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トップハート物語(5625)立志伝敢闘編
20/03/01
2014年(平成26年)7月中旬。
 テーブルも机も、大量の書類で使えないくらいに溜まっている。山積みとはこのことかと、言葉ではなく現実を目の当たりにして思った。
 朝は、当然のごとくいつもの時間に出勤して、いつもの業務を2時間余り掛けて行う。ひと段落ついて、一休みしてからスタートした。少し始めたところで、昨夜のメールの相手、由紀ちゃんが来た。
 最初の問題は、目の前の援助の問題だ。私がケアマネジャーをしている、困難な姉妹が面倒みていると表向きは繕っている、認知症の利用者に対するケアプランだ。昨日も、私が知らない間に、デイサービスに勝手に電話して依頼をしたり取り消したり。
 そんなことが起こっているとは知らずに、デイサービス管理者からの電話に出た。土曜日のサービスの件だ。計画では提供することになっていたのだが、入院して居る筈の姉妹のうちの姉が退院して来たようだ。そのうえで、直ぐにデイに電話してキャンセルをした。
 ところが、再び入院するとして今度は妹が再度サービス提供を依頼した。その両方ともデイサービスが受け入れた。問題だ。先日も同じように勝手に取引して、勝手に受けて無いはずのデイサービスを入れて、ヘルパーさんが入っている目の前で連れて行った。
 その行為に私はキツクではないが、今後の対応を注意した。その時に、管理者は
 「無料でサービスします。」
というが、断った。
 今後の対応を指示した。
しかし、また、勝手に依頼や取り消しを受けたので今度は注意を厳しくした。
「今後の対応を厳しく施設内でも統一して欲しい。ケアマネジャーの俺が言わない限り、どんなに家族が言って来ても、ケアマネジャーから勝手に受けるなと注意を受けていると言って断って下さい。」
 そう言っていた。
 その行為に、堪忍袋の緒が切れた私は、入院中の姉に代わって妹が取り仕切ることになっていたので、彼女と話をした。二人とも、自分勝手で親族の認知症の利用者を悪用している。
 金銭面にルーズな姉は、トータル1億円以上のトラブルを残した。その中には、その同居している認知症の親族の貯めていた6000万円を勝手に使い込んで無くしてしまった上に、自己破産だ。
 責任を取る様に親族から言われて、認知症となった利用者の面倒を見ることになった。そのすっからかんになった認知症の親族の生活保護費まで自分勝手に使い、その名前でサラ金に手を出して、その生活保護費で支払い、自分も生活保護費を貰いながらいまだに荒い金銭の消費を繰り返している。
 金銭が無くなり、使い果たしてしまうと、自分は病院に逃げ込む。タダで食事つきの冷暖房付きだ。病院は生活保護だから、幾らでも入れる。利用者の金銭が全くなくなると、そうするのだ。
 今月はひどい。生活保護費が入金された時点でもうないのだ。だから、直ぐに姉は入院した。問題は、誰も居なくなって、完全認知症の生活だ。ショートステイに入れようと思うと、姉妹が可哀想だと邪魔をして、手続きが取れない。
 入所は勿論、急には出来ない。ケアに頼る。しかし、毎日のデイサービスと訪問介護など入れたら、幾ら要介護度が高くても難しい。
 その難しい対応に、同居人の肺の病気を患った時に認定の申し立てをした。ところが、本人があれほど苦しいと言って居たのに、認定調査では自立してなんでも自分で出来ると調査員に返事した。当然、要支援の最低のランクの認定だった。
 万策尽きて、何も出来ないままに、勝手に入院したので手の出しようもない。退院すると何度も連絡があったが、1日も在宅せずに再入院するか退院を伸ばす。金銭にゆとりのない利用者は食事も満足にとれない。
 「1日200円以内にして。」
 と、ヘルパーさんは言われるが、自分が全部使い込んで、無くなったら入院して自分は天国の暮らし。
 3月にはその手を使われて、退院するとの電話に不在中に利用者への手厚い介護。夜の追加まで行って、ついには何度も明日退院とか数日後退院とか言われて、
