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トップハート物語(5604)立志伝敢闘編
20/02/17
2014年(平成26年)6月下旬。
 今日のメインは、午後4時半からの優良従業員表彰を受賞するこの守口の居宅介護支援事業所管理者のお祝いだ。
 朝一番に来たのは、介護・支援管理者だ。その際、何度も電話が来るが最近は出ないようにしている障害者の女の子についてだ。
 昨日、担当サービス提供責任者の妊婦になっている彼女がきたが、その女の子の性格が悪化して、色々な軋轢が生まれているという。ヘルパーさんや、夜にサービス担当者に電話で通院の要請をしたりするようになったようだ。
 救急車を頼むと帰りにタクシー代が掛かるので、安い介護タクシーが使える当社に依頼してくるとか、精神的に不安定な状態といっても威張り散らすような態度が目に付いてきているという。
 言うことをサービス現場が聞かなければ、私と直接やり取りをするような態度に出る様になって来た。それまでは、私との話は他愛もない世間話に毛の生えたようなものだった。つまり、横暴な態度になって来たのは、私に原因の一部があると感じたのだ。
 その話をして、
 「何か言われたら、そう言ってくれて構わない。」
 「何度か、電話を佐藤さんに掛けているのは、どうもパットの事らしいのです。」
 「どういうことだ。」
 「何か、佐藤さんが彼女の誕生祝いに会社で販売しているおむつやパットをあげたものは安物だから、高いものに買い替えてくれと、ヘルパーさんに説明しているようで。」
 「意味が分からない。販売担当者が持って行ったものだろうけれど、なんで高いものを買い換えてやらないとダメなのか。安いものか高いものか分からないが、購入して貰ったわけじゃないのだから、いいものが欲しければ自分で買えばいい。」
 そんな非常識なことを言うようになったのだ。
 今度は、この地区の介護責任者から電話だ。
 「Kさんから電話があって、また入院するようですが、連絡が行っていますか。」
 問題の利用者同居人だ。
 認知症の利用者と同居している遠い親戚。問題同居人だ。同居しながら、それぞれが生活保護受給者。我が物顔で介護プランを使おうとしている。都合悪くなれば、病院に逃げる。
 同居人でありながら、認知症のである利用の面倒を見るのが嫌で週5回のデイサービスセンター利用。介護保険点数はギリギリの状態。朝のデイへの送りもしないで介護保険利用。
 入院されたら、帰りもサービスが必要で、食事の準備も必要になる。何とかしたいと、計画を立てているが、言葉の暴力が酷くてほかの親族との折り合いも悪い。認知症の利用者の老後資金を使い込んでスッカラカンにして生活保護に追い込んだ。
 養女を取ったが、その養女が成人になると、勝手に印鑑を偽造して保証人として銀行から金を借入れて、返済不能に。養女が返済を迫られて、裁判沙汰になって不正が発覚。自己破産。
 今度は、認知症の利用者の名義を使ってサラ金から借り入れをして、その利用者の生活保護費も搾取して、その保護費で返済しているあくどい人間だと、親族が申し立てていて、協力してくれない。
 だから、どうしようもない。特に、今月は既にギリギリの状態で点数が推移していて、入院されたら、土日のサービスを入れないといけない。いやこの夜のデイサービスの利用から戻ってくる迎えからサービスを入れないとダメになる。
 私だと話しにくいので、いつもの手で、サービス事業所の方に連絡を入れる。そうすると、私にサービス事業者が連絡するという算段だ。その手には乗らないので、知らんふりしていた。
 昼に、その張本人から入院するので、今日の夜からよろしくお願いしますとの連絡が入った。
 「それは無理です。点数がない。同じ建物の中に居る親族に頼んでください。」
息も絶え絶えにいつものように演技しながら言って来たが、私が断ると黙りこくってから、急にいつものべらんめい口調になって
 「どうしたらいいですか。」
