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トップハート物語(5615)立志伝敢闘編
20/02/25
2014年(平成26年)7月初旬。
 朝、ファックスで情報センターから送られて来た売り上げの数字を見て愕然とした。この守口の介護保険事業所の売り上げだ。これまで、特に顕著なのは昨年当初から漸減して来た。幾ら期待しても、幾ら声を掛けても実際の数字に表れない。
 もう限界に達して来たと思う。私がサービス提供責任者をしていた10年前でも、この事務所で月700万円を数えていた。介護だけの数字だ。ここには加算もないし処遇改善もない。本当の介護だけの数字だ。社員も今の3分の1程度だった。
 それが、この日目にしたのは、下がっていてもなんとか我慢できる数字から、大幅に下落していたのだ。あの当時の半分程度。そこに処遇改善と加算が加わって消費税も入る。そんな数字で、介護だけの社員は私がサービス提供責任者当時の倍はいる。
 問題は、私が一生懸命に経費削減をして月額50万円の経費を使わないか私が個人で負担している。それなのに、どうしようもない数字ではもう話を聞く段階ではない。人件費は全く減らずに、ヘルパーさんに支払う金銭的な負担も増えているのだ。
 そんなバカなことはない。こんなに減っていく収入と増えて行く人件費。こんな経営をしているのはバカな奴だけだ。それが私だ。
 少し甘やかしたのだが、事務所に全く関心が無いので厳しく見ることが出来ない。必要のないのに残業しているのだろうか。売り上げが大幅に減少しているのに、勤務時間が増えているのはおかしい。誰が考えてもおかしい。そのおかしいことをしているのが、介護部門だ。
 何にも機能していない。幾らサポートしても上向きにならない。もう1年半も我慢してサポートした。したが、人件費や経費の見直しがなされていない。遣りたい放題の土壌がそのまま生きていて、適当に出勤していれば金銭が手にできると思っているのだろか。
 もう、限界は限界なのでずっと顔が紅潮するのが分かった。その紅潮する中で、迷うのを振り払うように、どうするか幾つかの結論めいたものを導き出ていた。
 一つは、廃業だ。一つは、別会社だ。そうして、一番直ぐに出来るのは人事異動だ。既に、大人数に膨れ上がった人件費を納得いくようにするには、異動しかない。
 何人残して何人異動させるか。一番効率のいいやり方を考えないと、失敗する。いや、失敗しても、人員が減ることに繋がるならそれしかないとおもう。早速、その旨を話をするほかない。
 これまでは、そのような厳しい話をするとああでもないこうでもないと色々な考えと言い訳と、期待するようなことを言う。しかし、もうその期待は無い。実行するだけなので、その実行する項目をどれにするか決めさせさせないと行けない。
 現場からはなれて、部屋に閉じこもって人に何も言えない状態にいたのでは、その権限委譲した者がそれなりにやるのだったらいいのだが、そうではないのでその者の理解を得るように話をしないといけない。それは分かっているのだが、全く世界が別のところに行っているようで、由紀ちゃんの世界に入るのは厄介だ。
 この守口の居宅介護支援事業所管理者が来た。介護保険法が大きく、訪問介護とか居宅介護に厳しい改正が待っているので、それをどう打開するのか。その話をした。現実的な話して、
 「居宅介護支援事業所3か所を統合して、大東の居宅介護支援事業所管理者に独立して貰って、そこにすべてのケアプランを統合する。そのようにすることになると思う。」
 顔を覆った彼女は半泣き状態。
 やっと、気を取り直して
 「私はどうしたらいいでんですか。」
 「君は資格も持っているし、登録としてケアマネジャーをする傍ら、自立支援センター管理者も出来るし。」
 そんな話をしたが、現実に考えられないという感じだった。
 「俺だって、せっかく作ってこれから大きくなろうというNPO法人の退職をしないといけない。株式会社の代表取締役と特定非営利活動法人の代表理事を務めていては、これから大きく活動しようとする成年後見事業の利益相反の問題になりかねない。折角、これからという道筋が出来たのに残念だ。」
 と、言って今の考えの一端を示した。
 近くに食事に誘って、新規事業所管理者も呼んだ。NPO法人常勤理事も加えて、四方山話を交えて、今後の動きを探った。
午後からは、船井総合研究所とリハビリセンターなごみの話を聞きに行った。前段は、数日前に同じ船井総合研究所の話を聞いたので、同じような感じがした。1時間半の講習が終わり、介護部門の主任研究員に話を聞き挨拶をして
 「株式会社の代表取締役とNPO法人代表理事との兼ね合いで、社会貢献事業が思うように展開できない。そのための、何か解決策を示唆して欲しい。」
 と挨拶して、今後に繋げた。
 後段の話は、最初から興味がなかった。出て来た人物も、なんとなく違和感を抱かせるが代表取締役だという、その人物は埼玉出身だということで少し興味を持った。
 度々、用事があって中断するのでまとめるが、予防という観点から興味を持った。挨拶を交わして、名刺を交換し今後前向きに検討することにした。
 総額3000万円の事業だ。


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