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トップハート物語(5381)立志伝敢闘編
19/10/13
2013年(平成25年)11月中旬。
 雨が降っていた。先日、父危篤の報に接して、妻が実家に戻った。既に数日が過ぎた。小康状態だとメールが来ていた。自分の予定をどうするか、動かせるものを動かせていつ連絡が来ても戻れるように準備をするか、迷っていた。
 動かせないのだ。やっと、来週の月曜日に終日担当だった就労支援講師を振った程度で、ビッシリと予定が詰まっている。動かせないのだ。
 日々が過ぎて行く、既に11月も半ばに差し掛かってしまった。年末だということもあるだろうが、押し迫った感がある。今年は例年あったクリスマス会が、幹事の負担が大きいので集まらずに中止となった。その分、福祉車両と軽自動車を購入した。350万円程度掛かる。既に支払いを済ませた。
 支払いといえば、外注として研修関係の募集を依頼している。その9月分の支払いがされていないとメールが来た。
『さて、9月30日締めをもって、ご請求いたしました9月分品代金52,500円ですが、お約束期限の10月31日を過ぎて、現在にいたりましてもいまだにご入金が確認できておりません。
恐らくご多忙に紛れてのご失念かとは存じますが、どうぞ至急ご確認下さいまして、ご入金いただきますようお願い申しあげます。 』
 調べると、ちゃんと10月5日に振り込んである。そうすると、
 『7月、9月、10月は振り込まれてあるが、8月がない。』
 先程は、9月が振り込まれていないと言ってきた。今度は8月分がないと言ってきた。
あくまでも、その会社は一部上場会社だ。
 研修センターの責任者が窓口となって対応しているが、
 『8月分が振り込まれていないので、9月に入金されたものを8月に繰り入れたので、8月分が振り込まれていない。』
 などと、メールして来た。
 調べると、8月13日に入金してある。通帳に記載されている。それを、伝えて貰うように研修センターの責任者に連絡した。すると、メールで
 『本日ご連絡いただきました8月13日のご入金について、
再度経理にてお調べいたしましたが確認が取れておりません。
大変お手数ですが、お振込みの控えをFAXかPDFにてお送りいただけないでしょうか。
(お振込み日時・お振込み先口座・お振込み名・金額などの記載があるもの)』
 そう送ってきた。
 面倒だが、遡って8月の振込控えを探した。ちゃんと、あるのは当たり前なので、それをFAXで送付した。
 返事がない。一体どんな経理処理をしているのだ。
 そういえば、先日フィリピンで逮捕された、長野県建設業年金基金の元事務長は多額の横領をして24億円の使途不明金を出した。
豪遊して、女性に引越し費用として500万円とか高級腕時計280万円とか、車も超高級者を乗り回して、高級寿司店「久兵衛」の職人を同行させて遊びに遊んだ。使ったものは戻らない。
それに引き換え、河内長野市の生活保護課の職員が2億7000万円横領したが、捕まった時に4億円に増やしていたという。その奴の方がどれだけ立派か。証券会社や年金や基金担当者などは、その人に運用を依頼したらいいと思う。
 振り込め詐欺が今年は既に339億円に達したという。被害者の年代は人を信用する、昔の日本人だ。加害者は口がうまく騙してでも自分の利益を図る若い年代だ。どちらも、プロだ。人を信用するプロと人を騙すプロ同士が、真逆なのだから簡単に引っかかる。
 午前中は振込が中心だった。今朝、賞味期限の切れていた団子を朝食として頂いた。効果覿面だった。すぐにお腹の調子が悪くなり、我慢に我慢を重ねていたが、ついに我慢できずに振込があるので隣のイオンモールに行ってトイレに駆け込んだ。
 終わってウオシュレットを使用したいと思ったが作動しない。このイオンモールのトイレは開店と同時に、多くの高齢者がなだれ込んでトイレに入って出てこない。あれこれ壊したり、トイレットペーパーを持ち去ったり。マナーが最低。
