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トップハート物語(5526)立志伝敢闘編
20/01/06
2014年(平成26年)4月中旬。
 午後から、後見を申し立てた寝たきりの被後見人の自宅に家庭裁判所書記官が訪問し、意思を確認することになっていた。
朝一で、この守口の介護・支援管理者が来た。1週間インフルエンザで休暇を取っていた。その報告に来たのだ。その際、話があり言いたくない話をした。
私が先日から昨日まで上京していた際に、若い女性で半身不随の障害者の方が電話を何度も掛けて来た。それは、援助に行っている常勤のスタッフが彼女に自分がスカウトに遭っているとの話を口に出したのだ。
業務と関係ないばかりか、いつも自分に援助に来てくれると信じているのに寝たきりでだれも来なくなったら不安だと口に出しているのだ。例えば、彼女からの問い掛けで返事をしたとしても、不安を煽るようなことは慎まないといけない。
その点と、最近、私がケースを持っている利用者がトラブルを理由に
「社長のところを止めたい。」
そう申し出のある利用者の、原因を一緒なって真剣に話をした。
クレームを出しているのに、全く対応をしないで放置して、私にも言い訳ばかりで社内のスタッフを庇う。
「いいか、あれほど言ってもそのクレームに対処せずに放置して、ああでもないこうでもないと言い訳ばかりで、無くなってもまだ言い続けるか。いいか、お客様だ。ケアをして初めてお金が入ってくる。そのお客様が居なくなったらどうだ。幾ら入ってくる。自分たちのああでもないこうでもないでいくら収入がある。段々と収益悪化してきている原因がそこにあるんだぞ。」
介護や支援の現場を社員に任せてもう何年も過ぎている。
確かに、自分は社会貢献事業を中心として動いている。やっと、モノになってきたような感じだが、収益の落ち込みをカバーするまでに至っていない。
そこに、新規事業所の責任者が来た。新規契約書などへの代表者印を押印するためだ。
一緒に私の話を聞いた。暫く新規事業などの話をして、事務所を出た。
仕事を始めると、新たなNPO法人を作るために昨年から動いている人物が来た。
「勉強会を通じて、NPO法人に発展させる。」
という言葉を信じて、社員を5人ほど参加させた。
しかし、軽い付き合いの時にはある程度の信頼を置いていたが、いざ付き合いを密にするに従って人間性が出て来た。
何を言っているのか分からない言動が多く、会を重ねる毎に人が来なくなった。先月は、私どもの社員5人と、私どもと付き合いたい業者1名と本人だけになった。意味がない。それでも、いい加減に書類を作ってNPO法人を作るなどと言っていたので、ついに私も我慢できずに諌めた。
その結果、今日来たいと電話してきた。
「30分だけにして下さい。」
そう言って、受け入れた。
 いつも、関係のない話を1時間以上する。2時間の時もあり、本題は5分程度だ。
 今日も来て、言いたいことは分かっていたので、最初から何を言うのかと興味津々だった。
自分の親の介護、妻の統合失調症など家族のウィークポイントの話をして、結論は言わない。新たな集会所が出来て、そこを自由に使って欲しい。勉強会やレクリエーションなど。
そんな話をしてから、紹介したい人がいると言って来たのは以前顧問弁護士から紹介のあった組織の人だった。
結論は40分も経過した頃だった。
ということで、
「大変な時間と労力を使わせてしまって申し訳ありませんでした。」
と、これまで進めてきた新たなNPO法人設立は無くなった。
そう思って、新たな組織を既に模索し始めている。
上京から戻ってくると、会社のポストに建設会社の名刺と訪問したことを示すメモが入っていた。今日自宅での調査がある被後見人の土地所有者だ。これまでの所有者が、売却してしまった。今月から所有者が変更になって、建設会社になる。不動産会社ではなく建設会社なので、警戒している。
開発するので立ち退きを求められるかも知れない。本来前家賃だったら、先月に支払いをしないといけない。それも言ってこなかったので、連絡先も分からず困惑していた。
「家賃は要らないので、立ち退きを」
求められたら、どうするかを考えておかないといけない。
後見人となってからの話だ。
昼に自室マンションに戻って昼食を早く食べて、被後見人宅に向かった。約束の30分前に着いて、被後見人とお話をして今日の来られる家庭裁判所の件を説明した。
20分前にケアマネージャーが来た。それまで、ヘルパーさんが対応している。道が複雑なので、外に出て迎えることにした。立ってから20分も過ぎ、時間が約束の2時を過ぎても現れない。
やっと、5分遅れて到着。やはり、思った通り複雑な道に迷ったようだ。
昨年12月に相談があってから、面接を繰り返して、後見申立書を作成した。
それから時は経過して今月は既に5ヶ月目に入った。
本人が寝たきりの状態なので、本人の意思確認は書記官が被後見人の自宅訪問という形になった。
古い住宅街で入り組んでいる細い道がくねっているので、迷ったようだ。
すぐに、自己紹介が始まって面談が始まった。
立会は、担当ケアマネジャーと当該NPO法人常勤理事と私だ。
本人確認までは順調に行ったが、記憶が必要な部分や計算などの部分は質疑応答の正確さではカウントされない。
30分程度の面談中に、ショックな場面が。
書記官が
「この方は誰ですか?」
と、私のことを聞くとしばらく考えて
「知りません。」
「会ったことはありますか。」
「初めて会った。」
と、いうようなことをはっきりと言った。
私は何度もお会いしているし、私の名前は知っていたはずだ。
何度も最近まで口にしていた。
忘れてしまっている。心象が悪くなったと感じたが、あとは順調に終えた。
これで、全て終わったと思う。あとは審判を待つだけ。
一番の気掛かりは、流動資産を想像以上に所持していることだ。
加えて、土地所有者がこの住まいが建っている土地を他の不動産業者に売買した。
日曜日に代理人として、新たな所有者と話し合う。
不動産業者ではなく、建設会社に所有権が移転されたのが気にかかる。
近隣は開発が盛んで、古い民家が取り壊されてすぐ近くまで新たな道路や建物が立ち始めている。
立ち退きとなったら、新たな入居施設を探さないといけない。
全て終わったと思う安堵感から、散歩して歩数を数えるつもりだった。
再三、書記官に私が財産を管理していいですか、と確認し
「ハイ」
と、はっきり返事してもらったのには嬉しかった。
認定更新が掛かっている利用者に連絡して、更新書類を作って市役所に提出した。
全て今日の予定は終了したので、イオンモール内の喫茶室「小川珈琲」でコーヒーを飲んで、12000円以上もする、珈琲を自動的に淹れる機械を購入した。
後見関係の事例が続く。今日、社協に要請していた金銭管理の書類を受け取ったので、新たなメディカルグループに入居している被後見人の申請に移る。また、後見の医師の診断書を頂いた医療法人から相談があると言われていた件で連絡すると、担当者が休暇だった。金銭管理の話だと思う。
いよいよ佳境に入って来た。何れも大きな組織から依頼が来ており、報酬の方も実現しそうだ。新たな組織構築で、先だって大宮に戻ったが色々なプランがあり今度はうまくいきそうだ。何といっても、若い先人なので。

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