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トップハート物語(5502)立志伝敢闘編
19/12/15
2014年(平成26年)3月中旬。
 朝から、今日の午後からの講演に備えようと心を決めていた。失礼な話だが、何も勉強をしていないのだ。昨日、一昨日と時間をほかの業務に取られてしまってできなかった。
 いつもの朝決まった業務を行って、いざ本格的にモードを持っていこうとした時に新規事業所の責任者が来た。
 実は、昨日日曜日に来るつもりで在席かメールをして来たのだ。しかし、私は普段はブレザーなど着用しているが、休日出勤時には会社の制服であるジャージなのだ。携帯電話をジャージに備えることができずに、バックに入れる。その入れたバックでは、マナーモードの私の携帯電話では着信の確認ができなかったのだ。
 そこで、今日の朝になった。契約書などの押印作業が終わって、先日のバレンタインデーに娘さんが私に手作りのチョコレートをくれた。そのお返しに、クッキーなどの詰め合わせを取り寄せて、先日渡したのだ。
 「かなり美味しかったようで、ひと箱1日で全部食べてしまって私は1個も口にしていません。」
 「本当か。あれを全部一人で食べたなんて信じられない。それだったら、ひと箱ここにあるから、食べてみるか。」
 そう言って、食べさせようとしたところに、同じフロアにある居宅介護支援事業所管理者が来たので一緒に食べさせた。
 「美味しい、美味しい。」
 と、言って食べていると、今度は新婚旅行に1週間モルディブに行って来た彼女が来た。
 沢山のお土産を携えて、ひとしきり新婚旅行の話を。
 帰って来た初日の記念写真を一枚パチリ。
 色々話をしていて、今度の21日に出場するリレーマラソンに話が及んだ。社員15人が出場して、一人2キロから10キロまで分担して走るのだ。その練習を少しずつ始めているが、彼女は新婚旅行だったので参加していない。
 「大丈夫か、モルディブで練習していたのか。」
 「それなんですが、どうしようかと思って。悩んでいるんです。」
 「どうした、出場できないなら早く言わないと。」
 「もう、言っていいと思っているんですが、出来たようなんです。」
 「えっ、赤ちゃんが。」
と、異口同音に同席の者たちが聞く。
 「うん、大丈夫かなと思って・・・」
 などと、赤裸々な性的な話が続く。
 もう、私も男性だが還暦を過ぎているので男性に見てもらえない年代で、若い彼女らにとっては、眼中にないので段々と臨場感あふれる話になる。
 結果的には妊娠したので、出場取り消しで応援に回るということになった。
 「それでも、来月に出産休暇を取っている本物のヤンキーの彼女が戻ってくるから良かったな。ちょうど、もう一人のサービス提供責任者も戻って来るし。」
 出産休暇となると、迷惑を思う意識がどうしても芽生えてくるが彼女のタイミングが良かった。
 同席していた、新規事業所の責任者も自分の事業所で新人が妊娠して騒動が起こっていることを考えると、歴然とした差があるのを感じていた。
 「ところで、お宅の新人さんの妊娠でどうなった。」
 「退職だよ。それでも、色々な問題があって大変だった。神経質になって、みんなの一言一言にクレームがついた。パワハラだとか虐待だとか。」
 「なんで、あの子は温厚だったんじゃないの。」」
 「佐藤さんが言うように、困ってくると人間の性格なんて変わってしまう。結婚もしていないし、経済的にも困難だし。退職はしたくないし。しかし、顔がかなり荒れていて、むくんでいるし。妊娠中毒症だとか、切迫流産だとか医師に言われて精神的にも安定していない。まだ、色々言ってきている。」
 そんな話をしていると、新規事業所の責任者が外出しないといけない時間となって、彼女たちが一斉に退出。その際、皆さんに好評だったクッキーを持って行って貰った。
 やっと、時間ができて勉強に本腰をと思ったがもう1時間程度しかない。
 慌てて、資料の準備をして時間まで焦って読みあさった。