 経費台帳をつけたり、結構落ち着いた時間を過ごした。メールを確認すると、先日、渋谷の本社で会ったIT関係の事業者から連絡が来ていた。事業を開拓しようと積極的な展開をしていて、全国で説明会などをしているのでその説明会を利用させて貰おうとアクションを起こしたのだ。
 『人材事業、助成金関連の部署の担当をしております。
 お打ち合わせ日程についてですが、ご提示いただいたとおり12月2日(月)16:00にてお願いできればと思います。
 助成金を組み合わせた事業展開についてお話ができればと思っております。』
 私の本来の目的は、後見サポート機構とのコレボレーションだった。ところが、段々と話をしていくうちに、当社とのコラボレーションとの意思が強くあるようで、当社の運営をモデルとして展開していく方向、フランチャイズ的なものを視野に入れだした。
 12月1日は東京の池袋にある立教大学にて「認知症カフェ」の展開についてのフォーラムがあるので、参加する。その日は東京に宿泊するので、その日を指定していた。しかし、その時間だと終わってから戻るかどうか考えたが、多忙でもあり、夜遅くても帰ることにした。
 それと、併せて動いていた日本最大の無店舗サイトの担当者からメールが来た。年末商戦が始まるので早目に結論をというわけだ。まだ、体制が整っていないので、全国展開は無理だ。
 一旦昼食で部屋に戻った。余り物を使って、新たな購入はしないようにしている。いつ、実家の沼田に行かなければなくなると思っている。
 島倉千代子さんが、亡くなる数日前にレコーディングした曲を聞いた。息が荒かったが、歌は素晴らしく、流石だと思う。あの、スーちゃんが亡くなった時に流れた、亡くなる前に録音された声が今でも耳に残っている。あの時と同じように、島倉千代子さんも録音した。その声を聞きながら、脳が空白になった。
 以前当社にて社員として勤務していた、ガンの告知を受けた方がしばらく休養のあと、登録をして再度働き出した。しかし、昨日、救急車で運ばれたと報告を受けた。
 物静かな、責任感があって真面目な働き振りだった。思い出す。最初に入院した時に、介護管理者に指示して
 「幾らでもいいから、百貨店で高級な果物でも買って見舞いに行ってくれ。」
 そう言って、病院へ差し向けた。
 戻って来て持って来たレシートを見ると、そこに信じられない文字が印字してあった。
 高級キムチ@5000 6個。つまり、3万円の不正使用だ。だれが、入院しているそれもガンの患者にキムチを6個も見舞いに持っていくか。こんなことを平気で出来る介護管理者は、いつの間にか何も言わずに消えてしまった。信じられないことだ。
 午後になって、この守口の居宅介護支援事業所管理者からメールだ。ミスしてしまったという。ローカルルールを知らずに、手続きを怠ったので詰問されているという。この地区の方がローカルルールかも知れないのだ。
 というのも、最近は隣の市、また隣の市への開拓を怠らない。その遠方の市でのことだ。要介護者が要支援になった。その月のうちに変更手続きをしたらいいと思っていた彼女、担当者会議でのことだが、ケアに入る前に要支援の計画書を市役所に提出する必要があり、それが受け入れられてからの要支援のサービス手続きだというのだ。
 事前承認を貰う前にサービスを入れてしまって、その分のサービスは自費だと言われて
『お宅の事業所で自費になった場合はどのように対応するのか、と厳しく咎められた。もしかしたら3人いるので、全て経費を負担することになる。どうしたらいいですか。』
 『社員のミスは経営者としての私のミスです。当然会社にて負担します。安心して、次の為に学んで来てください。』
そう、メールした。
 そういえば、同じ市において活動している大東市の居宅介護支援事業所の管理者も、先日、ローカルルールに翻弄されて深刻に相談してきた。
 認定調査を沢山受けているが、その認定調査をする際に市から認定調査員に通知があり、その通知に申請者の調査同意を得る部分がある。その書類を持たずに調査を5年に亘って行って来たと指摘されて、呼び出しをされたのだ。
