お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(5518)立志伝敢闘編
19/12/27
2014年(平成26年)4月上旬。
朝一番で、介護・支援管理者が来た。報告や相談事の話だ。その中で、先日話があった意欲がなく、外で会社や事務所の罵詈雑言を繰り返している入社半年の新人について、
 「外に、会社内のあることないこと不満や悪口の類を言い回っているので、仕事をして貰う性格ではないので、登録になって好きな時間に好きなだけ休んで貰おうと思っています。ですから、正社員から登録になって貰おうと思っています。私から話をしますがいいですか。」
 そう言って来たひと月前。
 それは、私の
 「育児休業の社員が戻って来る、4月にひとり5月に一人。仕事は大丈夫ですか。今より、新人が2名増えるのと同じです。二人で50万円、社会保険料を加えたり携帯電話代、バイク代などを考慮すると直接経費だけで60万円。少なくても、100万円以上の収益がないと支えられない。単なる、戻って来るとの感覚だけでは困ります。ずっと、以前から言っていました。」
 そう言った時には、
 「みんなで営業をして頑張りますので、何とかします。」
と、言っていたが結果は芳しくない。
 努力とは目に見えるように行わないといけない。言葉だけだったら誰でも言える。結果を残す努力は人一倍しないと現れない。
 最終的には、不要な人材のリストラになったようだ。
 その結果も、
 「直接二人に話をしましたが、もう少し頑張らせて欲しいという要望がありましたので様子を見たいと思います。」
 変わらず、人員だけが増える結果となった。
 フルマラソンを完走した、当社マラソン陣の牽引となっている新人が来た。新人といっても、
 「今月でお世話になって、1年経過しました。」
 と、報告があった。
 一番の話題は、今日転居の報告と届出書類の話に来た時にシングルからパートナーを得る感触があったので、その話はせずにすでに決まっているものとして話をした。
 「いつ結婚するの。」
 「いや、まだはっきりと決まってはいません。」
 「何歳くらいの人。」
 「同年代です。」
 「何をしている人。仕事は何をしているの。」
 「この福祉業界です。施設での仕事です。」
「施設で働いてるの。それりゃダメだ。将来どうするの。どうして、施設で働いている男性が30代くらいで辞めるか。」
 その説明をした。
 いつまでも使われている身には、決まった収入しかない施設での収入アップは見込めない。それよりなにより、将来のポストも話をした。特に、社会福祉法人での管理者の地位の限界があり、また、マネジメントの経験もできない。単なる管理ではなく、収支のわかる経営者と同じ学びはできない。
 加えて、
「介護保険など将来はなくなる。法律でも制度でも無くなればその根拠が無くなるわけだから、仕事がなくなる。法律を根拠としている業種からの脱却が必要となる。」
 など、少し長めに話をした。
 多くの社員やヘルパーさんが援助を拒否している障害者への支援をいとも簡単に、それも長時間長期間受け入れて行っている精神を聞き、私と同じだと感じた。若い、まだ、30代に突入したばかりの彼女は鍛え甲斐がある。
 「将来の経済的な安定を図るため一番の近道は、働くことだ。」
というと、
「はい、わかっています。働くのは何とも思いません。」
と、言っていた。
 シングルとなって、お子さんがもう10歳になるので
 「そろそろ兄弟が欲しいと思っています。」
 いよいよ、近いと思う。
そして、先日結婚した彼女より数歳年上の彼女が日頃言っている
 「旦那が戻ってくると食事を作ってくれていたり、掃除をしていてくれたり。」
 と、言って甘い生活を誇示していたが、私は
「そんなことして貰うより、働いて遅くなってくれた方がどれほどいいか。」 
 と、言っていたが甘い生活を誇示している彼女には通じないが
 「私も仕事をバリバリして、仕事で遅くなっても貰った方がいいです。」
 と、言っていた。
 生マグロが、長崎から届いた。2キロ弱で、キロ8000円程度だ。
 赤身がマグロ本来の美味しさだといつも思っている。
 ちょうど、キラキラ目の珠緒ちゃんが来たので、来た箱を開けた。思ったより小さかったので、全部署に分配するのは難しい。6割をカットして隣のマンションにある介護・支援の事務所に提供して、残りの4割は私が頂いた。
 昼食べたが、やはり美味しいものは少し食べるのがいいと思った。全く減らないので、残りを毎日少しずつ食べる他ない。
