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トップハート物語(5556)立志伝敢闘編
20/01/21
2014年(平成26年)5月中旬。
朝新規事業所の管理者が来た。目的は、新たな後見人申立書類を作成することだ。実戦形式で覚えて貰うのが基本だ。
その前に、キラキラ目の珠緒ちゃんが来た。特別な話はなかったが、何かを話して欲しかったようなので、
「1年間、後見人として一人担当して頂いて、ありがとうございました。今季から、ちゃんと後見人の担当者としての料金を支払いますので。理事会に図ります。」
そう言って、お礼をした。
彼女が後見人として最初の実践者だ。よく、文句も言わずにやってくれたと思う。多くの人は、
「仕事が増えるだけだ。」
そう言って、文句を言うばかりでやろうとしない。
その中にあって、彼女のようにやってくれる人が居たから出来たのだ。
それを見て他の者はどう思っていたか。月5000円程度を考えている。
そのNPO法人の決算書が出来てきた。まだ、案の段階だが。それに対して、新規事業所の管理者が来て4月の売上の資料を出して来た。収益事業だ。400万円を超えた。初年度が500万円、次年度が2000万円。昨年度が4000万円。今年度は収益事業だけで5000万円は超えそうだ。
公益事業も軌道に乗りそうだし。期待は6000万円か。NPO法人でこれほどまで順調に行こうとは思っていなかった。
後見申し立て書類の作成を始めると、直ぐに育児休業中の彼女が来た。二番目のお子さんだ。二人共、出産休業と育児休業を使って来た。二人共イケメンと可愛い子だ。暫く3人で話しをして、笑って過ごし6月1日から来ることを確認した。
少し業務に対する真面目な姿勢に難点はあるが、
「この会社が好きなのでいつまでも働きたい。」
そう公言してはばからない。
みんなの彼女に対する思いに問題なければ、そう思って管理者に
「彼女の仕事があるのか。もしなければ、出勤を遅らせるとか話しをしないといけない。」
そう、言っていたが無いようだ。
彼女より遅れて妊娠した、同僚は、既に出勤している。
そんな話をしている最中に、今度は介護責任者が来た。
今度は4人が揃った。
介護責任者と私は仕事の話になった。いつも、詳細な報告で助かっているのだが仕事のし過ぎで体調が常に悪い。悪いが、ワークホリックでどうしようもない。どうやったら、仕事から外す事ができるか。そればかり考えている。
その終盤になって、
「入会が遅くなりましたが、NPO法人への加入をさせて頂きます。」
と、もう一人の未入会のサービス提供責任者の名前、介護タクシー部門の責任者の名を告げた。
新規事業所の新人4人も入会することになった。
少し多くなった感じだが、少数精鋭で行きたかった。
特に介護部門の職員は前の管理者が反旗を翻していて、それを尊敬していたのだが業績を悪化させて、無責任にも何も告げずに居なくなって。残された自分たちが途方にくれ、今までの管理者が何もしていなかったこと、虚像に気づいた。
何も無かった時代に、苦労して築いて来て頑張って維持してくれた人には当然それなりの恩恵を授けている。
また、新たな事業への資格取得に対しても怖じ気付いていて不安を口に出す介護責任者に言葉を選んで声に出した。
「あれもこれも出来ないと言うが、あれで自分は本当に収益を上げているのか。これで、本当に将来は大丈夫なのか。何もそれで、大丈夫なら言わない。だが、一つの事業がいつまでも続くなどありえない。それと同じように、一つの職種でその人が一生送れるような時代ではない。年齢を重ねた時に、その職種が無くなったらどうする。一生生活していけるだけの金銭的余裕があったらいいけど。俺は、そのチャンスを考えているだけだ。当社だって、最初の訪問介護だけだったらどうなった。今現在、収益の30パーセントにも満たない。あれこれとやってきたから今があるのだ。これからも、ずっと新たな創造は続く。負担が大きくなるだけであれもこれもできないと言って過ごす奴は、アリとキリギリスの童話を思い出すことにいずれなる。」
11時半をすぎて、一旦お開きとなった。
時間を示し合わせて、NPO法人常勤理事と居宅介護支援事業所管理者にメールを送って隣のイオンモールで昼食を1時から摂った。新規事業所の管理者と4人だ。
終わってから、事務委任と財産管理業務を受任している委任者のマンションに行った。本人は半強制的にグループホームに入居している。管理人室に話しをして中に入りポストから郵便物を取って施設に向かった。
最初から不穏な印象を持ったが、やはりそうだった。約束をしていない、
「介護タクシーチケットを持ってきてくれたか。」
 「持ってきませんが、今度持ってきますか。」
 「今日来るときに持ってくるといったじゃないか。」
 いつも、同席しているNPO法人常勤理事に
 「そんなことを言った。」
と、聞いたが言っていないという返事だった。
 「それじゃ、今日持ってきますか。」
片麻痺で、外に出られる状態じゃない。
 「部屋に戻って、夏服を取りに行きたい。銀行に行ってお金を下ろしたい。」
 そう言って、出る用事があることを言うが出られない。
 「介護タクシーの運転手が手伝ってくれる。」
そう言いはるので、別に私は関係ないので持ってくるからといったが施設の職員が無理だと言う。
 「外出するなら施設の職員が連れて行くから。」
そう言ったが、持ってくることにした。
使用できないものを持ってくるのはバカバカしいが、そのバカバカしいのを自分がそのチケットを手にして分かるし、意地悪をいいたいんだろう。
「妻といつ会えるんだ。様子を教えて欲しいと言ったのに随分時間がかかりますな。」
言い方は、刺があり怒鳴る感じだ。
こんな言い方と責め方で、虐待になり行政が介入し奥さんを避難させたようだ。
私は何も分かっていない。状況だけ予想として知っているだけだ。
その行政が避難させた奥さんの行方を何度も私に尋ねるが、私は当事者ではないので分からない。
それを当事者なり関係者に聞かずに私に言う。相手というか奥さんにどうやら弁護士が付くような気配だ。後見人を付けるのに同意書の通知が来ていたようだ。
「妻の友達の電話番号、親戚の電話番号を教えたはずだ。電話してくれたんですか。」
まて、自分で電話したらいい。
「そんなことできません。行政の措置でそういう形になっているのに教えてくれるわけがない。」
「随分大層な形になっているんですね。」
「それは、自分がした結果でしょう。だから、文書を作成して会いたいと出しますかと聞いたでしょう。何度聞いても、返事がないからそのままですよ。どうしますか。文書を書きますか。」
「そうして下さい。」
「そうしても、相手が会うかどうか意思もありますから。」
終始不快なモノの言い方で、早く帰りたい。帰ろうと立ち上がると、まだ話したいという。こっちは結構です。体調が悪そうだった。自業自得なのを自覚しない。幾ら金があっても人が寄り付かない。
施設の職員もだが、私も契約を解除したくなった。

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