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トップハート物語(5392)立志伝敢闘編
19/10/18
2013年(平成25年)11月下旬。
今は、直ぐに新幹線に乗車出来るようにホテルに宿泊している。新阪急ホテルアネックスでの記載だ。
 妻から義父の逝去を告げられてスケジュールと格闘。96歳の大往生だ。最後まで認知症を発症するわけでもなく、自分の思うように人生を計画的に生きて来た。戦争から戻ると、農業の傍、収入を株に注ぎ込んだ。近隣では変人扱いだったという。
 それが、どうだろう。すっかり財産を形成して配当で悠々自適の生活。朝は4時頃に起きて習字、ラジオを聞きながら経済や政治の動きを吸収。昼間は適度に動いて夜は早寝。いつも夕方前に 入浴する。その火の後始末が不完全で母屋を全焼。新聞にも掲載されたほど。
「新しい家を建てられるから良かった。」
と言って、ヒノキの大きな家を新築。其の間、周辺にある自分の持ち物である空き家を整備して居住。
ここ数年、毎年、体調を崩して入退院を繰り返していた。数年前には、危篤の連絡に妻と一緒に実家近くの伊香保温泉に前夜遅く到着して宿泊。翌日、病院へ向かう積りで連絡すると
 「退院してデイサービスに行っています。」
とのことだった。
 そのような事が度々あったので、その様になる事を期待していたが願い叶わず。
朝一番で、出発して出来るだけ処理して置こうと思った。銀行で、講師の報酬十数人に振込、被後見人がお世話になる高齢者賃貸住宅に向かった。老人保健施設に入所している被後見人は、先日骨折するまで要介護1だった。もう1年以上お世話になっているので、一旦、退出する事となった。
 そのお世話になる先を、知っている高齢者専用賃貸住宅にお願いしたのだ。それの挨拶だ。数年前から行き来があり、職員も知っている。当初の施設長は十数年前からの恩を受けた方だった。その方が、新たに出来た特別養護老人ホームの施設長となった。
 次の施設長がその下にいた女性だったが、まだ若い。三十代のそれも前半の方だ。人当たりも良く、責任感も強そうだった。
これから戻り、午後から8時間拘束の研修を夜8時迄受講してホテルへ宿泊するので、長くても30分程度に収める積りだった。ところが、私が行っている後見事業をNPO法人で立ち上げて2年になるなどの説明をした。
「沢山お願いしたい人がいるので助かります。」
などと言われたので有頂天のなり、口調も絶好調に。
「代理の方が見えますと言われたので、誰かと思ったけれど佐藤さんが代理の方でしたか。驚きました。」
 其の間、引っ切り無しに電話が鳴り、彼女が応対していた。
「私が一人で何もかもしています。人が居なくて。」
「どこの介護業者も言います。人が居なくて、人材不足だと。しかし、そこに勝機が有ります。」
 そう言って、採用ミスのリスク低減策や各種人材確保、育成などの助成金情報を提供した。合わせて、全国的なそれを解消する為の手段を提供する組織化案を少しだけ話した。
自分の思いや生い立ちの話になった。
「私は仙台生まれの仙台育ち。自宅はさいたま市ですので、この土地の人間の心情が分からない。友達が居ない。金を貸したら戻って来ない。約束は守らない。時間も守らない。」
「そうです。私はこの土地の生まれで育ちました。親から人にお金を貸してはダメ。友達付き合いをやめたかったら貸しなさい。お金を渡したら上げたと思いなさい。と教えられました。」
そんな、この土地の気質を話し合った。
私が出版した書籍の話になった。2年前の話だ。
「施設長が初版本にサインをして貰ったと自慢して見せていました。私も読ませて貰いました。面白くて一気に読みました。次はいつ出るんですか?」
「そんな、恥ずかしい。本当は毎年出すつもりだったのですが、次のメインにどうしても避けて通れない事件があり、その対象者が当社にまだ在籍している。本人が居るのに書けないです。いいことだったらいくらでも良いのですが、利用者の死亡事故と親族の恐喝や新聞記者との攻防があり、矢張り時期的にうまくないと判断しました。」
被後見人の入所契約などで訪問したのだが、関係のない話に終始してしまった。
時計を見ると既に1時間も経過してしまった。
群馬県沼田市に向かう新幹線の中で記入している。まずは、東京駅に向かっている。
抜け出してきた時には、事務所に戻る予定の11時を過ぎていた。どうしても、被後見人の例の社会福祉協議会から借り入れ督促状が来ていた借入金の元金だけでも返済したかったので、郵便局に寄った。
本局は人が多く、待つのが嫌だった。ところが、近くの小さな郵便局に入って順番のカードを取ろうと券売機に近づくと同じようにしようとした、年配の厚化粧のオバサン。近所のデイサービスのオーナーだ。不快で顔も合わせたくない人だった。
運転の女性がトイレに行きたいと言うのでコンビニに立ち寄り、事務所に戻り、慌ててマンションに戻って来たが、既に12時15分前。着て行くスーツを取り出しウエストサイズの合うものを探した。
つい先日には94センチを記録。流石に慌ててストレッチをする毎日。やっと91センチが履けるまでに回復。それにしても、76センチのスーツが見つかったりして。大騒ぎして、予定より1時間遅れで出発した。
夜8時に講習が終わるので、そのままホテルに宿泊する事にした。翌朝は早い時刻に新幹線に乗車しないといけない。私の住むマンションからでは遠いので厳しい。当日申し込みで新幹線の駅近辺のホテルに電話を掛けまくったが、何れも満室。
仕方ない、車で20分程度の移動出来る範囲のホテルにアタック。やっと確保出来た。繁華街の一角にあるホテルなので、外食しようとしたが、歩いても、歩いても飲み屋ばかり。講習が8時に終わり移動に1時間。探すのに、1時間。やっと場末の食堂で500円の天ぷらそばを食べる。部屋で食べるケーキなどを購入して、ホテルに投宿したのが11時過ぎ。就寝。


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