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トップハート物語(5547)立志伝敢闘編
20/01/16
2014年(平成26年)5月1日。
朝早く出勤している。6時過ぎには会社に居る。いつもの毎日の業務を行って、8時半に約束していた新規事業所の責任者を待った。今日は、新たな後見人の申し立て書類を作成するのだ。
これまで、私が行っていたのだが数が多くなって来たので彼女に幾分分散することにした。彼女も、表面的な学習をしているだけではダメなので実務を覚えたいと志願した。既に、キラキラ目の珠緒ちゃんが後見業務に携わっている。
最初の1時間程度は情報交換をした。然程問題は無いのでこちらからの各種動きを教えた。情報をできるだけ共有して欲しいと思っているのだ。やはり、一番の問題は由紀ちゃんの勤務時間の問題だ。
泊まり掛けで業務を行うことがシバシバあるという情報に頭を悩ませている。完全にワークホーリック状態だ。その業務に必要性があるなら分かるが一体何に必要なのかということだ。
それを追求すると、また、彼女の心を傷付けて取り返しのないことをしてしまう。介護部門の責任者として職務を果たしたいと思っているのだろうが、結果は芳しくない。売上が全く上がらないどころか、既に危険水域を割っているのだ。
一向に向上しないのに、社員だけが多く人件費も嵩んでいる。深夜の事務所にいることに金銭的な要求をしないとは言え、毎月10万から15万円の超過勤務手当が支払われているのだ。多くの社員がそのような状態では、いくら登録ヘルパーさんが差額の益をもたらせても、自分たちが食い潰す。
人を減らしても、超過勤務の勤務体制が変わらず売上はひところよりも毎月300から200万円の減少なのだ。
もっと、減らさないと行けないと言っても危機感がない。毎日同じことをして、形だけの営業をして、
「営業をしても、早朝だったり夕方の忙しい時間帯だったり、中ぬけの通院だったり表現は悪いのですが、美味しい仕事が来ない。」
などと言う。
完全に、ぬるま湯ボケだ。どれだけ苦労して、信頼や信用を得て業務を確保してきたのか。それを、私から引き継いだ前の管理者が壊してしまった。後ろめたさからか、突然いなくなった。その下にいた彼女らが壊れた組織をどう立て直すかに見つめていた。
こんな精神状態だったのだ。それが、新たな事業に向かわせる一因となった。
人手不足のニュースを話しした。

ワタミ、人手不足の解消へ60か店を閉鎖 1店舗あたりの人員増やす
居酒屋チェーンを展開するワタミは、運営する居酒屋の1割となる60か店を2014年度中に閉店する。3月27日に発表した。13年7月に設置した外部の弁護士などによる有識者委員会が店舗の労働環境の改善を指摘。閉店した店舗の人員をほかの店舗に振り分けて1店舗あたり人員を増やすことで慢性的な人手不足を解消することにした。
有識者委員会が1月にまとめた報告書で、「所定労働時間を超える長時間労働が存在する」、「労働時間を正しく記録していなかったことがある。(労働者が)そのように指示されたことがある」などと指摘していた。
60か店の閉店はこれを受けたもの。また、人員確保に向けてはメンタルヘルスの相談窓口や、コンプライアンス委員会も社内に常設する。

すき家 人手不足で新装開店できない
牛丼チェーン大手「すき家」が人手不足で苦しんでいる。店舗リニューアルのために3月中旬から一時閉店させていた100店以上が、店舗従業員などが集まらず開店できずにいることが、28日までに分かった。
 すき家を運営するゼンショー広報部によると、3月中旬から改装のため167店舗を随時閉店。4月下旬までにそれぞれ開店を目指していた。しかし、現在まで開店できたのは数店舗で、百数十店舗が閉店したままだ。担当者は、「5月中に開けられる店舗を調整しているところですが、5月末までに開けられない店舗も出てきそう」と話す。

