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トップハート物語(5498)立志伝敢闘編
19/12/13
2014年(平成26年)3月中旬。
 朝から雨模様だった。強く降っていた。雨は嫌だと思っても、今日は仕方がない。成年後見制度をテーマに、新規事業所の入居している団地集会所で講演会がある。地域活性化の一環として、実施されるものだった。 
 団地内の高齢化が進んで、活気がない。その打開策として、コミュニティビジネスを導入する考えに賛同して当NPO法人がプロポーザルに応募したのだ。クリアして、入居して2年目が終わろうとしていた。
 新たな事業所を作ると、新たな問題を引き起こす。色々あった。当初、3人の社員でスタートしたが、既にその3人はいない。何もできないのを隠して、他の者にさせることによって誤魔化していた。
 その大手電機メーカーからの男をやっと辞めさせる。下からの不満が抑えきれなかった。それが、下の者が他の業者に手を入れられて責任者も逃げて、ヘルパーさんの常勤社員も逃げてついにテコ入れだった。 
 泣く泣く、有能な社員を異動させた。管理は何とか形になっていたが、何しろ管理経験のない彼女も泣きながらついてきた。何人もの社員を入社させるがガラクタばかり。嘘を言って入ってくるので手に負えない。
 一番酷かったのは、
 『IT関係のプロジェクトでリーダーをして、部下をまとめて実績を上げていた』
との触れ込みだったが、全くPCすら稼働させられなかった。それもまた、自分の嘘を隠すために、指示された業務を業者に内緒で頼んでさせようとした。
 ケアの実績が十分あると、入ってきた者。初日の身体介護で、腰が痛くなって動けなくなったと、全く介護ができずに事務関係も出来ない。毎日出ては、帰って来ずに行方不明で過ごし、労災を適用した。
 実績を積んで資格を取得して働きたいと、ハローワークから紹介で来た男。ひと月、事務的な仕事しかせずに、時給1000円で20万円近く稼いでひと月で退社。その金でヘルパー受講し、どこかに就職。
 「夜も昼も、何時でも一生懸命真面目に働く。」
 そう、言われて雇用した中国からの帰国子女のお子さんで、20歳まで中国で生活していた。
 入社した途端、ずるい考えに逃げる。仕事を選ぶ。楽な仕事だけして、あとは平気で断る。ケア移動時間が異常に長く取り、仕事をしない。どうしようもない上に、自分勝手な言い草で、都合悪くなれば泣き叫ぶ。要求だけはする。
 脅しで、退職を示唆してきたので直ぐに受け入れたが、泣き叫んで取り消す。暫くして、また退職を言ってくる。相当な自分に自信があったのだろうが、無視して受け入れを伝えて、退職願を出すように何度も要求。やっと、終わった。
 入社して半年、妊娠が発覚した一番若手の社員。愛されるキャラクターで馴染んでいたが、妊娠した途端都合のいい要求をするようになる。言葉尻を掴まえて勝手に作り話で脅す。無視して、どうぞという姿勢を貫かせてやっと退職願を手にした。
 こいつらの問題もあるが、残留している表向きは一生懸命でひたむきさを見せる社員。しかし、経費の、特に携帯電話で私用電話を使い放題。指摘してもシラを切る。証拠を出して初めて認める。
 先月は、不思議な現象。収入が大幅に減ったのにも関わらずヘルパー、社員への支払い大幅増。50万円収益が減って30万円支払いが増えた。その理由を聞いても、
「分からない」
 の一点張り。
 事故が発生しても報告がなく、相手からのクレームで発覚する。
 訳が分からない、ゴタゴタ続きだが結果が良ければと我慢している。
 その事業所主催のコミュニティビジネスの触りだ。
 今回は無料で3回シリーズ。講師も無料で外部からの招聘。
 私は2回目の今日担当だ。30名近く集まって来た。雨の中、数分前に会場の集会所に入った。
 入って直ぐに、知的障害者が手を挙げて合図してきた。ほかの事業所のケアマネージャーも来ていた。前の方には、不動産関係の方も。施設に入所されている認知症の方や、夫が入所している介護者も。
 生活保護を受けている障害者の方や、以前、ケアマネジャーを担当していた利用者の配偶者も来ていた。
 あとは、当事業所関係の介護支援専門員、管理者、介護福祉士など大勢の大きな幅の方に囲まれて始まった。
 問題は、幅の拡い層だ。年齢も広すぎる。上は87歳下はそれよりも50歳下。半世紀の差がある。誰に、どの層に標準を合わせるか、ずっと考えていたが結論が出ないままにスタートした。
 最初に年齢の高い方に合わせて話を始めた。それで、ずっと行った。
 最初の1時間は、日本の国が置かれている位置や社会保障制度の維持を皆さんの主体的な活動がない上では成り立たない。地域包括ケアシステムの本質を、その言葉を使用せずに分かり易く説明した。
 結構、その高齢層には賛同を得た。話のやり取りが出来て雰囲気的には和やかだった。ただ、その年齢層ではない、その障害等のない層にとっては余り意味のない話だったかも知れない。
 一旦休憩して、残り30分は成年後見制度の実例をお話した。市が有料老人ホームに立ち入り調査した結果を公表しているが、その公表した権利擁護を侵した事件に対する処置として、成年後見に繋いだ方が11ケースあった。市長申し立てだ。
 終わってから、最近美味しくなったという回転寿司に行った。

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