 11時半に部屋に戻って、簡単に食事をしてスーツを着ていくことにして探した。吊り下がっているのは、全部で10着以上あると思う。そのうち、着られるものを探す。私の場合、この大阪に来てから冠婚葬祭があるときに新たに作って来た。
 その代わり比較的高い1着10万円程度のものが揃っているので見栄えはいい。しかし、着られるか着られないかは、ウエストなのだ。胴回りが合わないとダメだ。次々、胴回りを見る。最初のを見て驚いた。74センチなのだ。ここに来た当初はそのくらいだったのが、今では20センチは増えている。
 やっと、着られる92センチが見つかって着た。久々にネクタイを締めて、準備完了。NPO法人常勤理事にお願いして、車で送って貰う。途中、銀行に立ち寄って入金をして、講演会場に向かう。市民センターの小ホールだ。200人の収容人員で、結構大きく感じる。
 車の中で30分ほど待機して、会場に向かうと主宰者包括支援センター管理者が迎えに来てくれた。控え室が準備してあり、待機して時間が来て会場に向かった。
 三分の二程度の入りだった。目の前に、社員数名と顔を知っているファクタリングの社員などがいた。最初、口が乾いて口が開かない。意識して困ったと思った。それでも、言葉が出てくるので安心した。
 話をしたいことの半分も話できなかったが、何とか1時間終わって質疑応答で30分。私の義務は終わった。
 地域包括ケアシステムから始まって、各地の事例。特殊詐欺や高齢者住宅での経済的な虐待などが行われている現状を話した。
 その解決策や予防策での成年後見制度。そして、私が現在担当している後見活動での事例や問題点を披瀝した。
 いつもなら、時計を見ずに話をして気付いたら時間が来ていたという感じなのだが、この日は時計が目の前で見れ、確認しながら話をした。その話が、余りに滑らかではないので、自分でも意識して勉強を十分しておけば良かったと感じながら話をした。
 だから、時間の過ぎるのも非常に遅かった。
 始まって、30分以内に数人が立って会場をあとにした。トイレに行ったのか、帰ったのか気になるのは初めてだった。しかし、あとからあとから沢山の人が入ってきたので、本当に良かった。
 質問も活発で、時間まで過ごせてよかった。これが、余っている時間が気になっていると、後味が悪くなる。
 終わってから、控え室に戻る。主催者から、今日の講演料を頂いたが最初の金額にしては多いと思った。私の基本的な時給は2万円だ。その額だった。しかし、それは現在の精通している業務だからで、この成年後見に関してはまだ素人の域を出ていない。
 また、
 「これからも、このような大勢の会場ではなくこじんまりした会議でもお出で頂くことは出来ますか。」
 「勿論大丈夫です。」
 「よかった、地域保包括ケア会議などを想定しています。」
 「いつでも言って下さい。やはり、継続してひとつものものを作り上げていくことでないと、なんにもならないですから。」
 会場に、大きな社会貢献団体の担当者が来られていて、終わったあと訪ねてくれた。
 主催者側が控え室に面会者がいると伝えてくれて、お会いした。今度は一緒に何かを進めていきましょうと話をした。
 戻って、健康診断の定期検査に行った。
 腎臓の数値が一向に改善されずに推移しているので、その方面の薬が調合されることになった。尿酸値と高脂血症の数値が標準値にならない。
 太っていることが原因だと思う。
 その場診察を受けに行ったときに、長くなる話になったら
 「病院に居るので。」
 と、言って断ろうと思う電話を掛けた。
 ある大手の資格取得専門学校から中間的就労支援の、参加業者向けの講演を1時間依頼されていた。受けたが、どうやらただでさせる思いだと知った。自分たちは、受託事業として多くの金額を国から受けていながら、いくら福祉でも無料でそれも夜、遠方まで交通費も出さずにさせようとしているのが、分かったので断ることにした。
 この地域の人間は、とにかく金銭に汚い。
