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トップハート物語(5582)立志伝敢闘編
20/02/05
2014年(平成26年)6月初旬。
今日は雨模様だし、一日中事務所で溜まった仕事をしようと決めていた。遅れている事務作業がたくさんあり、外に出ている場合じゃないと思って追い込んでいた。
 仕事をしながら、ほかの仕事を組み合わせる。一つの仕事を継続して出来ない性格だ。パートさんの給与計算と振込もしないといけない。現在、パートさんは本社に一人、居宅介護支援事業所に一人、この守口の介護、支援部署に一人ずつで計4人いる。彼女たちは、勤務時間が短い、又は資格が社員の要件に達していない、又は年齢が高いなどの理由で正社員としては採用できないという形だ。
 その方たちの実績の〆が月末で、支払いは5日になる。その実績の出て来ないパートさんに対して、管理者に連絡を取る。出していないのは勝手だからと一瞬思うが、実績が出た時に計算と振込手続きが必要となるのだ。
 その手間を考えたら、やはりみんな同時に処理出来た方がいいのだ。だから、連絡をする。出て来ない、先月入社の彼女。若手で期待しているのだが、休みがち。自分が病気になったり、子供が病気だったり。それでも、真面目に来ているので無碍に対応は出来ない。
 また、期待を裏切って問題を起こしてばかりいるパート。利用者と個人取引をするのだ。トラブルが発生する。個人情報を外で言うようだ。指摘すると、否定する。厄介なやつだが、この手の奴に有り勝ちな利用者のウケがいい。
 こいつの実績が来ていないので、感情的に判断してしまって、出さないのは勝手だと無視することにした。ところが、先の考えが生まれて管理者にメールした。他の者が飛んで来た。
「昨日、ドアポストに入れたそうです。」
 無いのを彼女も確認した。
 おかしいと、もう一度よく確かめてみると下に落ちずに、くっついていた。
 無視していたら、出したという大変な問題も。やはり、短気は損気だ。
 完全認知症の利用者の介護者が長期入院していたり、とんでもない事例が生まれてしまって、介護事業所が自費契約でサービスを提供した。介護者がいなければ、食事とか生活の基本が成り立たない。昼間は、毎日、デイサービスに通所している。
 そのオーバーした金額が既に数ヶ月で20万円を超える。しかし、戻って来た介護者は支払う気がない。こんなやつ相手にしても仕方がない。
 「俺が支払うので、請求書を持って来るように。」
 そう言った。
 つまらないケースに関わる気がない。時間が無駄だ。
 午前中にこの守口の居宅介護支援事業所管理者が来た。彼女は、今年優良従業員の表彰を受ける。その時に着る衣装を購入して上げるつもりだ。
 その旨、話をした。
 「昨日、駅前の百貨店に行って大体の服を決めたが、納得しないまま決まった。メールで送ったが、まず、見て着てみないと。それから、決めるがいつ行く。」
「いつでもいいです。」
「納得できなかったら、できないと言ってな。俺だって、あの黄色は薄すぎる。もう少し強い黄色がいいと思ったが、無かった。納得できないまま決めたのは・・」
 「綺麗な人が居たからでしょう。」
 「よく分かったな。あの子はいい子だな。この介護に引っ張ろうかな。とにかく、今日の午後から行ってみるか。」
 2時に待ち合わせして、一旦食事に部屋に戻った。
 銀行に立ち寄ってから、駅前の百貨店に向かった。同じ百貨店の食品売り場がB1にあるが、今日は魚のじゃんけん大会があり、勝った人には500円で天然の大型の魚が買える。それも行きたいので、2時にした。
 ところが、彼女が来ない。だいぶ行き来してやっと30分遅れで来た。最初、やはりメインのファッションに行った。私が思っているファッションは、着てみると期待ハズレだった。
 納得しないままにいると、その可愛い系の気立てのいい女性がアドバイスをしてくれた。それがまた誰もがいいと喜ぶ笑顔。決まった。上下の服と靴やアクセサリーを含めて6万円を超えた。
 この彼女の実績からして安いものだ。しかし、そのうえ、私が勧誘したいという若い店員、
「彼女に声をかけて次に繋げるように。」
 と、いう厳命を着実にこなした。
受け取りに行った時に、声をかけてすくなくても連絡先を聞くように言ったのだ。
 その言葉に忠実に実行して、他に3人の店員がいたが見つからないように聞き出し、話もしたようだ。
 「母親も介護をしているようです。二十歳だそうです。私で介護はできるでしょうか、と言っていました。」
 「それはいい。親が介護やっているならいい。あの他のスタッフに苛められているんじゃないか。こういう勧誘から、人材を確保しないと。早急に次の段階に進もう。」
 考えられない遠方から通勤しているのが分かった。 
 サービス業に入って来る若い女性は貴重だ。その貴重な人材が少ないので多額の通勤費を負担してでも、彼女を採用したのだろう。だって、年齢の高い女性が若い子のファッションの店員だったら買わないだろう。
 下の階の魚は、間に合わなく購入できなかった。じゃんけん大会ではできなかったが、格安の港から直送のハマチをゲットできた。5、6キロの物が1000円で買えた。そのうえ、三枚に卸してくれたので、夜の刺身は美味しかった。冷凍室がこれでもかと、満杯になった。

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