このような時代に巻き込まれて、当社でもトラブルが後を絶たない。つまり、誰でも人が欲しいから妥協してしまうのだ。これまでも、信じられないトラブルが発生して頭を悩ませていた。
今日も、新規事業所の責任者と話をしている時に介護タクシーの責任者が来た。昨夜、電話で私が紹介した高齢の男性に運転をさせようとしたのだ。その結果、
「一緒に乗って見たのですが、怖いんです。」
まともに運転が出来ずに、パーキングブレーキを掛けながらアクセルを踏むとか、車庫入れが出来ない、慌ててまともに運転ができないようだ。
運転技術センターの試験でもそのような性格が出て、自己中心的なとか独善的な性格も指摘され、安全性などとともに最低の評価だった。
「直ぐに断りなさい。」
「昨夜、電話して介護の方でと言ったのですが、嫌だといのです。」
「そうしたら、全部断ればいい。」
かくして、高齢者の採用はできずだった。
新人の23歳の若い子は、その代わりしっかりしていて安心した。
11時にでないと、約束の相手との時間に間に合わないので出発した。
走り出して間もなく、NPO法人常勤理事が電話を掛けて来た。朝、頭痛がするので休ませて欲しいとの連絡だった。体調が悪いと、時々訴える。
割合と早く進んで、12時頃には近くまで来た。昼食をしながら、今日の2時に約束している方と会うときに話をする、打ち合わせをした。
新たな事業を展開するのに、できることを一緒にしていこうと思っているので、端的に話をしようという訳だ。新たなNPO法人を作るのに、年末から声を掛けられたので付き合いをしていたが、全くの計画倒れで推進していた男のリーダーシップと無責任さに呆れ果てて、投げ出すように仕向けた。
当然の結果となって、ご和算となってしまった。スッきりしたが、無駄な時間と金銭を使ってしまった。どうして、この地方や私の関わる成年後見制度の推進する全国的な人たちは、無駄な時間を過ごすように考えるのだろう。結果を出そうと真剣にならない精神が信じられないのだ。
その為に、もう人を頼りに動くことは止めて自分の考えで動こうと思う。その決めて動くと、案外簡単に周りが動き始めた。
その一環として動いて今日に繋がった。この方は、その年末から始まった新たなNPO法人設立のメンバーとして、そのどうしようもない声をかけた男が声を掛けて参加させたのだ。その誠実な態度と信用を置ける言動に、散会したがその方だけとは付き合おうと思ったのだ。
韓国籍から日本人となった経歴があると聞いた。今日同行している新規事業所の責任者は韓国籍だ。そのために同行した訳でもない。結構余裕が有って、サンマルクでは時間があったが、彼女は責任者として電話が間断なく掛かって来て対応していた。私が以前そんな感じだったのを思い出して、気長に待っていた。
2時にその方の応接室に座った。不動産関係や建築関係の業務の傍ら、介護関係の事業を行っている。
「どうして、あの方を知っているのですか。」
「大学の同級生だ。」
やっと、分かった。
どうしてあのいい加減な無責任男に、このような誠実な方が付き合っているのか疑問だったのだ。長い間、四方山話しをして、要件を切り出した。
「株式会社ではなく、今進めている社会貢献事業を出来ることを一緒に手を携えてやっていきたいと思って。」
そのような話しを、具体的な事業内容を交えて話をした。
概ね了解を得たが、暫くして
「それで、今日お出でになった要件は?」
そう言われて、唖然としてしまった。
今話しをしたばかりだったからだ。
その感情は顔に出さずにもう一度話をした。
「その事業を拡げるためにFCをしたいという訳ですね。」
「いや、滅相もない。一緒に協力していけるところはしましょうという・・・」
「美しい日本語は止めましょう。わかりやすい端的な話をしましょう。」
などと、言っていたが実際、そんな大それた話はない。
それでも、一番欲しかった事業をしていると踏んでいたが、あちらからそのようなことが必要だったら言ってくださいと言っていたので、歓声を上げたいくらいだった。
本当に、私は必要なときに必要な人が集まるという運は続いている。
嬉しくなっていると、娘さんが帰社して現れた。
当事業所の新規事業所の責任者も入社当時は余りに色が白くて、病気に掛かっていると本当に思って、確認したほどだが同じだった。
介護事業所の責任者だったようだが、主張や意見をはっきりいう態度に戸惑った。
終わって外に出ると、快晴だった。
「こんな時に、働いているなんて罪だな。」
「どこかに行きますか?」
冗談でもドキっとする。
戻って、事務所前で居宅介護支援事業所管理者に会った。
「ぎっくり腰でダメです。」
そう言って、厳しい身体状態を訴えてきた。
快晴の空と、今日の目的を十分に果たしたので、GW中でもあるので6時には部屋に戻った。

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