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トップハート物語(5587)立志伝敢闘編
20/02/07
2014年(平成26年)6月中旬。
 朝早く、介護・支援責任者が来た。相談があると言って、座った。構えた。何を言うのかいつも構える。これまで、多くの社員がこの態勢で
 「退職したいのですが。」
と、いう言葉を吐いて行った。
 しかし、多くの社員の場合事前に予想されたか、居なくなって欲しいと思う人材だったりしたので、急な言葉に驚くことはあってもそれ以上のことはなかったと思う。
 相談内容は、ケアに関するものが中心だった。いつでも、問題の利用者がいて問題の渦中になった社員がいて、問題を引き起こした無責任な役所がいる構図だ。結論としては、私に来ないように図るが、もし利用者から来たら突然では困るので事前に情報を報告したのだ。
 続いて、出産に関わる社員が連続して起こっているので、その対応の相談だ。また、最近、ヘルパーのモラルが低下して
 「なんなら他の事業所にも行きます。」
と、いう脅し的なヘルパーが急増してきたという。
それはそうだ、最近の人手不足にどこも手を焼いている。その有効な対策は仕事を与えることだが、なかなかうまくいかない。社員が増えて、その人件費で社業を圧迫し、出産休暇、育児休業が増えてまた圧迫。そのうえ、収益でも圧迫。
 それでも、
 「思った通りの決断をして下さい。やって、ダメだったら再度やり直せばいい。」
 そう言ったので、安心したと思う。
 その終わりの時間に、新規事業所管理者が来た。新たな後見人申し立てに対する書類を彼女に任せているが、中々忙しくて進まない。やっと、今日が最終だという目処が立った。最終の書類作成、点検、コピーをさせた。
直ぐに帰って行った。
 9時過ぎに出て、施設に向かった。施設からケアマネージャーを通して、入所者の遺言書作成の指導相談を受けている。
 施設長はオーナーで若い。30代だという。最初に、この立派な施設に辿り着くまでのいきさつを伺った。立派な立志伝を持っていた。次の施設も計画して建設が進んでいるという。今、高齢者向けの事業はこの国でいずれは一番の産業になるのだろう。
 さて、施設側の意に従って本人の意思確認をした。はっきりと、否定された。つまり遺言書など書かないし、財産がないとのことだった。
 一体どうするのか。戻って暫くして、施設側から再度公正証書作成の相談があった。その相談に一般的な内容で答えた。施設主導で進んでいる懸念があり、またその内容に関しても、本人の意思は確認され立会人が必要となる。
 取り敢えず、本人の家系確認から調査することにした。
 戻って、昼食をマンションで摂った。一休みして、2時に事務所に。申し立てる後見人審判の書類を確認していると、1日の経費の書類がない。施設から請求された書類だ。それがないと、出せない。あす朝、担当者が来るので1日遅れることになる。
 3時に出て、被後見人のお宅に伺った。あす、カンファレンスがある。様態があまり芳しくなく、重なるように立ち退きの問題が浮上している。
 留まるのか、転居するのか。転居するなら、施設か一般住居か。施設としたら、どんな形態の施設か。高齢者マンション形式、サービス付き高齢者住宅など。特別養護老人ホームなどは直ぐには厳しい。
 また、一般住居とした場合は、マンション形式か戸建ての形式か。部屋数はどうするか。などの希望を確認するのが主眼だ。
 私が関わった昨年末から比べると相当な体調の悪化だ。言葉が分からない。立会の訪問介護責任者が私に伝える。訪問介護事業者からは、危険な状態とか今年の夏を越せるかどうか、などと厳しい言葉を聞くがあすカンファレンスに担当主治医が出席するので、医療から見た事実がわかると思う。
 この日、どうしようか聞きたかったことがあったが結局言えなかった。それは、被後見人の財産の処分の問題だ。現在、2年前に配偶者が亡くなって放置されていた遺産分割協議書を作成するために準備しているが、その準備期間だが本人の様態も余談を許さないとなれば、一体どうなるのか。
 家族や親族が居ればそのように処理できるのだが、現存しないのだ。それも、顧問弁護士と相談しないといけない。
 その顧問弁護士との相談の中でもあった、一般市民からの相談についてやり取りをしていた。私では複雑な問題に対処できないので、顧問弁護士を紹介した。金曜日に会うことになったと連絡が入った。
 この後見の世界に入って、新聞やテレビでのニュースで流れる独居高齢者への詐欺事件は見えない沢山の事例があるのが分かった。
 恐ろしい世の中になった。合法的に考える悪い奴らが横行している。一体どうやって防ぐのか。自分の母親だけでも被害に遭わないように苦言を呈しているが、中々自分だけは大丈夫だと言って、聞かない。
 夜、百貨店の火曜市に行った。安い、美味しいものを沢山買ってきた。
 安いと言っても、普段は高額だ。例えが、マグロの握り8貫1600円、上寿司10貫1200円、トンカツ1枚600円。それらが、ほとんど4割から5割引だった。100グラム400円、500円のサラダも3割引だった。大量に買い込んで、加えて京都の和菓子も1個400円を奮発した。
 中には、東北は山形県からの蕎麦とうどんの販売が来ていたが、かなり高いのだが3000円で詰め合わせを購入した。どうしても、宮城や山形県などと言われると、素通りできない。

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