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トップハート物語(5559)立志伝敢闘編
20/01/22
2014年(平成26年)5月中旬。
新規事業所の責任者が来た。成年後見申し立ての書類を書かせて少しでも経験を積ませようと思っている。その期待に応えて一生懸命にやろうとしているが、責任者が事業所の管理者以上の信頼を得ているので、電話が絶えない。
その上に、新たな業務を依頼するものだから目的としている業務につけない。8時半からスタートしているが、やはり直ぐにその仕事に掛かるのではなく、近況の相談や情報交換に重きをおいて話進める。
彼女は、居宅介護支援事業所の管理者兼ケアマネージャーも兼ねているので、新たなケアプラン作成を依頼した。その利用者は、昨夜私が訪問した認知症の親族を表向きは面倒を見ている養護者だ。
先々月に、入院を度々するので認定を受けるように勧めた。現在の認知症の同居している利用者の点数だけでは不安なので勧めたのだ。もし、長期入院となったら現在のやりくりしている点数だけでは完全な認知症利用者の支援は難しい。土日を除くデイサービス利用とモーニングサービスだけで終わりだ。
養護者が入院となったら、夜のケアもプラスになる。そうなると、オーバーになってしまう。同居しているが、別世帯で保護を受けていて多く頂いている要介護者に養護者は完全におんぶに抱っこなのだ。
そして、その認定申請を3月の初旬に行って、認定調査は3月13日に実施された。その直後から養護者が入院をした。肺気腫だというのだ。タバコの吸い過ぎだ。自業自得なのだが、困るのは同居親族。
その同居親族である認知症の方は、5000万円を超える預金を持っていた。それを、この同居者の水商売がうまく行かずに全額使い込んだ。そのうえ、姉妹の子の名前を勝手に借用書に書き込んで印鑑証明を手に入れて借金したが、それも焦げ付いた。
裁判になって、姪は全く知らぬところで借金が行われていた事を証明して難を逃れて、借金魔は自己破産して難を逃れた。そして、今でもその認知症の親族の保護に頼っているのだ。
そのような生き様を持っている人間が、どのような生活や性格を形成したか予想ができる。そのような人間を相手にしたくないのだが、異様に優しいこの国の制度。経済的困窮者より優遇されて、余裕のよっちゃんだ。
その、介護認定結果が来ないのでずっと首を長くして待っていた。結果が、来たのは昨日だった。やっと、救われると思って封を開けるとなんと要支援だった。それも最低の位置だった。
「なんでも出来ると返事したんじゃないですか。」
「はい、ダメだったですか。」
「肺気腫で、息も絶え絶えで、酸素療法が必要だと言っていたじゃないですか。認定調査で面接された方も、入院せずによく我慢していますねと気遣っていたと言っていたハズですが。」
みんな、作り話だったのだ。
いかに自分が大変か、その演技だけ。
いつも、訪問した直後は息が上がっていて、辛いと思わせるような話し方をする。しかし、数分という少しの時間を経過すると演技が続かず、いつものように大声でわめき散らす。いつも、他人が悪く自分は同情されるべき人間と思っているらしい。どっぷりと保護政策に使った人間の行状だ。
その新規を新規事業所の責任者にケアプランをお願いする案はなくなったと、彼女に説明をした。
今度は、彼女が責任者のNPO法人が決算にて50万円程度の利益が計上されることとなった。そのような数字は、既に決算期の4月を過ぎてから会計士に聞いた。その為に、決算調整が出来なくて、遡って経費を計上することにしたとの通告をした。返事が来て、15万円程度ならと。
その経費を何に使うか、彼女に聞いた。
「ユニフォームかPCの買い替えか。」
「ユニフォームでお願いします。」
「PCじゃなくていいのだな。1台XPだったろう。それをインターネット接続から外していると言っていたが、もう不要なのか。」
「はい、3台ありますのでもういりません。」
そう言っていたので、ユニフォームを発注して3月の日付の請求書がもらえるのか確認するように指示した。
それから、動き始めて結局結論を得たのが11時半だった。事務所を出て銀行巡りにスタートだ。先月から、手数料を軽減するために社員の給与と登録ヘルパーさんの報酬、講師の報酬などの200名近くの振込銀行は該当支店に行って振込をすることにしたのだ。
その第一日目。3箇所の支店で既に1日の限度額200万円が終わった。そのまま、政令指定都市に入って食事をして、待ち合わせ場所に向かった。最近、日本一のビルディングが完成して、大賑わいの町だ。
その向かい側のショッピングセンターの地下喫茶店にて打ち合わせだ。顧問弁護士の紹介で得た人材と今後の新規事業展開を話し合った。方向的には、一致して私が入らないNPO法人を構築することになった。
顧問弁護士に、高齢者虐待防止法の措置を受けた夫婦の面会希望をどう進めたらいいのか質問していた。結局、相手の弁護士と話し合いになり委任状を養護者から受けることになった。養護者が暴力を振るった方で、要介護者が措置により隔離されている方だ。
 この日、何時になってもNPO法人常勤理事からなんにも言ってこなかった。心配して、夕方帰りながら連絡すると、出勤して事務所の整理をしていると言ってきた。嫌に疲れて、分からずに眠ってしまった。

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