そのマグロをメインのオカズにして昼食を頂いた。鯖のまるごとの塩焼きも残っている。ブリのカマも残っている。カンパチの刺身も残っている。魚のオンパレードだ。
食事を済ませて、銀行に行った。顧問弁護士の顧問料の振込先が変更になるので、手続きをしに行った。先月、行いに行ったのだが、
「消費税の上がる4月からの用紙が変わりますので、4月に入ってから来て下さい。」
 と、言われた。
取って返して、約小1時間。後見の依頼が先日施設を通してなされたので、その医療法人が運営する施設に向かった。
まだ時間があるのでコーヒーをセブンイレブンで飲んで、気合を入れて向かった。私は元来人見知りする方なので、初めての人と対するのは苦手だ。その為に、気合を自分で入れる時間を要する。
約束の数分前に施設に入った。
暫く待って、その間、医師の診断書を見せて貰った。確かに、後見相当になっているがその裏付けの長谷川式などの認知症のスケールは、正常値を示している。
そんな馬鹿な。そう思ったが、医師がそのように判断している。
盛んに施設管理者が
 「これで後見を認められるでしょうか。」
と、聞く。
 「あくまでも、医師が診断した診断書を元に裁判所が決定しますので私は分かりません。ただこのデータだけだと、裏付けに乏しいので鑑定書の提出が必要になるかも知れません。」
 そう言って、ご本人の部屋に向かった。
 最初は硬い感じだったが、段々と話が通じてきた。かなりの高齢で、耳が少し遠いが話はできる。何の問題もない、常人に見えた。最初は、地域包括支援センターや市役所の妻に対する対応を一気に話し、不信感を顕にした。
私も、その話を聞き
「私の人権はどうなるんだ。」
と、いう言葉に賛同した。
賛同しただけではなく、その問題解決に私が選任された暁には、動きますと安心感を生まれるような話をした。
過去の話も沢山言った。奥さんへの虐待だと言われている件についても自分なりの話をした。
立ち会っている管理者や責任者などの周辺が驚いていた。これほど、自分を語ったのは初めてだと。
長時間話をして信頼を得たと思う。戸籍謄本を取り寄せること、家系図を作成すること、自宅に同行して財産を確認すること、そういったことの了解を得た。
しっかりと、この医療法人に足跡を残したと思う。
1時間程度で、退出して駐車場に向かった。入院するかもしれないと言っていた、利用者の同居人に電話をした。昨日の1日に通院して検査だと言っていたが、いつも自分が大変だと被害者を演じているが、被害者なのは強制的に同居させられている要介護者だ。
「昨日、検査で入院するかもしれないと言っていた件はどうなりましたか。」
「昨日じゃなくて、明日です。」
またか。
夜の同窓会に1時間半以上あるので、NPO法人常勤理事とカラオケに行った。
この日は、昔の歌ばかり歌った。この日だけではないが、いつもだが、殊更、昔の歌を歌った。
1時間半後の6時半に、同窓会会場の魚の「とも吉」に入った。メンバーは5人。昨年のこの日、この時間にこの場所で集合してNPO法人常勤理事の婚活を図ったのだ。結果的には、その時にゲストとして来た男性が付き合うことになったのだが、NPO法人常勤理事が我慢できずに、断ったのだ。
数ヶ月、形だけ付き合ったのだが男性の異常性格に愛想が尽きたのだ。
あれから1年。早いものだ。それぞれの人生も色々な変遷を送った。本社管理者は
 「私も今年は29歳で、入社4年目です。」
そう言って、自分が入社できたきっかけが、そのNPO法人常勤理事に紹介した男だったこと、また、27歳で管理者となった切っ掛けは、どうしようもない老人社員だったことを明かした。
新規事業所の責任者は、男性との同棲を解消して
「明日引越しをします。」
と、告げた。
別れた経緯はまだ聞く段階ではないようだ。
この守口の居宅介護支援事業所管理者は一番平穏なような感じはするが、半年前までこの守口の介護・支援管理者だったのが義理の母親だ。これまで、その母親を目標に尊敬もしてきたが、段々とその現実を知ることになって、今では疎遠となっている。口も聞かずに過ごしていたのが、突然、居なくなったのがその義理の母親だ。
そして、NPO法人常勤理事は、もう婚活に興味がないか踏み出せないのか、幾つか動いたが今ではまったくその素振りも見せない。
あっという間の3時間だった。
帰り、コンビニでアイスクリームを買って車の中で食べた。
来年も再開を約束して解散したのだ。
いつも一緒に帰る人たちが、一緒に帰らずみんなバラバラになって解散した。これからもきっと、バラバラになるのだ。それが運命だ。いつまでも、一緒などありえない。


一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報