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トップハート物語(5620)立志伝敢闘編
20/02/28
2014年(平成26年)7月中旬。
午前中に無駄な時間を過ごした。朝一番で、介護・支援管理者が来た。少し理由があって収入が減ったとのことだったが、それよりも問題は、介護の収益がもう限界に達しているとの結果だ。
 それを、どう打開するかは既に1年以上にわたって指示したり、励ましたりして来た。しかし、一向に改まることもなく、また、結果ももちろんだが真剣さも無く、人が欲しいと言われるままに増やして、今では席が無いのではないかと思えるくらいになった。
 その点についても、何の違和感も持たなくて、何かあったのか程度の受け止め方を、介護責任者をはじめとして思っているようだ。
 「もう、限界。社員は2倍に増やして収益は半分では。それに、将来の見込みがある数字が挙がっているならいいのだが、それもない。我慢できないので、異動するように言ってある。3人ほど異動してくれ。」
 「異動するにしたら、どこに異動ですか。」
 「例えばの話だ。大東本社、鶴見区新規事業所、この地区の支援部門という忙しくて今後も見込める部署だ。」
 そう言って、帰した。
 続いて、一人気を吐いている介護サービス提供責任者が来た。
相談ということで、先日東京大学の元教員が成年後見人養成講座の講師として来た時に与えられた課題についての相談だった。
 しかし、教員からは
 「佐藤さんには他の事をして貰うので、関わりを持たないように。」
そう指示されたので、まず課題からして分からない。
 そう言い、
 「もし、聞きたいことがあったら先生に言いなさい。」
 そう言って、返事をしなかった。
 その代り、今後の事になって
 「沢山色々なことをしたい。佐藤さんの傍に居ると楽しい。仕事が楽しいので、色々な仕事に関わりたい。」
 そう言ってくれた。
これから、リハビリテーションを開設の検討している。その責任者として私の頭の中に入っている。このまま、彼女を介護部門に置いたら、無くなってしまう。折角、生かすものを持っているのに、私が管理者のために殺してしまっては申し訳ない。
 彼女と数人の異動を考えているのだ。
 「これから、介護保険はどうなるのでしょうか。」
 「それは自分たちが考えて行くことだ。PCを全員に渡しているのだから、幾らでも情報を取ることが出来る。それを、どう受け止めるかは自分たちで考えないと。俺は俺で考えている。ただ、口に出すと直ぐにそれをあてにするから言わない。自分たちで考えて自立することが大事だ。」
 そう言って、突き放した態度を取りながら、彼女には安心感を与えた。
 今日の昼に、介護部門を中心として今後の打開を検討するというが、もう検討する段階ではないのだ。何をするかの段階なのだが、それもないので異動を申付けた。
 11時から、出版大手の幻冬舎の責任者が東京から来るというので時間を取った。忙しいさ中に、時間を取ったのはセールスの男がそう言ったからだ。
 内容は、出版の話だ。成年後見の出版の話なのだが、私では荷が重すぎるので前東京大学の特任助教で市民後見の第一人者の先生にお話を持って行った。すぐに、ご返事を頂き、その話に乗ることに前向きだった。
 そのために、その責任者が来るときに条件面などの話を聞こうと思って居た、
 15分前に約束の喫茶店に入った。私は、丁度ヘルパーさんの報酬計算の途中で、忙しい時間だった。喫茶店で暫く待つと、営業の若い男が入って来た。先日、最初に来た人間だ。一緒に来るはずの、その副社長という責任者の顔が見当たらない。
 怪訝な顔を見せたが、こいつは平気でにやけている。遅れてくるのかと思ったが、何やらこいつがつまらん資料を出して話し始めた。余りにも詰まらないので
 「もういいよ、分かったから。自分たちだけの一方的な営業トークを聞いても何にもならない。ところで、東京から来ると言って居た責任者はどうした。」
 「えへへへ。今日は来るかな。名古屋で事故があったから遅くなります。」
 「なんだお前、東京から責任者が来るというから時間を取ったんだろう。それだったら、そうだとなんで言わない。俺だって忙しいんだ。」
 そう言って叱責したが、どうもこいつには堪えていないようだ。どうやら、この業界お得意の嘘話だったようだ。それに、まんまと乗っかってしまった。
 少し文句を言ったが、騙された自分が悪いと思って、あきらめた。多額の金銭を支払って出版してもらうという、先生も飲めない話だと知った。
 喫茶代は、当然のごとく私が支払って出た。
戻って来て、急いで報酬計算をして、一旦部屋に戻って昼食を摂り出発。
 銀行で振込み開始したが、何しろ現金が枯渇しているから、直ぐに終わった。郵便局に行って、被後見人の代理人として被相続人の残高証明書を求めた。忙しいので、1日1か所しか処理が出来ない。何か所もあり、それぞれ手続きが異なるので、統一して欲しいと思う。 
 不在者郵便を受け取りに行き、新たに見つかった通帳を再発行して貰っていたのが届いたので、それをもとに再び残高証明書を発行して貰わないといけない。
 被後見人の立退きに、中間業者が催促の電話だ。保証人の問題があり厳しい現状を話をした。
夜は、30年前大学在学中から当社で働いていた現在介護事業を運営している者と久々に会った。
今度、成年後見人養成講座の講師としてお願いするのだ。彼は、新たな収入源を求めて遺品整理の道を見つけた。
 その事業が軌道に乗っているようで、それを当特定非営利活動法人も導入することにして、勉強をさせている。
 そのノウハウを少しでも吸収しようと、事例検討会で具体例を出して貰う積りだが、正規の授業ではノウハウにあたらない、成年後見人としての依頼する立場になった時の知識として話をして貰うようにお願いした。
 ノウハウは、当社が受けるようにするのだ。
 しばらくの間、あの30年前の19歳からの話を、他のスタッフと話をして懐かしんだ。



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