 その際、大分脅されたようで、真面目な管理者は悩んでいた。
 「謝ったのですが、謝って済むものでもないと言われて。もしかしたら、認定調査料を返金とか事業停止、悪ければ事業取り消しになるんじゃないでしょうか。返金でも、5年分だったら相当の金額になります。」
「大丈夫だ、心配するな。問題になったら自分たちに跳ね返る。多分、内部監査で事務処理がしていないのを指摘されたのだろう。もし、返金となったらその調査自体が無効になる。無効になったら、それまで5年に亘ってお前が認定調査して認定審査会で認定された結果が全て遡って無効になる。それを、市がするわけがない。安心して。何もないよ。ただ、謝罪だけはしなさいよ。分かってやっていた訳じゃない。それに、認定調査の契約は俺が代表者として行っているのだから、処分されるなら俺が呼ばれる。お前が呼ばれたということは、お前の段階で処理される。つまり、正式な処分はなく説諭だけだ。」
 それは、その通りとなって、ホットして彼女は戻って来た。
 社員の連絡会が終わって、今回の問題の彼女が戻ってきた。
 「あれから、市役所に行って謝って。結果的に顛末書の提出だけで終わりますので、顛末書ってどういうふうに書いたらいいのか指導をお願いします。」
 そう言って、いきさつを話しだした。彼女は、常日頃、表現力が弱く言葉がうまく話せない。何を言っているのか分からなくなる文脈なのだ。途中から、そのようになり、私がまとめてあげようと思ったが、
 「悪いけれど、どんな表現でもいいから文に書いて。あと俺が修正するから。」
そう言って、打ち切った。
 その前に、当社1期のヘルパーさんが来た。私とNPO法人常勤理事が同期だ。最初からいてくれて支えてくれている。いつもこの時期になると、収入が問題になる。103万円、130万円などの限度額に悩ませるヘルパーが多い。
確定申告しようとしたり、その限度額以内に収めようとしたりしているヘルパーさんばかりではない。無視して多額の業務委託料を貰っていながら確定申告を無視している者が多い。
 彼女は真面目なので、130万円以内に収めたい。その相談だ。彼女は介護タクシーの移動もしてくれているので、まず、契約単価を下げて経費としてガソリン代を支給する。車の修理やタイヤ交換など、移動で使っても貰っている車両経費などを充てる。
 多くの往来が一段落して、夜に由紀ちゃんが来た。新たに介護責任者になって苦労しているのは、ヘルパーさんの管理だ。優しすぎるから、舐められている。
「不要なまたはトラブルを引き起こすヘルパーは早くから処置するように。新たなヘルパーさんの確保を心掛けるように。」
 そうは言っても、中々性格は変えられないので少しずつ新たなヘルパーさんの確保を模索したいと思う。
 「勝手に利用者を病院に連れて行って、ケアマネジャーから担当ヘルパーを変えるように言われたのですが、その辺りにヘルパーさんが居なくて。担当のサービス提供責任者が注意したのですが、その分は要らないと言っていて『そんな問題を言っているんじゃなくて、勝手な判断で連れて行くことを言っている』と、厳しく指導しています。」 
 笑ってしまった。
 その指導しているサービス提供責任者は、私が持っているケースの利用者を計画のない病院に私に断りもなく、利用者から言われたと連れて行って私に厳しく咎められていた。
 夜、うつらうつらしていると、埼玉の白岡でマッサージ店を開業しているポリテク埼玉の同級生から電話があった。
 彼と私には23歳の年齢差があるが、なんと気が合う。
 忘年会の企画だ。いつにするか、誰を参加させるか。私どもは、NPO常勤理事に新規事業所の責任者。加えて、守口市居宅介護支援事業所管理者兼介護支援専門員を連れて行くことを決めている。この土地から、埼玉や東京に出て行くのだ。大きな忘年会だ。

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