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トップハート物語(5448)立志伝敢闘編
19/11/17
2014年(平成26年)1月下旬。
 朝、何人かの訪問を受けて、忙しい。この守口の介護・支援管理者。サービス提供責任者、居宅介護支援事業所管理者。介護タクシー責任者。請求関係の担当者など。特段、特筆すべき内容はないが、報告を受けるだけで十分だ。
 ヘルパーさんへ支払いをした金額の過多について、退職する者の送別会、結婚する者の有給休暇の問題、介護タクシーの追加車両の提出、実績入力の間違いなどの報告だ。
 みなさんが去って、仕事に取り掛かった。単発で持ってくる社員の勤務実績の確認と給与計算。その時に、今度は後見申立の書類に必要な通帳などの管理をしている訪問介護事業所責任者が来て、寝たきりで移動困難な利用者を
 「何とか移乗して、銀行に同行し手続きを完了しました。」
そう言って、大役果たした安堵感があった。
 何しろ、首から下が麻痺しており緊急で入院。先日退院したが、これまで加入していた生命保険が満期となった。掛け捨ての保険で、意味のない保険を勧めた保険外交員に強い憤りを感じている。身寄りがなく、80歳を超えたので継続はしないと断っていたのにも関わらず、
 「書類での告知が無いので自動更新になり、今月から今までの保険料より3倍の保険料が口座から引き落とされます。」
 と言って来た。
私はまだ後見人ではないが、委任状を貰って対応した。結果的に、
 「方法がひとつだけあります。預金口座の残高を保険料の34000円以下にして、二ヶ月間放置して頂ければ、自動解約になります。」
 その手続きをしたくて、ご本人が動けない状況を話して自宅での解約手続きをして貰うように、ゆうちょ銀行に相談すると拒否された。
 このような、寝たきりになったり認知症になったり自力で手続きができない老人がこれまでも、大勢居たはずだ。一体このような方たちの預金はどうなっていて、どう処理されたのか。
 時間は一刻も争う。27日が引き落とし日なのだ。まだ、安静の指示が出ている利用者の身体をどうやって車椅子に移乗させるか、訪問看護が立ち会うことになった。
 ところが、
「サービス提供時間になっても訪問看護が来ない。連絡すると、遅れるという。そのうえ、『普通に移乗して下さい』と言うだけで、だったら医師の指示はなんだったのか。時間がないので、恐る恐る移乗して、銀行に連れて行くことができました。」
 そう言って、処理状況とその映像を見せてくれた。
 午後1時からは、NPO法人で雇用する男性の面接と契約。既に働いているので、形だけの最終確認だった。まだ初任者研修を終えたばかりで経験がない。希望は20万円だ。その金額を最初から出す訳にいかない。サービス提供責任者クラスの力と資格と経験が必要だ。
 いろいろ考えた挙句
 「基本給は18万円。君が希望している休日も出勤ということを考慮して、週休1日で行くと超過勤務手当を入れて22万円程度になると思う。それでいいか。」
 「ありがとうございます。」
 そう言って、
 「早く仕事に慣れて、みなさんの困っていることに対応できたらいいと思います。」
 そんなことを言っていた。
 予定より多く1時間ほど話をした。
 「彼女はいるのか。」
 「いやまだです。」
 「うちのその事務所の社員6人は全員シングルだ。」
 趣味はギターを弾くというので
 「今度何かの機会に歌って貰おうか。」
 「いやギターは弾けますが、歌は残念なんです。」
 「ハーフのLILIKOか。ハーフとしては残念な・・」
などと、話が盛り上がっていた。
 責任者も
 「最近の男性では一番だと思う。
 そう言って、期待していた。
 終わって、急いで銀行と法務局に向かった。
 遠方なので4時ころに戻って来て、一旦マンションに戻って一眠り。
 7時から、研修センターにてNPO法人立ち上げの準備会。
 これがひどい。折角、顧問弁護士から後見事業の懸念をして貰っていてもう一つのNPO法人を立ち上げることを決めた。
 たまたま、国会議員の勉強会をして継続を図ってNPO法人への衣替えを持ち掛けられて受け入れた。昨年の立ち上げの勉強会に続いて、この日の夜7時から研修センターにて実施した第二回目の勉強会と称する会合は悲惨だった。理事長として考え支えようと思っていた人物の性格上の問題が顕になったのだ。
 前回は、
「自分が参加したボランティアで昼食におにぎりが1個しか出なかった。せめて2個出すのが当たり前。」
 という話を延々何十分もした。
 今回は、やはり
「自分が行っている精神障害者の支援時間が自分に断りなしに、16時間減らされた。」
 そんな話を延々30分もした。前回参加した多くの人は見えなかった。今回の件で、居なくなるのではないか。そんな懸念を抱えても、その話を延々して終わらない。我慢できずに、私も爆発した。
 「勝手に決めたというが、市が勝手に決める訳がない。きっちりして手続きを取って決めたはずだ。それが、援助しているヘルパーに何の聴取もなかった。一番現場の人間が知っているなどというが、変更するたびに現場のヘルパーさんに聞いていたらどうなる。機関決定時点で、ケースワーカーなり市の職員が本人面談などして判断している。専門家は自分だというが、単なるヘルパーとしての経験、それも初めてのガイドヘルパーなのに、言っていることに正当性がない。」
 それでも、納得行かない。
 ああでもないこうでもないと、およそNPO法人を作るための準備会とは思えない自己中心の話に、みんながうんざり。
 そのために、強く私も言い怒号に近い言い方となった。
 「オレは30年も統合失調症の妻を面倒見ている。」
 「だからどうだと言うんだ。そんなのは関係ない。だから、自分の意見が正しいとうのか。そんな人たくさんいる。それが専門家だというなら、介護をしている人がプロだからその人たちはヘルパーさんを依頼できないだろう。そんな、家庭の事情など持ち出してきて、制度の手続きと全く関係ない。」
 そう言って、怒鳴ったが効果が無かった。
 相手にせず、あきれ果て黙った時にやっと奴も我に返った。
 「統合失調症の方に思い入れが強くなって、手続きや制度はわかります。愚痴になって、長い時間話をしてしまって申し訳ない。」
 やっと、我に返ったようだ。
 もう、それでも時間がない。1時間の予定だった。大半を、そんな自分の仕事の愚痴を長々と話して、最近のこの手の男はこんなどうでもいい話が多すぎる。そして、なんの成果もない。
 最後の、制限時間を超えたが
「今後どうするのか、次はどうしたらいいのか。」
 と、奴が私に聞いて来た。
 会を進行中も、再三私の名前を出して相談したとか、話を聞いたとか、私に意見を求めるとか、如何にも私が後ろで糸を引いていますというようなものだ。
 この会で何かをするというのは、厳しいと思って次の手を打つような気持ちを持った。
 来週、エンディングノートを中心に事業展開しようと考えているグループを立ち上げている。その会合があるので、そこで新たな組織を動かそうと考えた。まだ、それぞれの方にはお話していない。
 準備会が終わって、隣のイオンモールで食事をすることにした。8時半に刺身中心のお店に行ったが、いつも一杯だったお客さんが一人もいない。金曜日にこんなお客さんの入ではどうしようもない。周りの店すべてがこんな調子だ。

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