 「私のNPO法人の臨時の理事会があって、行けなくなりました。」
 「本当ですが、なんとかなりませんが、少しの時間だけでもダメですか。」
 「ちょうど時間が重なるので、無理です。これからも、地域包括からも色々話があり、無理ですね。」
 「それでは、こういった対応はどうでしょうか。話したかったことを文書にしていただいて、我々がその文書を読む。」
 「いいですよ、それだったら。」
 そんな話をして、なんとか逃げた。
 実は、この東京に本部のある大手企業だが、ことこの地域ではやることがおかしい。厚生労働省から、委託を受けて無料の介護事業者のための労働管理講座を開催している。その内容がお粗末だ。酷すぎる、つまり安い講師のために意味のない詰まらない時間潰しになっている。
 それを受託しているのも同じ会社だ。その、奴らとある程度接触をするようになったのは、中間的就労支援の事業を通じてだ。その会社が受託会社で請け負うのが我々だ。同じようなシステムで、以前、大東本社地域で就労の労働者を預かって請け負ったことがあった。
最初の話で、請負の金額が決まっているかのような話を市の立会のもとに話があったので受け入れた。暫くして、対象者がきた。会社でパワハラを受けて就労困難となった労働者の再就職の為の教育だった。
 契約書を出すように何度も言ったが、請け負った業者が契約書を示さずにスタートしてしまった。やっと、議員を使って契約書を出させると、なんと無報酬だった。
 市に抗議したが、
 「民間同士の契約だから、市は口を挟めない。」
 と、なったので契約せずに打ち切りとなった。
 同じよう轍をふまないようにと思って今度は対処した。名前の通っている会社なので安心した。
 そして、第1号という印象を与えるような話が担当者から来た。女性で、介護の仕事に興味があり将来はその方面で仕事を考えている人だという20代の女性を紹介して来た。
 面接をすることを決めて、日程も決まった。後日、電話で再度打ち合わせをした。
 話を進めていくうちに、男性だとわかった。
 「先日の話では女性だと言っていた。男性なんておかしいじゃないか。」
 「すみません。女性の方は連絡がつかなくて。」
 完全に不信感を持った。
 そのうえ、
 「なにか問題があるんじゃないか。その時になって、隠していた内容が分かるようじゃ困る。」
「実は、字が書けないのです。」
「知的障害ですか。」
「障害者手帳は持っていません。」
「字が書けないんじゃ、困るじゃないか。」
「PCはブラインドタッチができるくらいで、CADの操作もできると言っています。」
障害といっても、程度がわからないし無碍に断れないと判断して受け入れを決めたが、ある程度の仕事をしてもらうためには、やはり実績記入など文字が書けないとは難しい。
 しかし、どうやら正式な就労支援の要請ではないようが気がする。
 自分たちが請け負っている別の事業の実績を上げるために、ただ突っ込もうとしているような気がする。
 アルバイトでもなんでもという言い草や、契約書が第一ない。そのうえ、基本的な能力がない者を紹介することはないと役所は言っていた。
 腹の中では、既に断ることを決めている。こいつらはとんでもない奴らだ。
 このような内容とは全く異なっているのだが、先日、基本的説明会に行って来た「ドリームゲート」という組織のアドバイザー登録の申請をした。一次審査は書面、二次審査が電話での聴取。そして、最終審査が東京本部であったようだ。
 先日の説明会では、本当か嘘が申請申込者の半分程度の合格者だという。殆どが士業を生業としている者たちだ。コンサルティングを生計としている者だ。私は、ソーシャルビジネスを本当のビジネスとして全国展開したいと思っているのだが、サポートだけだ。運用はこの地だけしかしない。
 その申請の結果がメールで来た。合格したので、今後の日程を言って来た。新たな、目標だが出来た。



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