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トップハート物語(5580)立志伝敢闘編
20/02/04
2014年(平成26年)6月初旬。
今日の予定は、全て後見人としての活動だった。出勤はいつもの時間より少し遅れたが、6時台には出勤した。ある程度の、いつもの業務を行ってから後見監督人メールで活動予定を送信した。
 この日から、2週間の告知期間が過ぎたので活動開始する旨、メールで報告した。その内容は、二つある。一つは、立ち退きを求められている不動産屋に立ち退きの合意書を弁護士が指示した通りに修正をしたものを貰う。今後の進め方の話をする。第二点は、銀行へ赴き、配偶者が亡くなって放置されている遺産分割協議の資料の素となる残高証明書を取得すること。
9時過ぎに、事務所を出た。最初に不動産屋に向かった。ご本人が立ち退きを求められているので、その立ち退きに関する書類を先日代理人が持って来た。その書類に交渉代理人との記入があり、その代理人が解体などの建設会社社長だったので弁護士から
 「弁護士法第72条違反になるので、合意書自体が違反なので認められない。」
 とのことで再度提出し直しとなった。
 その際、文面自体をファックスするようにとのことだったのでうちが預かっていたのだ。
 会った不動産事業者の社長は、昔映画で見た小林旭の「渡り鳥シリーズ」小林旭そのものだった。しかし、若い40代だろう。説明をしたので新たな合意書を持って来た。
 「文面を後見監督人の弁護士に見せます。その文章内容の可否の決定は後見監督人になりますので、見せて判断を仰ぎます。」
 そう、言って後見人、後見監督人の関係と裁判所の判断も必要になるものもあるとの話をした。
 そう言っているのに、
「それでは、サインをお願いします。」
 と、社長に言われたのでどの程度話を理解しているのか心配になった。
 この事業所に入る前に、少し時間的な余裕があったので、近くの路上で駐車して時間調整をした。
 そうすると、少し前方で、知的障害者と母親らしき人が二人でこちらを睨んでいる。すぐに私は気付いた。運転席にいる、NPO法人常勤理事に
 「ああ、あんなに睨んでいる。きっとここが通学の迎えに来る車の待ち合わせ場所で、迎えのクルマはここに停まって乗降するんだ。邪魔だと言っているんだ。いつもと違う車がいるので、怒っている。だから、こっちを睨んでいる。」
そう言うと、暫くして、やはりそのような車が迎えに来て、少し私たちを避けて停車して彼を乗せて行った。
 話し合いは、すぐに終わった。
 「誰か家を買ってくれる人はいませんか。」
と、社長が言い出してその物件の話を始めた。
驚いた。
 一旦戻って、次の銀行回りの書類を準備して隣のイオンモールに行った。由紀ちゃんのと、居宅介護支援事業所管理者と一緒に食事しながらこれからの手順を打ち合わせした。
 食事が終わってから、出発した。まず、JAバンクだ。窓口の女性に説明しても仕方がないので、省略して話をした。そういえば、上司が来るだろうと思ったのだ。
 「後見人として選任された者ですが、遺産分割協議書を作成するので残高証明書を頂きたい。ついては、その手続きを教えてくれますか。」
 奥に行き、男性と話しをしていた。
 男性が来て、手続きの話しをし始めたので、実はと込み入った話に入った。
 「実は、相続人の後見人でその相続するのが配偶者である被相続人の財産です。その被相続人は2年半前に亡くなっていたのですが、手続きをせずに放置されていたのでこれから手続きを取りたいのです。」
 再び、なんだと思いながら奥に行った。そこには多分支店長が座っている。
 長時間話をしたあと、書類を求められた。後見人となった審判書を見せた。その他、各種重要書類が入っているファイルごと見せた。
 「この中の必要な書類を印刷させて貰っていいですか。」
 「結構ですよ。」
処理がスムーズに進むなら構わない。
窓口の妊娠中の女性行員が
「委任状がないとダメなんじゃないですか。」
と、中間管理職の中年男性に抗議していた。
委任状がいるなら、後見人など要らない。
 色々聞かれたり、持っている健康保険証などの身分を証明するものを提出したり。
 やっと、提出書類に必要事項を書き入れて法人の代表者印を押印したら大丈夫だという。すぐに、事務所に戻って由紀ちゃん、居宅介護支援事業所管理者、NPO法人の管理者に書類を作成させた。
 2時半に出来上がって、再び銀行へ。こんどは、由紀ちゃんと居宅介護支援事業所管理者に行かせた。全員NPO法人の会員だ。暫くして、終わったと言って出てきた。
 こんどは市役所に行って、求められるだろう除籍謄本を貰いに行った。ここでも、大変だ。事例がないのだろう。相続人の後見人が被相続人の除籍謄本を申請する。同じように、委任状がないと、とか逆にフロアで手続きの指導をする女性職員が内容を聞いて、関わりたくないとばかり、遠く逃げて関係ないところの椅子などを整理し始めたのには大笑い。 
 今日の収穫はそんなことで終わった。
 5時からマンションのクーラー設置があった。もう14年もの間設置のままだったが、やっと替えた。業者も余りのゴミ屋敷に驚いたろう。総額11万円でシャープ製品だった。
 余りの性能の良さに、これまで使っていたのはなんだったのだろうと思った。

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