクシーで実際の現場に向かった。同じ豊島区内だが住宅内の施設だが設備はそんなものだろうと思っていたが、現場のスタッフが素晴らしい。
 このようなスタッフがいるなら大丈夫だろうが、心配なのは私の事業所から異動させようと考えているスタッフがこのようなことができるのかどうかだ。それに、勤務時間の開始が7時45分からだと言うがまず無理だろう。
 そうなると、新たな採用ということになる。そうなると、介護の落ち込みをカバーするプランは考え直す意味合いを持つ。また、当社のブランドではなく、相手のブランドを使うことになるとの話で、それも不安になった。当社のブランドの方が遥かに浸透しているのだ。
不安を打ち消す何かが見当たらなければ、大きな不安になり、その不安が現実的なものになるとの思いがある。
思ったより、5時間は短かった。其の間、電話やメールがあったが出られない。大事なものとしては、家庭裁判所からの電話だ。先日、被後見人の転居に対する申し立ての要があるのかどうか、FAXと電話で確認させて貰った。
 しかし、対応した書記官では判断が出来ずに裁判官に判断を仰ぐとの返事だった。再度、書記官からの電話があって再び返事が保留。
「早急に検討して連絡します。」
 との返事に、気を付けていたのだが5時過ぎの連絡だった。丁度、社長との面談だったので差し控えていた。
 全てが終わってビルの外に出た時に、着信履歴の家庭裁判所との文字に慌てて掛けた。しかし、既に執務時間が終わっていて、テープが流れるばかりだった。
 他に、保険会社の友人から買い換えたバイクの保険の確認があった。何度も連絡を貰っていたのだが、出られなかった。後から連絡したが、声が可笑しくて何度も聞き返した。彼は、がんに掛かっていることを告白していたが、心配だ。
 そのほか、メールでは被後見人の転居に際して契約などに労を取っている居宅介護支援事業所管理者からいつの日付にするのかとの問い合わせがあった。
終わったのが夕方6時だった。社長との話し合いが30分程あったが、特に言うことは無い。全国のデイリハ協会の会長だという。元プロ野球選手でそれなりの体育会系の大学で、それより何より自宅も大宮だったという。そのうえ、奥さんも大宮だという。
 私の頭は、どうやって戦略を練り直すかだ。考えていたスタッフが、勤務時間を守れるか。詰まり、朝7時半からの勤務だ。現有戦力でその時間に出勤できるのは限られている。私の頭にある、智美さんは果たしてどうか。
 また、ブランド名を使えないとなるとどこまで責任を持ってくれるのか。そんな少しのズレだが、完璧だと思っていた私のプランに再検討が必要となって来た。不安があるが、決定的な不安では無い。資金プランを見ると、1年半で3000万円だ。妻が出してくれるとなったので、不安は無い。
 通勤ラッシュの中を池袋から大宮の自宅に向かった。途中連絡があり、雨が降って来たので車で駅まで迎えにくるという。妻は目が片方ほとんど見えないので、夜は運転しないように言われているのだが2ヶ月振りの自宅だ。
ゆっくりしてから夕食を取った。もちろん、魚中心だ。おもむろに、5月の私の給与が振り込まれていないというクレーム無に対して説明をした。
 「確かに調べてみたら、振り込んでいない。実は、4月にファクタリングという介護保険の先払いシステムを4月に解約した。そのために、ひと月金銭が不足するので支払いを控えたのを忘れて振り込んでいない。そして、6月決算対策で年払いの多額の支払いを6月にした為に資金が枯渇してしまった。今月が500万程度の利益が上がるが心配だから、支払いは来月になる。」
 そう言って納得して貰ったが、それでも次に話をする3000万円説明に少しは負担軽減のために
「前に借りていた500万円がそういうことで返済が遅れる。だから、俺の郵便貯金から2年分の利子も含めて550万円を出して貰っていいから。」
それだけで、合計850万円になる。
「どうして、会社に貸したんだから会社から返してもらわないと。」
「俺が、毎月50つ万円ずつ返してもらう事で、合わせるから。」
「それだったら、私に50万円ずつ返してもらえればいいじゃ無い。」
そうすることにした。
 つぎに、事前に話しているとはいえ、顔を合わせて話をするのは初めてなので、これからの介護保険の行く末と、将来の社員の人生の行く末の心配を。その理由からどうしても医療レベルの事業をしないとダメだと力説した。
一通り話をして、了解を貰う。安心して、頭を刈って貰って寝るために自分の部屋に入った。居間と連続している部屋で、戸を開けて寝る。クーラーが私の部屋にはなく、居間にあるので。
 部屋に入って携帯を見ると、当社の「美奈子」から珍しくメールが来ていた。元バリバリのスケ番で強面で、さっぱりした性格。少し怖くて、身体に色々施している。その彼女から、誕生日のお祝いメールと、
『どこまでもついていきます』
と、あった。
怖いが、
『ついてくると言うことは、新規事業でも着いてくると言うことですか。』
どういった返事が来るか興味が、怖いもの見たさにあった。
『やるだけのことはさせてもらいます。』
私の頭の中には、新規事業の今日話があったものと遺品整理事業がある。
その仕事を彼女にさせて見たい。
そう思いながら、眠りについた。


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