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トップハート物語(5483)立志伝敢闘編
19/12/05
2014年(平成26年)2月下旬。
翌日の、緊急雇用対策重点プログラムの業務監査があるのでその準備を少しずつ行っているのだが、大丈夫だという安心感はない。ただ、いつも一夜漬けなので時間が足りるかどうか。つまり、出発までに資料作成や準備が間に合うかが問題だ。
 そんな時に、代表者印を貰いに先日フルマラソンを完走し、今度ハーフマラソンに記録を求めて挑む彼女が来た。先日引退表明した新谷仁美にそっくりなので、同じ長距離で期待をしている。
 「君のたっての望みでハーフマラソンの応援に行くことにした。どこで待てばいいかな。今度は記録を重視するだろうから途中で止まって「はいポーズ」という訳には行かないだろう。」
 「いや、大丈夫です。どこでも大丈夫です。この地区の居宅介護支援事業所管理者にも言われたんですが。どこでも。」
 「やはり気になるから、一番いいのはゴール地点だ。もう一箇所決めておこうか。」
 それと、昨日、相談のあったユニフォームの件だ。
 少し間を置いて今度は、新規事業所の管理者が来た。言いたいことがあったのだ。
 「12月と1月の収益と人件費を比較した。自分はどんな変化があるか分かっているか。」
 そういった内容を調べさせた。
 収益は30万円減っていた。しかし、登録ヘルパーさんの支払額は同額より少し増えていた。登録ヘルパーさんの実績より少し遅れて、社員の勤務実績が来た。その支払人件費は増えていた。そのうえ、新人が途中入社した。
「その総額みると、人件費総額で50万円増えている。収入が30万円減額だ。一体原因は何か、調べて下さい。」
 そう要請した。
 中々話がそちらに向かないので、問い詰める感じになった。
 「どうだ、調べたか。」
 「はい、あんなに人件費かかっていると思いませでした。」
 「そんなことはどうでもいい、原因が分かったのか。」
 「いや、分かりません。赤字になっていると思いませんでした。」
 「赤字かどうかなんて関係ない。経営は俺の責任だ。だから聞いている。その原因を把握しないと修正が出来ない。どうして原因が分からない。分からないということは、俺が介入していいということか。」
 「・・・・・」
 「原因が分からないとはどういうことだ。管理者がそんな把握できないと困るんじゃないか。」
 「・・・・・」
 じっと、瞳を開いて完全に泣いている。
泣いているが、涙が流れていない。
 「どうする。いいか、創業したばかりの時に俺個人で350万円を貸している。まだ、返して貰っていない。株式会社が220万円程度立て替えているものがある。合計600万円くらいだ。未収金が700万円位あるので、債務超過にはなっていない。いないが、早く正常な形になればと思っている。」
  じっと見つめて、我慢しているので止めた。
 「これから、つまり、来月は大丈夫なのか。ちゃんと把握していけるのか。」
 「はい。」
 「本当に大丈夫なのか。」
 「はい。」
 「それほど言うなら、これ以上言わない。」
 そう言って、止めた。
 言うに言えない理由があるのかも知れないので、ここで止めてしまった。
 入社まもなく、妊娠した未婚の女性社員の問題も話し合った。本人が社員でいることのメリットを考えているのだろう。中々、結論が出ない。
 「本人が今日病院に行くと言って居るのですが、行ってから考えますと返事して来ました。」
 「病院に行くかどうかは、会社での仕事とは関係がない。もう、本人も介護をする気がないのなら、早く結論を出して貰わないと。欠勤になっているので、社会保険は支払って貰う形になる。それを、伝えて下さい。」
 辞めて欲しいが、口に出すと問題になるのが今の日本の現状だ。
 午後から、日本一の社会貢献団体の本部を訪ねて、会長と面会した。3万人の会員を擁すると聞き、驚いた。
 予定より早く着いて、会長が来るのを待った。2時に約束だ。やっと、来てすぐに話をした。当非営利活動法人の紹介と、これからの協力関係を求めて訴えた。ぎこちない話になって、せいていたようだ。私は、まだ緊張する性格なようだ。
 しかし、心が通じたようで1時間ほど懇談した。
 「1m58Cmしかないが、舞の海のように大きな相手を倒すのが持ち前だった。いい体をしているからあんたも相撲をしていたのか。」
 「いや、私は剣道です。」
 などと、和気藹々のやり取りだった。
 これから、後見関係と地域支援事業などの組み合わせを考えながら、勧めていこうとしている私のプランを受け取ってくれたので、ホッとした。
 1時間ほど話をして、事務所に戻って仕事をした。
 何か、大物と会って気疲れをしてしまった。明日は、就労支援の持ち込み監査があるので、少し遅くまで書類を作った。

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