 「私に言われても困ります。私は介護保険制度でのケアプランを立てるのが仕事です。生活保護受給者は最終的には生活保護の窓口での相談になります。親族の方にお願いしたらいいんじゃないですか。」
 それじゃ、と親族に電話して断られたとまた電話してきた。
 「だから、・・・」
普段は、態度が悪い上に、嘘ばかりつくので会話が成り立たない不満も爆発して無視して自分で考えるように示唆した。
 都合の悪ことは、みんな知らないと言って他者に振って、当事者以外の人たちで話し合いをして、張本人は知らんふりだ。
 生活保護課に連絡するように言った。
 連絡をして、また電話がありいつものように丸投げだ。
 「私では説明がつかないから、ケアマネさんが直接電話して話をしてくれますか。生活保護課の担当者も電話して貰っていいと言っていました。」
 そんな調子だ。
 そこで、生活保護担当者との話だ。
 「ショートスティなど利用できないですか。」
 「いいですか、点数が満杯で、いつも土曜日曜日は養護者が対応しているのに。市役所がそう言うなら、どこに入れたらいいですか。大体、いつもどこも満床で1日くらいは空きあるでしょうが、空いているのは個室だったり。無理ですよ。」
 「そこは知りませんので。」
 「知らないなんて無責任な、だってそのように提案されているのだから具体的な案があるんでしょう。」
 「いや、そのような状況は知りませんので。」
 「市役所から言ってくれればどこか空けてくれるかもしれませんので言ってくれますか。」
 本当に、無責任な言葉しか言えない。
 「大体、点数内で収まるような提案をしても返事もない。つまり、毎日デイサービスなど使わなくても生活できるんですよ。養護者ですから、昼間面倒を見てくれれば済むことじゃないですか。また、食事の準備だけしたら大丈夫だとは思います。それを、拒否するわけですから話にならない。大体、養護者がいなくても過ごせるのに、入院だからと言って口出ししなければいいんですよ。利用者のケアプランですから。利用者が問題なく過ごせればいいんです。ほかの親族も同じ建物の中にいますので、頼めばいいんです。」
 とりあえず、この市役所の担当者が養護者に対して、
 「私が養護者にケアマネさんの話を聞くように、と話をしますので。」
と、言って切り、再び養護者から電話があった。
 「スミマセン。佐藤さんに全てお任せします。私も退院したら、毎日叔母の面倒を見てデイサービスを余り使わないようにしますので。」
 それで、一件落着ではない。
 ここから調整が始まるのだ。少なくても、点数が無いのだ。ないのに、ナイトケアをまず今日から入れないといけない。そのうえ、元々予定になかった土曜日曜のケアを入れる。その負担は大きいのだ。調整が出来る日数が無いのだ。既に月末近くだ。
 仕方がない、取り敢えず訪問介護に今日とあす、明後日のケアを依頼した。そのうえで、調整する他ない。その動きをしている機会がないのだ。なぜなら、そのやり取りをしている時間には、既に優良従業員表彰式へ出てその後のNPO会議や祝宴が続き、事務所に戻れないのだ。
 優良従業員表彰式会場に付き、写真を数枚写して待った。社員で参列する者は8名。一応に着飾って来た。私だけ、会社のジャージだ。
 定刻に始まった。その間、数人が手分けして記念写真を写した。式典が終わってから恒例の、当社だけ市長との記念撮影だ。強引に一緒の写真を求めるのだ。
 それも終わり、また、みんなで写真を写してしゃぶしゃぶの「木曽路」に向かった。前半は、NPO法人の理事会と総会を連続行った。30分で終わり、続いて彼女の祝賀会だ。
 社員20名が参加して行われた。食べ放題の飲み放題だ。今日は「最高霜降り牛」が通常価格より20%も安くなっている。最初は韓国料理の予定だったが、変更になったのだ。約3時間の祝宴も楽しく、過ごす事が出来た。17万円の出費だった。優良従業員表彰受賞者には上から下まで揃えてあげて、6万円強だったが喜んでくれたのでそれでよし。


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