「戻ったら、デイも行かせずヘルパーさんも入れずに面倒見るから。」
その言葉を信じて、利用者の利益にと思って対応した結果、騙されて介護保険点数を大幅に超過。
介護扶助ではなく、生活扶助の援助をしてくれるように生活保護課との交渉も決裂。ついに、私も介護保険枠だけの点数管理に考えを切り替える。
今回も、妹がみんな面倒見るとのことだったが、その日になると拒否。それも、子供や孫の面倒を見ないといけないと、理由を重ねる。姉も同じように、何かというと
「子供や孫が病気で。」
などというが、それは嘘だったのだ。
妹の方が、ゴルフ好きで土日に面倒みると言いながら、その土日に子供や孫の病気を理由に断って来て、ヘルパーの援助を要請。実際は、ゴルフに行くと以前からヘルパーさんに言っていたようだ。
 姉の方は、以前から毎日娘や孫の面倒を見ると出掛けてはアルバイトをしていたようで、ばれて生活保護費の返還を求められている。
 そのように、何かというと自分が面倒みると言いながら、その場面になると理由をつけてヘルパー要請をするので、今回はきっぱりと断った。
 「そうしたら叔母が餓死するんじゃない。」
 「私には関係ないですから。それは、親族間の問題で、それ以上は市の生活保護課に相談して下さい。私は、介護保険の点数管理をするのが仕事ですから。生活保護者の生活の面倒は、生活保護課の仕事ですから。大体、利用者は介護保険料を支払っていないので、介護保険に加入していません。介護扶助という生活保護費からの負担で、私はその介護扶助の介護保険と同じような制度利用の点数管理だけの仕事ですから。」
 「なんで、私だけがこんな苦労をしないといけない。」
 「それは、親族間で話し合って下さい。これ以上の我儘を言うなら、私はケアマネジャーを下りますので。大体、20万円もオーバーして訪問介護事業所に負担を強いて、誰が只でケアを行いますか。まず、お金を支払ってから勝手なことを言ったらどうですか。ごまかすことや騙すことばかり考えて。これ以上の無料でのサービス提供は無理ですから。自分たちでどうするか考えてください。」
 そう言って、もう我慢できないので突っぱねた。
 慌てて、生活保護課に駆け込んだようだ。そのうえで、言われたのは何か病気がありませんかという事だった。あれば、措置入院をさせるというものだった。
 それは拒否したようだ。そのうえで、病院に逃げ込んでいる姉を在宅で療養できるように、病院での処方を依頼したようだ。
 そして、休日は妹が少し面倒見るとのことだった。色々と、自分勝手な姉妹が動き出して、生活保護費も経済的虐待だということで対応することを頼んだようだ。
 「お風呂に入らないと可哀想だから、週3回はデイに行かせてあげて。」
とか、
 「食事と食事の間の時間が空き過ぎで叔母が可哀想だから、ヘルパーの訪問時間計画を見直して。」
「叔母は夜、誰か居ないと眠れないから、夜もヘルパーさんに入って貰って。」
などと、如何にもおばさんのことを考えていると見せかけだが、ついに
「養護老人ホームでもどこでもいいから、早くどこか見つけて入れて。」
と、言うようになった。
それが、本心なのだ。
 その対応を、由紀ちゃんと話し合った。
 昨夜のメールの取り扱いは、深刻になると大変なので、サラリと指示した。
 午前中は、気付くとそれだけで終わってしまった。
部屋に戻ろうと、外に出ると、被保佐人が入院して居る病院から電話があった。休み明けの退院だという。それにしても、全く余裕がないのに、個室に入れて既に40日。20万円以上の負担は出来ない。
 そのうえ、忙しいので他のスタッフに立会を依頼したが、誰も忙しいので私が対応となった。
午後は、眠ってしまったが3時に出勤した。それから4時間猛烈に業務を行った。私の机の上は完全に整理されて綺麗になった。あとは、テーブルの上の山となっている資料の整理だ。大部分が後見関係の資料だ。明日力を入れて処理する積りだ。

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