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トップハート物語(5621)立志伝敢闘編
20/02/28
2014年(平成26年)7月中旬。
朝8時半過ぎに出発して家庭裁判所に向かった。予定より早めの到着で、暫く車両の中で休んで、今回担当する新規事業所の責任者と話をした。多くは、今日の午後面接する応募者の者との大きな方向だ。
 「採用して、使ってみてダメだったら終わりにしよう。」
 と、言ってトライアル雇用を十分活用して3か月の期間仕方が無く使ってみようと決めた。
 その業務の内容も決めた。とにかく、最低の資格しかないし嘘は平気でつき、多くの者が、というより接した者全員が不快な気持ちを持って接したくないという印象を持っていた。
 受講生であり、卒業がこの日。研修センター責任者が推薦して来て、それを信用してしまって、その方向に決めつつあった。そして、色々接する機会が生じて来たのだが、不快感が増すばかりで出来るなら採用したくないと思って来た。
 世は人手不足だ。また、もしかしたら大化けするかも知れないとの期待を持って、不承不承に面談を決めた。
 時間が来たので10時少し前に書記官室に入った。すぐに担当調査員が来て、面談室に案内された。質問が始まった。おおむね答えられたと思うが、問題は、ご本人が寝たきりで言葉を発しないということだ。言葉にならない表現は出来るが、意思を確認する行為がうまくできないという難点がある。
 その点を突かれた。しかし、同意を示す、言葉にならない言葉がある。その点を、私はその言葉にならない言葉を理解する経験がある。市長申し立てが自然だという。身内どころか無縁なので、申立者はご本人だ。私が、意を介して申立書を作成した。
 その意義と意見には賛成なので
 「私も市町村長申し立てが当然だと思いますが、この市はそれに対して熱心ではありません。裁判所がこのような方に対してどう判断されるか興味があります。」
 そう、言った。
終わって、少し休もうと1階の談話室で珈琲を飲んだ。
 その時に、携帯電話に登録されていない着信番号があった。出ると、市からだった。生活福祉課から後見の相談だった。3時半に事務所に来るとのことだった。そのスケジュールで動くことになった。市からの相談ということは、認知されたということだ。
11時に出て、銀行に向かった。残高証明書を申請するためだ。私が、見間違えて他のモノを財産額としたために、その間違いの証明をするために、以前その銀行で手続きを取りに行った。
 ところが、その時に認識されていない、つまり被後見人の手元に無い口座があるとの情報があり、その通帳の再発行となった。その手続きに1週間を要した。やっと、その手元に来た通帳を貰ったので、その必要な残高証明書を求めた。
 それなのに、何故か、以前確認した時には10年以上も取引記録が無いとのことで時間が掛かるとは言われたが、まだ申請をしていないのだ。その残高証明書発行申請をしに行ったが、調査中で申請も出来ないという不可解な返事だった。
 時間が無いので、引き下がった。すぐに事務所に行き、1時からの面接に臨んだ。
 「ハローワークでは事前に面接をしたということは言わないようにとのことを言った筈だが、事前に言ったのだな。」
 「いや。言って居ないですよ。」
完全にうそを言っている。
 普通だったら、ハローワークからの紹介では、担当者から当社担当者に面接の依頼の電話がある。それが、奴は、勝手に事務所に来て訪問をして黙って責任者の机の上に紹介状を置いて行ったという。
 それを、不審に思って責任者が後日、本人に問い質すと
 「事前に面接は終わりました。」
と、返事をしたと責任者から報告があった。
 その本人である責任者が目の前に居ながら、言っていないという。
 シラを切っているのは分かっている。いつも嘘をつきながら生きているやつなので、平気の平左だ。慣れている。
 「だったらどうしてハローワークから問い合わせが来ない。」
 「研修センターの責任者と話をしたと言いました。」
 よくもまあ、そんな嘘を平気でつく奴だ。
 「後見の講座に出ているが、前々回の講座の時に寝ていたとみんなが言っているが、寝ていたのか。」
 「いいや、寝ていません。」
 「他の受講生20数人と講師が寝ていたと言っているが、みんなが嘘を言っているというのか。」
 「いや、寝ていません。」
 「お前が、何十分も寝ていて起きた途端、質問をした内容はそのお前が寝ていた時間に話をした内容だったようだが、なぜ質問をした。」
 「いや、再確認です。」
 「その内容は教えてくれ。」
 「・・・・・・。すみません忘れました。」
 「受講料はどうして払わない。」
 「いや、言われていません。」
 「いいか、受講料を支払わなければ修了証書は出ないからな。みんな15000円支払って受講している。」
 話にならない。
 今、居宅介護支援事業所管理者が来たが、最近、ホームページの物語にも出てくる、社員が亡くなった報告を受けてショックを。
元社員だったが、体調を崩しても勤務し、会社に迷惑を掛けては行けないと退職した。数年前だった。
 体調の様子を見ながら、登録して勤務していたが、最近、数か月前に入院したという。その時に、私は彼女の葬儀の夢を見たのだ。葬儀とは縁起でもなかったのだが、葬儀という言葉は出さずに、その動静を新規事業所管理者に問い合わせしたのだ。その時に、初めて入院していると聞いた。
 手術しても悲惨な状態になっていたという。
 それも、後から聞いたのだ。私の夢が先行していた。今日聞いたところによると、その時には、つまり私が彼女の葬儀の夢を見た時に余命1か月という宣告を受けていたと今日聞いたのだ。
 その話を聞きながら、涙が出て来た。言葉にならない。このことは私の思いに何か心残りがあったのだろうか。気には掛けていたのだが、ついに帰らぬ人となっていたのとは。
 暫くしてから、記録の再開。
面接が終わってから、隣のイオンで食事をした。中華料理で昼食を摂ってから休んで戻って来た。3時半に市役所から職員が来ることになっていたので、急いで隣の面談室となっている210号室を片付けた。
生活福祉課のケースワーカーさんが来た。太った優しそうな人だった。早速、当社のパンフレットのコピーを示して後見の内容を聞いて来た。そのコピーを見ながら、市役所の職員にそれが回っていると感じた。
公認となっているのか。これから、市とのタッグが実現するかも知れない。ただ、無報酬の受け皿となってはいけないとも思った。
相談されたご本人は精神的な障害がある、これは直ぐにサポートしてあげないと大変なことになると感じたが、いかんせん、主導権を握っているケースワーカーはその方面の知識はない。私は、この地に来て介護歴14年を数える。
婉曲に、サポートの必要性や専門的なチームケアが必要であると言ったが、ご本人が拒否されると言う。しかし、その話の中に対処できる自信があるので私が対処したいと思ったが、現在相談されているのは後見人としてなので、サービスを入れる指示をすることだったら、と思った。
ただ、問題は、縁者が居ないので本人ではなく市町村長申し立てが必要となる。本人は厳しい精神状態なので、申し立てをする意識が持てないだろう。
このような、状態の方が段々と増えてくるのでいったいこの市はどう対処することになるのだろうか。
1時間ほど話をして、私は事務処理をして今日は早く戻った。

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