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トップハート物語(5566)立志伝敢闘編
20/01/28
2014年(平成26年)5月下旬。
 始業して早く、医療法人の理事から電話があった。ひと月前に、突然、電話があり入居者の後見人を依頼してきた。
大きな組織で、総合病院は勿論、近隣随一の規模を誇るリハビリテーション病院、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、地域包括支援センターなど、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーションを含めた在宅サービスなどありとあらゆる、高齢者などを対象とする施設の充実が図られている。
 あれから、大きな渦に巻き込まれてしまった。純粋な後見依頼ではなかったのだ。問題は、最初にあった。認知症ではないのだ。医療機関を所持しているので、当然、認知症という診断書は作成できる。しかし、ふたつのスケールが満点と30点中28点では家庭裁判所の大きな疑念を受ける。
それは、申し立て代行をしている私たちの組織の見識を疑われる。そこで、誰も傷つかない様に、専門の精神科医の鑑定を事前に受けられるか、精神科医に話をするように要請した。当然、このような状態では鑑定の依頼が来ると思ったからだ。
 そして、案の定、鑑定の依頼があったら受けるかとの問い合わせに、事前のスケールデータでは鑑定を受ける以前の良心の問題だというニュアンスで断られてしまったと、報告があった。
 そこから始まって、財産管理と事務委任だけに絞って契約を交わす案を提示して本人の了解を頂いた。契約してから、分かった。どうやら、高齢者虐待防止法の措置を受けているのだ。その確認をしても、誰も返事をしない。遠巻きに、しているだけだ。
 医療機関、地域包括支援センター、区役所。そのいずれもが、個人情報保護を盾に何も言わない。ご本人が段々と語ってくれた、自分が犯した罪に確信を得た。
 そして、措置により隔離されている配偶者に面会を強く求めるようになった。その実現を探る動きをした。行政、地域包括支援センターなど。また、データとして隔離されている配偶者が成年後見人を付ける同意通知が来ていた。
 既に、本人が付いているケアマネージャーの説明に同意しているという。本人は何が何だか分からない状態で返事をしてしまったというが、本人の問題だ。段々と、本人の本質的な性格が出て来て、私も面会したくなくなった。
 こんな調子で、配偶者を虐めていたのだ。レスキュー隊が、マンションの窓から突入したり、警察が来たりと大騒ぎだったようだと、段々と分かってきた。
 最初は、認知症でもないのに何故グループホームに入居しているのか、問題視していたが、段々とその意識も無くなってきた。約束したことがないのに、契約外のことなどを要求して、履行していないと言い出す始末だ。
 超高齢なのと、麻痺があるので普通だったら意識が段々と正常から離れていくのだが、元官僚だけあってそれがない。財産もたくさんあり、言い出すことは格好がいい意地を張ったことを言うが、もう限界だった。
 先週末に訪問した時に、個室内に事務の男が入って来た。そのまま、大事な話があるのに動かない。強く言って出て貰った。それでも、廊下にいて話を聞いているようだった。その時に、水曜日に顧問弁護士と尋ねることになった。
 遺産相続と虐待防止法による隔離されている配偶者との面会の件だった。
 それが、突然、全ての行為に対して解除となると念押しして電話があった理事に確認した。そうなると、思っていた。色々とグループとしての思惑があっただろう。私が、ただ単に、後見人または自分の業務だけに忠実だったら、こんなことにはならなかったかも知れない。
 顧問弁護士と待ち合わせをしていたが、キャンセルとなったので、電話した。
 「釈然としない。その病院グループの名前をもう一度ちゃんと教えて下さい。」
 と、言われた。
 教えたあと、
 「仕方がないです。世の中の仕組みがそうなっています。色々と、高齢者を狙った詐欺や犯罪が横行してニュースになっていますが、社会福祉を名乗っている社会福祉協議会やケアマネージャー、保険会社、郵便などの色々な問題点を知ることができて良かったと思います。」
 そう返事した。
「私はいいけれど、あれほど佐藤さんが一生懸命にやって来たのに、都合悪くなったから、キャンセルだなんて。」
 それが、この世の常だと思った。
 行政に介護職員処遇改善加算届けの変更手続きを行いに行った。やっと、私のミスで問題を起こした書類の処理が終わった。今度は、利用者への返金作業が生まれる。4月分を処遇改善加算「Ⅰ」で処理したので「Ⅱ」に変更して再計算をしたデータをもらった。これと、実際に集金した額の差額を返金する。当社の実績からすると約4万円近くになる。
 今日は来るだろうと、家庭裁判所からの通知を待っていた。月曜日に、後見申し立てから既に2ヶ月半を経過して、病床に伏しているご本人の様態が悪化してきたので確認したのだ。
 月曜日に出したというが、来なかった。立ち退きを要求している業者からは矢の催促だ。
 東京大学検証プロジェクトから封書が来た。大きい封筒で来た。サポート機構の解散通知かなと思ったり、新たな後見人養成講座受講生の紹介の案内かなと思ったりして封書を開けた。
 なんと、何も入っていなかった。つまり、カラの封筒だけ送られてきたのだ。こんな事務局が体たらくだから、解散も仕方がないと思った。バカバカしいのを通り越した。
 それでも、気になったので名古屋の同志に確認した。彼も、戻っていないから分からないという。
 行政書士無料相談会への見習いを言われて。勉強になる。

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